Character Animator : はじめに
Adobe Character Animator は、オリジナルのイラストから表情豊かなキャラクターを生み出せるキャラクターアニメーション制作ツールです。
Character Animator では、Adobe Photoshop や Adobe Illustrator で作成したキャラクターのアートワークを読み込み、アニメーション化できます。このためには、まず、カメラ、マイク、キーボード、マウス、またはタッチスクリーンを使用して、あなたの動きをキャプチャします。あなたが動くと、Character Animator があなたの顔の表情を模倣し、あなたの言葉に合わせてキャラクターの口を動かします。Character Animator では、キャラクターの動きを構成するあらゆる要素をきめ細かく制御できます。
Character Animator 2015.3 の新機能
Character Animator のインストール
Character Animator は After Effects CC の一部としてインストールされます。ただし、これは独立したアプリケーションであり、After Effects とは別のウィンドウで起動できます。
- After Effects CC を起動します。
- ファイル/Adobe Character Animator を開くを選択します。
初めてのキャラクターの作成
Photoshop または Illustrator でキャラクターを作成し、キャラクターの構造パーツ(耳、目、頭、腕など)を用意します。各パーツは個別のレイヤーに配置します。 パペットの構造は、Photoshop または Illustrator ドキュメント内の構造によって決まります。
詳しくは、アートワークの準備を参照してください。
パペットの作成
パペットとは、Photoshop または Illustrator のアートワークから作成されるキャラクターです。パペットをコントロールしてパフォーマンスを作成します。いつでも Photoshop または Illustrator に切り替えて、アートワークを変更できます。
詳しくは、パペットとパペット構造の編集を参照してください。
パペットをシーンに配置
シーンには、パペット、オーディオファイル、記録された「テイク」が含まれます。シーンの内容はシーンパネルに表示されます。パネルの内容はパンおよびズームできます。
詳しくは、シーンを参照してください。
Web カメラでパペットをコントロール
あなたの顔をキャラクターに向け、顔から Web カメラまでの距離を適切に取り、自然な表情を作ってから、「基本姿勢を設定」をクリックします。あなたの顔にトラッキング用の赤い点が表示されます。
パペットが特別な名前(例えば「頭」、「左眼」、「口」など)の付いたレイヤーで構成されている場合は、あなたが Web カメラの前で様々な顔の表情を作ることで、パペットの表情をコントロールできます。パペットの足に特別な名前のガイドが設定されている場合は、それをマウスでドラッグできます。
パペットのビヘイビアーの調整
パペットをコントロールするにはビヘイビアーを適用します。顔のトラッキングは、ビヘイビアーの一例です。ベクトルアートワークの自動ウィグルも、ビヘイビアーの 1 つです。ビヘイビアーには、必要に応じて動きを調整するためのパラメーターがあります。
詳しくは、ビヘイビアーを参照してください。
パフォーマンスの録画
シーンのパペットのパフォーマンスは録画中にキャプチャできます。シーンの録画はテイクと呼ばれます。複数のテイクを録画して、編集し、結果を調整できます。シーンとは、ライブでコントロールできるパペットとテイクを組み合わせたものです。
詳しくは、録画と再生を参照してください。
録画の書き出し
シーンを必要な方法で記録したら、それを書き出して After Effects や Premiere Pro などの他のアプリケーションで使用できます。Adobe Media Encoder によって監視されている監視フォルダーに書き出して、録画をムービー形式で保存するプロセスを自動化することもできます。
詳しくは、書き出しを参照してください。