表の作成

最終更新日 : 2018年5月28日

表は、セルの行と列で構成されています。 セルは、テキスト、アンカー付きフレームおよび表などを追加することができるテキストフレームのようなものです。 表は Adobe InDesign CS5 で作成するか、他のアプリケーションから書き出します。

メモ

Adobe InCopy で表の作成、編集、書式設定を行う場合は、レイアウトビューを使用する必要があります。

表の作成

表は、セルの行と列で構成されています。 セルは、テキスト、インライングラフィックおよび表などを追加することができるテキストフレームのようなものです。 表は最初から作成することも、既存のテキストから変換して作成することもできます。 表内に表を埋め込むこともできます。

新しい表を作成するとき、表はテキストフレーム内に、フレームの幅いっぱいになるように作成されます。 テキスト挿入点が行の先頭にある場合は、表は同じ行に挿入されます。テキスト挿入点が行の途中にある場合、表は次の行に挿入されます。

表はインライングラフィックと同じように、ストーリーの中でテキストと共に移動します。 例えば、表内のテキストのサイズが変わったり、テキストの追加や削除が行われたりすると、表は現在のフレーム内や連結されたフレーム内で移動します。 ただし、表をパステキスト上に作成することはできません。

横組みの表と同じように縦組みの表を作成することができます。 表全体の組み方向は、表を作成するテキストフレームの組み方向に依存します。テキストフレームの組み方向を変更すると、それによって表の組み方が変更されます。 この動作はフレームグリッド内に表を作成した場合も同じです。 なお、表内のセルの組み方向は、表の組み方向に関係なく、変更することができます。

メモ

表を作成する前にテキストフレームの組み方向を確認するようにしてください。

表の作成および書式設定については、Michael Murphy による Mind Your Table Manners(英語)の記事を参照してください。

表の基本的な設定に関するビデオデモについては、Infiniteskills.com の Jeff Witchel による The basics of setting up tables(英語)を参照してください。

表を新しく作成する

表はテキストフレーム内に、フレームの幅いっぱいになるように作成されます。

文字ツール を使用して、表を表示したい場所にテキスト挿入点を置きます。
表/表を挿入を選択します。
行数と列数を指定します。
本文の行数と列数を指定します。
表の内容が複数の段またはフレームまで続く場合には、情報を繰り返すヘッダー行またはフッター行の数を指定します。
(オプション手順)表スタイルを指定します。
「OK」をクリックします。

表の行の高さは指定した表スタイルを基にして決定されます。 例えば、表スタイルにセルスタイルを使用して、表の各部に異なるフォーマットを指定することができます。 セルスタイルに段落スタイルが含まれている場合、段落スタイルの行送り値を基にしてその領域の行の高さが決まります。 段落スタイルが使用されていない場合、ドキュメントのデフォルトのスラッグ(文字のボディサイズ)によって行の高さが決まります (スラッグは行送り値を基にして決まります。 この場合のスラグ とは、テキストを選択したときにハイライト表示される領域のことです)。

既存のテキストからの表の作成

テキストを表に変換する前に、テキストが正確に区切り文字で区切られているかどうかを確認してください。

1 行内を表の列の項目に変換するためには、文字列をタブ、コンマ、改行または他の文字で区切ります。 同様に、行の項目を区切るために、文字列をタブ、コンマ、改行または他の文字で区切ります (多くの場合、テキストは、編集することなく表に変換することができます)。
文字ツール を使用して、表に変換するテキストを選択します。
表/テキストを表に変換を選択します。
「列分解」および「行分解」で、行、列の区切り文字を指定します。 「タブ」、「コンマ」または「段落」を選択するか、セミコロン(;)のような、テキストで使用した区切り文字を直接入力します。 なお、入力した区切り文字は次回から「列分解」と「行分解」のリストに表示されるようになります。
行と列に同じ区切り文字を使用した場合は、「列数」で作成する列数を指定します。
(オプション手順)表スタイルを指定して表に書式を設定します。
「OK」をクリックします。

変換するテキストの行の項目数が列数より少ない場合は、空白のセルで補間されます。

表内への表の埋め込み

次のいずれかの操作を行います。
  • 埋め込むセルまたは表を選択してから、編集/カットまたはコピーを選択します。 埋め込み先のセルにテキスト挿入点を置き、編集/ペーストを選択します。

  • セルの内側をクリックしてから、表/表を挿入を選択し、行と列の数を指定してから「OK」をクリックします。

必要に応じてセルの余白を調整してください (表内のテキストの書式設定を参照してください)。

セル内に表を作成する場合、セルの境界線をオーバーセットしている表のいずれの部分も、ドラッグでは選択することができません。 代わりに行または列を拡張するか、表の最初の部分にテキスト挿入点を置き、ショートカットキーを使用してテキスト挿入点を移動してテキストを選択します。

他のアプリケーションからの表の読み込み

「配置」コマンドを使用して、表や Microsoft Excel のスプレッドシートを含む Microsoft Word ドキュメントを読み込むと、読み込んだデータは編集可能な表になります。 読み込みオプションダイアログボックスを使って書式設定を制御できます。

また、Excel や Word のデータを InDesign ドキュメントまたは InCopy ドキュメントにペーストすることもできます。 環境設定の「クリップボードの処理」の設定によって他のアプリケーションからペーストするテキストの書式が決まります。 「テキストのみ」が選択されていれる場合、データは書式設定されていないタブ付きテキストとして表示されます。このテキストは表に変換することができます。 「すべての情報」が選択されていれる場合、ペーストしたテキストは書式設定された表として表示されます。

