オブジェクトを描画する方法 (InDesign CC)

Adobe Indesign には、オブジェクトを描画するためのツールが複数用意されています。この文書では、InDesign でオブジェクトを描画する方法について説明します。

A. 基本形状と直線の描画

ツールパネルの各種ツールを使用すると、直線や長方形、楕円形などを簡単に描画することができます。描画するには、描きたいオブジェクトに応じたツールをツールパネルから選択し、ドキュメント内でドラッグします。

高い精度でパスを描画したり、描いたオブジェクトを修正するには、コントロールパネルを使用します。

A-1. 直線ツール、長方形ツール、楕円形 ツール

線、四角形、円を簡単に描くことができます。Shift キーを押しながらドラッグすると、それぞれ水平/垂直の線、正方形、正円を描くことができます。中心からドラッグしてオブジェクトを描画する場合は、Windows は Alt キー、Mac OS は Option キーを押しながらドラッグします。

A-2. 多角形 ツール

多角形を簡単に描くことができます。多角形の頂点数の設定や、星型を作成することもできます。ツールパネルの多角形ツールを選択してドキュメントをクリックすると、多角形ダイアログボックスが表示されます。多角形ダイアログボックスで、頂点の数や星型の比率を設定します。

A-3. 鉛筆ツール

鉛筆ツールを使用すると、紙に鉛筆で絵を描くように、自由な線でオブジェクトを描画することができます。鉛筆ツールをダブルクリックすると、マウスやタブレットの感知度や、パスの滑らかさなどの初期設定を行うことができます。鉛筆ツールで描画したパスは、スムースツールでアンカーポイントの数を減らし、滑らかにすることができます。

A-4. ペンツール

高い精度で直線や滑らかな曲線を描画することができます。直線と曲線の組み合わさったオブジェクトを描画する際に便利です。 

B. オブジェクトの編集

描画したオブジェクトにカラーや効果を適用して、InDesign 上で精度の高いグラフィックを作成することができます。

B-1. カラー、グラデーションの設定

カラーパネルやスウォッチパネルでカラーを指定し、オブジェクトに塗りを設定します。グラデーションパネルでグラデーションを設定することもできます。各パネルは、ウィンドウメニューから表示し、オブジェクトを選択した状態でカラーやグラデーションを指定することで適用されます。

B-2. 線の設定

線パネルでは、オブジェクトの線の太さや形状、種類などを編集することができます。線パネルはウィンドウメニューから選択して表示します。

B-3. 複合パス

複数のパスが相互に作用することにより、パスに穴 (抜き) を追加したり、グラデーションを複数のオブジェクトにまたがるように適用することができます。

複合パスは、パスを選択した状態でオブジェクト/パス/複合パスを作成 から作成できます。

B-4. 複合シェイプ

単純なパス、複合パス、テキストフレーム、テキストアウトラインまたはシェイプを使用して、複合シェイプを作成できます。複合シェイプでは、それぞれのパスの形状モード、重なり順、シェイプ、位置、およびアピアランスを正確に操作できるので、複雑なシェイプを作成することができます。作成される複合シェイプの種類は、パスファインダーパネルで選択する結合方法によって異なります。

B-5. 角オプション

角のパスに対して簡単に効果を適用することができます。角の効果には、簡単な丸みのある角から複雑な装飾まであります。

B-6. 効果ダイアログボックス

効果ダイアログボックスでは、複数の効果を一度に適用することが可能です。効果の適用対象は効果の適用対象は、オブジェクト、線、塗りを個別に指定します。

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