Adobe Reader では、PDF ファイルをテキスト形式で保存することができます。
テキストとして保存
Adobe Reader では、[ファイル] メニューから [名前を付けて保存] - [テキスト] を選択することによって、表示している PDF ファイルをテキスト形式で保存することができます。
注意 : ファイル作成者が PDF に対してセキュリティ設定で保護した場合は、Adobe Reader からテキスト形式で保存することはできません。


PDF ファイルをテキスト形式に保存することによって、PDF 文書のテキストを簡単に再利用したり、MSAA 対応でないスクリーンリーダーを使用して内容を読み上げることができます。


追加情報 (ADDITIONAL INFORMATION)
スクリーンリーダーとは
スクリーンリーダーは、パソコンの画面を音声で読み上げるソフトです。主に視覚障害者用に使用されています。
文書の本文を読み上げるだけでなく、ファイルのオープンやクローズ、メニューやダイアログ項目、アプリケーションが表示するメッセージ、入力内容など、画面上のさまざまな情報を、合成音声で読み上げることができます。ただし、スクリーンリーダーが対応しているアプリケーションと対応していないアプリケーションがあります。また、読み上げることができても、実際に視覚に頼らずに使用することが難しいアプリケーションもあります。Windows が導入された当初は、GUI の音声化が困難で、かつ必要な技術や情報が Windows 側に用意されていませんでしたが、1997年になってようやくマイクロソフトでも MSAA (Microsoft Active Accessibility) というアクセシビリティのためのアプリケーション・プログラミング・インタフェースを発表しました。
MSAA (Microsoft Active Accessibility) とは
アシスティブ・テクノロジ・ソフトウェアのための API。MSAA では、オブジェクトのタイプ、名前、位置、現在の情報などを提供する。Windows アプリケーションは、MSAA に準拠したオブジェクトを用意することで、必要な情報をスクリーンリーダーに提供できる。
Adobe Reader について詳しくは、こちらもご確認ください。