Premiere Elements を起動して、パンとズームを適用したいプロジェクトを開くか、新しく作成します。詳しくは「プロジェクトを作って開いてみよう」を確認してください。
この文書では、Premiere Elements のパンとズームを使用して、静止画に動きを与える方法について説明します。
この文書は、 Premiere Elements 2018 を元に作成されています。その他のバージョンをご使用の場合、お手元の表示内容や配置が掲載画像と一部異なる場合がございます。
画像の一部を拡大縮小したり(ズーム)、フレームアングルを移動したり(パン)することにより、静止画も表現豊かなムービーに生まれ変わります。
-
-
タイムラインで、パンとズームを適用するクリップを選択します。
-
画面右にある「ツール」をクリックして、「ビデオ」タブ内の「パンとズームツール」を選択します。
-
自動解析が始まります。終了するまでそのまま待ちます。
-
「パンとズームツール」ウィンドウが開き、左下に数字が振られた枠(フレーム)が 2 つ表示されます。
1 の枠から 2 の枠に移動するムービーが生成されます。
ここでは、静止画全体から左の 3 人にパン(移動)して、少しズーム(拡大)するよう設定します。
フレームの移動方法
- フレーム内をクリックして緑の選択した状態にします。
- 緑のフレームをドラックし、表示させたい場所に移動します。
フレームの大きさの変更
- フレーム内をクリックして緑の選択した状態にします。
- 緑のフレーム内にカーソルをおくと、右下に「-」と「+」が表示されるので、拡大したい場合は「+」、縮小したい場合は「-」をクリックします。
※ クリックした対角を基準に大きさが変更されます。
※ 画面下部の「新規フレームを追加」ボタンをクリックして、フレームはいくつでも追加することができます。
-
左上に表示される「保持 n 秒」は、そのフレームで静止する長さを示しています。例えば「0 秒」の場合は静止せずに、すぐにフレームの移動が開始されます。
※ 初期設定では、フレームの表示の長さが 1 秒、枠間の移動(パン)が 5 秒に設定されています。
フレームの表示の長さを変更
- フレームをクリックして緑の選択した状態にします。
- 左上の「保持:1 秒」をクリックします。
- 「保持時間」ウィンドウが表示されたら、3 桁目に秒数を入力します。
※ 1 秒以下の場合は 2 桁目以下に数字を入力します。 - 「OK」をクリックします。
パンの表示時間の変更
- 2 番目のフレームをクリックし、フレームが緑色の選択した状態にします。
- 水色の線でパンの軌跡が表示されたら、「5 秒」をクリックします。
- 「パン時間」ウィンドウが表示されたら、3 桁目に秒数を入力します。
- 「OK」をクリックします。
-
設定が終了したら、画面右下の「プレビュー」ボタンをクリックし、パンとズームがイメージ通りか確認します。
※ プレビューを停止する場合は、タイムライン上でクリックするか、再度「プレビュー」ボタンをクリックします。
-
確認して問題なければ、画面右下の「完了」ボタンをクリックします。
以上で、パンとズームツールの手順は完了です。
パンとズームツールは使えましたか?
設定が少し複雑かもしれませんね。静止画の映像に躍動感を出せるので、ぜひ使ってみてください!