Adobe Captivate で質問のスライドを手動で追加する代わりに、CSV ファイルから質問バンクを直接読み込むことができます。コース内で多数の質問を追加する必要がある場合は、CSV 形式のファイルを作成し、そのファイルから質問を読み込むと便利です
CSV とは、Comma Separated Value(カンマ区切り値)の頭字語です。CSV 形式のファイルでプレーンテキストを使用して、質問を作成することができます。 CSV ファイルとして保存されたファイルは、Adobe Captivate または Moodle に読み込むことができます。

CSV 形式の質問がない場合でも、CSV 形式ファイルで質問のフォーマットを素早く設定することができます。その後、そのファイルを .csv ファイルとして保存してから、Adobe Captivate に読み込みます。以下に、CSV 形式の一般的な構文を示します。
ルール | 説明 |
//質問タイプ | サポートされている質問のタイプは、MC、TF、MAT、FIB、SA です。 質問タイプのセルの横にある矢印を使用して、作成したい質問タイプを選択します。 |
//ポイント | 質問に割り当てるポイント。0 ~ 100 までのポイントを割り当てる必要があります。 |
//質問ステム | クイズの質問。 すべての質問で、質問ステムが必要になります。 |
//解答オプション 1、2、3、... | 解答オプションは必須です。 各オプションを順に入力します。 |
*(アスタリスク) | 正解の先頭にアスタリスク(*)を付けます。 アスタリスクを使用できるのは、〇X形式の質問と多肢選択形式の質問の場合だけです。 「空欄を埋める」という質問タイプと「短い答え」という質問タイプの場合、入力されたすべての解答オプションが正解とみなされます。 これらの質問タイプの場合、解答オプションにアスタリスク(*)を付加する必要はありません。 |
*(アスタリスク) | 〇X形式の質問では、「〇」と「X」の解答オプションが必要になります。 正解の先頭にアスタリスク(*)を付加します。 |
|(パイプ) | 「空欄を埋める」という質問タイプの場合、解答オプションの先頭にパイプ(|)を付加します。 以下に例を示します。 太陽は | からのぼる。 |
|(パイプ) | 質問タイプが「照合」の場合、解答の選択肢とそれに対応する項目をパイプ(|)で分割します。 例えば、「Captivate | Adobe」などのように指定します。 |
|(パイプ) | 多肢選択形式の質問でフィードバックを指定する場合は、解答の選択肢とそのフィードバックをパイプ(|)で分割します。 例えば、「Captivate | That’s Correct!」のように指定します。 |
注意:
CSV ファイルに追加された代替文字は、Captivate では正しく表示されません。 例えば、「Québec」という単語を CSV ファイルに追加した場合、Captivate では「Qu颥c」と表示されます。
この問題を解決するには、代替文字を入力する際に、CSV ファイルを UTF-8 CSV ファイルとして保存します。
Excel で、「ファイル」、「名前を付けて保存」の順にクリックし、「ファイルの種類」で「CSV UTF-8(カンマ区切り)(*.csv)」を選択します。
質問が読み込まれた後、その他の Adobe Captivate 質問スライドの場合と同じように、プロパティを指定することができます。クイズのプロパティについて詳しくは、「クイズのプロパティ」を参照してください。
注意:
CSV 形式の質問を質問プールに読み込むこともできます。詳しくは、「質問プールの作成」を参照してください。
手動で CSV ファイルを作成するだけでなく、マクロを使用して CSV ファイルを作成することもできます。 サンプルの CSV ファイルと同じ場所に .xlsm ファイル(CSVQuestionsCreationMacro.xlsm)が保存されています。
マクロを使用するには、以下の手順を実行します。
-
必要な情報をフォームに取り込み、以下のボタンをクリックして追加のアクションを設定します。
- 質問を追加:QuestionsCSV ワークシートに質問を追加するには、このボタンをクリックします。
- 入力フォームをクリア:フォームをリセットするには、このボタンをクリックします。
- CSV に書き出し:QuestionsCSV ワークシートから CSV ファイルを作成するには、このボタンをクリックします。作成した CSV ファイルは、Captivate に読み込むことができます。ファイル名の入力画面が表示されたら、ファイル名を入力します。
- 説明に移動:説明が記載されたワークシートに移動するには、このボタンをクリックします。