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「画像から環境を設定」を使用した背景の追加

  1. Dimension ユーザーガイド
  2. はじめに
    1. Dimension の新機能
    2. Dimension 必要システム構成
    3. Dimension | よくある質問
  3. Dimension およびアドビ製品
    1. Creative Cloud ライブラリ
    2. 3D アセットの種類と Adobe Stock の概要
    3. Photoshop ユーザー向けの Dimension
    4. Illustrator ユーザー向けの Dimension
    5. Aero プロジェクトで Dimension アセットを操作する
  4. ワークスペース
    1. インターフェイスの概要
    2. 初期設定のショートカットキー
    3. 標準ドキュメント設定
    4. カンバスサイズの設定
    5. 選択範囲の作成
    6. 3D オブジェクトの移動と配置
    7. カメラ表示を変更
  5. オブジェクトの追加と配置
    1. モデルの追加と読み込み
    2. オブジェクトタイプの概要
    3. 3D テキストの追加と編集
    4. 基本シェイプの追加と変更
    5. 整列と分布
    6. 変形ツールを使用したオブジェクトの選択と配置
  6. アピアランス
    1. Adobe Standard Material のプロパティ
    2. マテリアルを使用したオブジェクトの外観の編集
    3. モデルの外観のカスタマイズ
    4. グラフィックを使用したオブジェクトの外観の編集
    5. 3D モデルへの 2D アートの適用
  7. 照明
    1. Dimension でのライティング
    2. シーンのライティングの最適化
    3. シーンを背景画像に合成
    4. 指向性ライトを使用したカスタムスタジオライティングの作成
  8. 合成
    1. 「画像から環境を設定」を使用した背景の追加
  9. 保存、レンダリング、書き出し
    1. Dimension でのレンダリングと書き出し
    2. フォトリアルな画像のレンダリングと書き出し
    3. 3D シーンを公開(ベータ版)
  10. サポートされているファイル形式
    1. サポートされているファイル形式 | 3D モデル
    2. サポートされているファイル形式 | マテリアル
    3. サポートされているファイル形式 | 画像
    4. サポートされているファイル形式 | ライト
  11. トラブルシューティング
    1. Creative Cloud ステータスの確認

Dimension で「画像から環境を設定」を使用して、背景をすばやく合成し、シーンを更新する方法を説明します。

製品やデザインの立体的な表示は非常に説得力がありますが、オブジェクトを配置する 3D 環境全体の構築には、多大な時間を要する場合があります。「画像から環境を設定」では、パースやライティングを自動的に検出してから、それに合わせてシーンを更新することで、背景をすばやく合成できます。

Adobe Sensei の機能を使用する「画像から環境を設定」
Adobe Sensei の機能を使用する「画像から環境を設定」は、背景画像のライティングやパース表示を自動的に一致させます。

「画像から環境を設定」の使用

  1. Adobe Dimension でシーンを作成します。Dimension を初めて使用する場合は、はじめにのチュートリアルをご確認ください。

    Dimension のシーン

  2. 背景画像をクリックしてカンバスの空白領域にドラッグして、背景画像を追加します。

    背景を追加

  3. シーンパネルから「環境」を選択します。

    環境を選択

  4. アクション」の「画像から環境を設定」オプションを使用して、「画像から環境を設定」ポップオーバーを開きます。Dimension が画像に応じた「画像から環境を設定」オプションを自動選択するか、自分で編集することもできます。

    OK」ボタンをクリックして、「画像から環境を設定」操作を確定します。

    「画像から環境を設定」アクション

  5. シーンが調整されます。必要に応じて、最適な外観になるようにパースとライティングを編集できます。

    調整された画像

「画像から環境を設定」オプション

カンバスサイズの変更

背景画像に合わせて、Dimension カンバスのサイズを変更します。このオプションは常に使用可能で、手動で設定できます。

このオプションを選択すると、現在の Dimension カンバス設定の最長サイズが保持され、画像の縦横比に合わせて短い方の長さが更新されます。例えば、カンバスが 1000 x 500 ピクセルで、1920 x 1080 ピクセルの背景画像を読み込んだ場合、最長のカンバスサイズ(1000 ピクセル)は保持され、短いカンバスサイズは 563 ピクセルに調整されます。カンバスのサイズが誤って意図したよりも大きくなってしまうのを防ぐため、このオプションの使用をお勧めします。カンバスサイズが大きい場合、レンダリングに多大な時間がかかってしまう場合があります。

このオプションでは、背景画像の絶対値に合わせてカンバスサイズが設定されます。例えば、カンバスが 1000 x 500 ピクセルで、1920 x 1080 ピクセルの背景画像を読み込んだ場合、新しいカンバスサイズは 1920 x 1080 ピクセルになります。

ライティングの作成

使用する背景画像の種類に基づいて、ライティングを作成します。このオプションは常に使用可能であり、使用されている背景に最適なオプションが自動的に設定されます。

すべてのオプションについて、Dimension は背景を使用して欠落している領域をインテリジェントに埋めることで、環境光(360°のパノラマ背景画像)を作成します。環境光では、一般的な環境照明と反射が作成されます。環境光に加えて、その他のオプションでも特定のライティングが作成されます。詳しくは、各オプションを参照してください。

このオプションは、山、公園、野原、街路など、日光を含む屋外の画像に最適です。これは、太陽が写真に写っている場合や写っていない場合、または曇りの日の写真でも機能します。このオプションでは、日光情報を検知して、最適な日光のライトオブジェクトを作成および配置します。

このオプションは、窓、ランプ、その他の照明器具がある屋内画像や、スタジアムや街路などの照明器具がある屋外の夜間シーンに最適です。このオプションでは、異なる光源に合わせて最大 3 つの指向性ライトオブジェクトが生成されます。

このオプションは、強いライティング情報を含まないパターンまたはシーンなどの抽象画像に最適です。このオプションでは、従来の 3 点ライティング設定で 3 つの指向性ライトオブジェクトが生成されます。これは、多くの画像の出発点として最適です。

カメラのパースを合わせる

3D カメラを背景画像のパースと一致させます。このオプションは、Dimension が背景画像のパース情報を正しく検出した場合にのみ使用できます。すべての画像に、自動的に一致する十分なパース情報が含まれているわけではありません。

「画像から環境を設定」の使用後の編集

「画像から環境を設定」は自動的に設定をおこなうのに最適ですが、結果に満足できない場合や、さらに調整をおこないたい場合に、そのすべての設定を編集できます。以下に、調整のヒントを示します。

パースの編集

カメラのパンドリーツールを使用して、コンテンツを配置し、背景画像に合わせて拡大・縮小します。

「画像から環境を設定」の使用後にパンとドリーで編集

軌道ツールとカメラの視野設定を使用して、背景画像に合わせてカメラのパースを調整します。パースの一致具合に満足している場合は、その結果が損なわれないように注意して調整してください。

地平線ツールを使用することもできます。これは、背景画像のパースと一致させるために特別に設計されたツールです。地平線ツールを使用すると、カメラの地平線と背景のパースを簡単に合わせることができます。

ライティングの編集

「画像から環境を設定」で作成されたすべてのライトには、シーンパネルからアクセスできます。ここから、必要に応じてライトを削除または追加できます。各ライトを選択して、回転、強度、カラー、およびその他のオプションを調整することもできます。

アドビのロゴ

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