この文書では、AEM Mobile 2016.14 の iOS 設定および署名のアップデートについて説明しています。
iOS アプリの設定および署名に関していくつか変更点があるため注意してください。これらの変更は 12 月 6 日にリリースされた 2016.14 で実施されました。Xcode からのアプリ生成処理の変更に加え、Xcode/Apple の新しいポリシーに対応するために必要な変更です。
変更の概要は以下の通りです。
1. アプリの署名
アプリの署名ツールのアップデートがリリースされています。お客様は AEM Mobile ポータルの Apps 画面からダウンロードできます。
お客様が旧ツールで新しいビルドに署名すると失敗します。
このツールを使用するには、以下の要件を満たしている必要があります。
- Java 7 JDK またはそれ以上を搭載していること
- キーチェーンに有効な署名証明書があること
- システムに Xcode8 が搭載されてること
このことを通知する警告は、アプリの処理時にも表示されます。例えば、お客様が新しい iOS ビルドを作成すると、アプリの署名ツールをアップデートするように警告が表示されます。警告には署名ツールのダウンロードリンクが表示されています。
システム要件に関する詳細については、以下の文書を参照してください。
https://helpx.adobe.com/jp/digital-publishing-solution/help/signing-apps.html
2. ATS 設定(HTTP接続)
iOS アプリを作成する際、アプリ内で HTTP 接続を有効にする新しい設定オプションが追加されました。
初期設定では、HTTP 接続は iOS によってブロックされていますが、これを許可することができます。設定項目にチェックを入れれば、HTTP 接続が許可されます。
コンテンツまたはアプリケーションから HTTP ホストに接続する場合は、設定項目にチェックを入れてください。例えば、HTTP 接続でメディアをストリーミングするような場合は設定を有効にする必要があります。
HTTP ホストへの接続が必要なアプリを既に所有している場合、それらのアプリは継続して使用できます。アプリケーションを更新する必要はありませんが、次回 iOS アプリをアップデートする際にこのオプションを有効にすることも可能です。
この設定変更は、Apple の ATS 要件に準拠するために必要な取り組みの一環であり、AEMM 2016.14 の一部としてリリースされています(DPS サポートは、1 月上旬に開始される予定です)。AEM Mobile サービスは準拠しています。
詳細は以下の文書を参照してください。
https://helpx.adobe.com/jp/digital-publishing-solution/help/building-ios-apps.html