メモ帳などのテキストエディタを起動し、字幕データの元となるテキストファイルを以下の様に作成します。
- 1 行目 : 変数名を入力します(今回は「caption」と入力します)。
- 2 行目以降 : 1 行が 1 データとなるように、字幕データを入力します。
この文書は Adobe フォーラム に投稿された質問を元に作成されました。
この文書では、Adobe Photoshop のデータセット機能を利用して、テキストファイルから Adobe Premiere Pro で使用するための字幕データを作成する方法について説明します。
ここで紹介する手順では、Photoshop を使用します。Photoshop をお持ちでない方は、こちら から体験版をダウンロードすることができます。
メモ帳などのテキストエディタを起動し、字幕データの元となるテキストファイルを以下の様に作成します。
Photoshop を起動し、ファイル/新規 を選択します。
新規ドキュメントダイアログボックスで以下の様に設定し、「OK」をクリックします。
文字ツールなどを使用して、Photoshop のドキュメント上に字幕のレイアウトを作成します。
データを読み込んだ際に、ここで作成したフォント設定、レイヤースタイル、位置などが反映されます。
段落パネルで「テキストの中央揃え」を適用しておくことで、テキストの長さに関わらず中央揃えになります。
注意 : 現在、レイヤースタイルに複数の「境界線」を設定すると、Premiere Pro でファイルを読み込んだ際に正常に設定が反映されない不具合が確認されています。ご迷惑をお掛けいたしますが、この問題については現在調査中です。問題を回避するには、字幕ファイルを出力後(手順 12.)、Photoshop でレイヤーを右クリックし、「レイヤースタイルをラスタライズ」を実行します。
手順 4. で作成したテキストレイヤーを選択した状態で、イメージ/変数/定義 を選択します。
変数 ダイアログボックスの「変数の種類」セクションで「テキストの置き換え」にチェックを入れ、「名前」に手順 1. で作成したテキストファイルの 1 行目に設定した変数名(今回は「caption」としています)を入力し、「OK」をクリックします。
イメージ/変数/データセット を選択して変数 ダイアログボックスを開き、「読み込み」ボタンをクリックします。
データセットの読み込み ダイアログボックスで以下の設定を行い、「OK」をクリックします。
変数 ダイアログボックスで以下の操作を行い、テキストファイルが読み込まれたことを確認して「OK」をクリックします。
ファイル/書き出し/データセットからファイル を選択します。
データセットからファイルを書き出し ダイアログボックスで以下の設定を行い、「OK」をクリックします。
指定したフォルダーにファイルが書き出されます。
Premiere Pro を起動し、既存のプロジェクトを開きます。
ファイル/読み込み を選択して Photoshop でファイルを書き出したフォルダーを開き、字幕ファイル(*.psd)を読み込みます。
読み込んだ字幕ファイルをタイムラインパネルにドラッグして配置します。