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この文書では、Adobe Premiere Elements 14 に用意されているオーディオエフェクトの種類と適用方法について説明します。オーディオエフェクトを使用すると、残響効果の追加や、音程の微調整など、オーディオに特殊な表現を付加することができます。
Premiere Elements 14 には、19 種類 (Mac OS 版は 15 種類) のオーディオエフェクトが用意されています。用意されているエフェクトの名称と特徴は以下のとおりです。
エフェクト名 | Win | Mac | エフェクトの特徴 |
DeNoiser | ◎ | - | テープのノイズを自動的に検出して除去します。 このエフェクトは、磁気テープなどへのアナログ録音のノイズを 除去する場合に使用します。 |
Dynamics | ◎ | - | 不要なバックグラウンド信号を除去することで、 ダイナミックレンジのバランスを取り、 クリッピングや過増幅によるひずみを軽減します。 |
NewBlue Audio Polish | ◎ | ◎ | オーディオをクリーンにして向上させるオーディオポリッシュです。 ノイズ軽減、圧縮、ハイエンドの改善、残響音の追加 などの機能があります。 |
NewBlue Auto Mute | ◎ | ◎ | 信号が指定されたしきい値未満になった時にすべてのサウンドを カットするため、バックグラウンドノイズを軽減できます。 |
NewBlue Cleaner | ◎ | ◎ | ミックスから不要な多くのサウンドを除去します。 エフェクトにはノイズ軽減回路とトーン除去機能があるため、 ハムノイズなどの分離されたトーンを効率的に除去できます。 |
NewBlue Hum Remover | ◎ | ◎ | ハムノイズ除去では、サウンドトラックからハムノイズをスクラブできます。 |
NewBlue Noise Fader | ◎ | ◎ | 静かなサウンドのボリュームを徐々に下げて、 バックグラウンドノイズを減らします。 |
NewBlue Noise Reducer | ◎ | ◎ | バッググラウンドノイズを除去します。このエフェクトを使用すると、 オーディオの最低条件を下回るビデオショットをクリーニングできます。 |
PitchShifter | ◎ | - | 入力信号の音程 (ピッチ) を調整します。高い音声を低くする場合や、 低い音声を高くする場合に使用します。 |
Reverb | ◎ | - | ライブルーム(室内)で録音したようなサウンドの反響を加えることで、 雰囲気と暖かさをオーディオクリップに加えます。 |
チャンネルの入れ替え | ◎ | ◎ | 左チャンネルと右チャンネルの情報をスワップします。 |
チャンネルボリューム | ◎ | ◎ | ステレオクリップやトラックの各チャンネルのボリュームを個別に 調整することができます。 バランスエフェクトとは異なり、一方のチャンネルのボリュームを 上げても、もう一方のチャンネルのボリュームは自動的に下がりません。 |
ディレイ | ◎ | ◎ | オーディオクリップの音声にエコーを追加します。 追加したエコーは、指定した時間が経過してから再生されます。 |
ノッチ | ◎ | ◎ | 指定された周波数を中心値として、それに近い周波数を除去します。 |
ハイパス | ◎ | ◎ | 指定したカットオフ周波数より低い周波数を除去します。 低音域のノイズやこもり音を軽減するために使用します。 |
ローパス | ◎ | ◎ | 指定されたカットオフ周波数より高い周波数を除去します。 高音域のノイズや歓声、口笛などを除去するために使用します。 |
反転 | ◎ | ◎ | すべてのチャンネルのフェーズを反転します。 |
右チャンネルを 左チャンネルに振る |
◎ | ◎ | オーディオクリップの右チャンネルの情報を複製し、 左チャンネルにコピーします。 クリップの左チャンネルの既存の情報は破棄されます。 例えば、モノラルマイクをビデオカメラの一方のチャンネルにだけ 接続して撮影したフッテージショットのスピーカの音声を、 両方のチャンネルに取り込む場合に使用します。 |
左チャンネルを 右チャンネルに振る |
◎ | ◎ | オーディオクリップの左チャンネルの情報を複製し、 右チャンネルにコピーします。 クリップの右チャンネルの既存の情報は破棄されます。 |
エフェクトパネルからエフェクトをタイムライン上のオーディオクリップにドラッグするだけで、エフェクトを適用することができます。エフェクトの調整や削除は、適用エフェクトパネルで操作可能です。また、キーフレームを使用して、エフェクトの効果を特定の時間に指定したり、エフェクトの値を時間の経過に従って変化させることもできます。
ウィンドウ上部から「エキスパート」をクリックして、エキスパート編集モードにします。
タイムライン上部にある、「オーディオ表示を表示」を選択します。
アクションバーの「エフェクト」をクリックし、エフェクトパネルを開きます。
「オーディオ」を選択します。
エフェクトパネルから適用するオーディオエフェクトを選択し、エキスパートビュータイムライン内のクリップにドラッグします。
設定を調整するには、ウィンドウ右端の「適用エフェクト」をクリックし、適用されたエフェクトパネル内のエフェクトを展開して、必要に応じて設定を編集します。
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