他のアプリケーションから既存の表にテキストをペーストする場合、対象テキストのペーストに必要な数の行と列を挿入し、「クリップボードの処理」環境設定の「テキストのみ」を選択して、少なくとも 1 つのセルが選択されていることを確認します(ペーストしたテキスト表をセルに埋め込む場合以外)。

読み込んだ表の書式をさらに詳細に制御したい場合、またはスプレッドシートの書式を維持したい場合は、「配置」コマンドを使用して表を読み込みます。 スプレッドシートへのリンクを維持する場合は、環境設定の「ファイル管理」で、「テキストおよびスプレッドシートファイルを配置するときにリンクを作成」オプションを選択します。

メモ

タブ付きテキストをテーブルセルの選択した範囲にコピー&ペーストすることもできます。 書式を保持しながら内容を置き換える場合は、この方法が便利です。 例えば、月刊雑誌の書式付きの表の内容を更新するとします。 1 つの方法としては、Excel スプレッドシートにリンクすることができます。 ただし、内容が別のソースに属する場合は、新しい内容を含むタブ付きテキストをコピーし、InDesign の書式設定された表でセルの範囲を選択してペーストします。

表へのテキストの追加

セルにはテキスト、アンカー付きオブジェクト、XML タグおよび表を追加することができます。テキストを追加するには、キー入力、コピー&ペーストまたは配置のいずれかで行います。 追加する行の高さは、指定値に設定しないかぎり、追加したテキストが表示されるように自動的に拡張されます。 表に脚注を追加することはできません。

文字ツール を使用して、次のいずれかの操作を行います。
  • テキストを追加するセル内にテキスト挿入点を置き、テキストを入力します。 同じセル内に新規の段落を作成してテキストを追加する場合は、Enter キーまたは Return キーを押して段落を作成します。 Tab キーを押すと、次のセルに移動します(最後のセルで Tab キーを押すと、新しい行が挿入されます)。 Shift+Tab キーを押すと、逆向きに次のセルに移動します。

  • テキストをコピーし、セル内にテキスト挿入点を置いてから、編集/ペーストを選択します。

  • テキストを追加するセル内の位置にテキスト挿入点を置き、ファイル/配置を選択してから、ダイアログボックスでテキストファイル名をダブルクリックします。

表へのグラフィックの追加

単独 InCopy ドキュメントの表にグラフィックを追加するには、レイアウトビューになっていることを確認します。 リンクされた InDesign ドキュメントの表にグラフィックを追加するには、テキストフレームのサイズ変更をより詳細に制御できるように InDesign を使用します。

次のいずれかの操作を行います。
  • グラフィックを追加する位置にテキスト挿入点を置き、ファイル/配置を選択してから、ダイアログボックスでグラフィックのファイル名をダブルクリックします。

  • グラフィックを追加する位置にテキスト挿入点を置き、オブジェクト/アンカー付きオブジェクト/挿入を選択してから、設定を行います。 アンカー付きオブジェクトには後からグラフィックを追加することができます。

  • グラフィックまたはフレームをコピーし、テキスト挿入点を置いてから、編集/ペーストを選択します。

セルよりも大きいグラフィックを追加するとき、セルの高さはグラフィックが収まるサイズに拡張しますが、セルの幅は変わりません。このときグラフィックはセルの右側からはみ出た状態になります。 高さが固定されている行に、その高さより高いグラフィックを挿入すると、セルはオーバーセットします。

メモ

セルのオーバーセットを避けるには、表の外側に画像を置いてセルの大きさに合わせて、画像のサイズを変更してから、セル内に画像をペーストします。

表のヘッダーおよびフッターの追加

大きな表の場合、複数の段組、フレームまたはページにまたがって作成されることになります。 ヘッダー行またはフッター行を使用すると、表の先頭行および最終行を、複数に分割された表の各部分の上部または下部に繰り返して表示することができます。

ヘッダー行とフッター行は、表を作成するときに追加することができます。 また、表の属性ダイアログボックスでも追加および表示方法の変更を行うことができます。 さらに、本文行をヘッダー行またはフッター行に変換することも可能です。

フレームごとに繰り返し表示されるヘッダー行

メモ

表 1A、表 1B といった具合に、表に順番に番号付けするには、表のヘッダーまたはフッターに変数を追加します (図表の連続キャプションの作成を参照してください)。

ヘッダー行に変換する先頭行、またはフッター行に変換する最終行を選択します。
表/行の変換/ヘッダーにまたはフッターにを選択します。
表内にテキスト挿入点を置き、表/表の属性/ヘッダーとフッターを選択します。
ヘッダー行またはフッター行の数を指定します。 「ヘッダー行」または「フッター行」に行数を入力すると、表の上部または下部に空白の行が追加されます。
「ヘッダーを繰り返し」または「フッターを繰り返し」からヘッダー行またはフッター行の表示方法を選択します。「テキストの段ごとに反復」を選択すると段組の段ごとに(テキストフレームに段組がある場合)、「フレームごとに 1 度」を選択するとテキストフレームごとに、「ページごとに 1 度」を選択するとページごとに、ヘッダー行またはフッター行が表示されます。
「最初のヘッダーをスキップ」または「最後のフッターをスキップ」を選択すると、 表の最初のヘッダー行、または表の最後のフッター行が表示されなくなります。

「最初のヘッダーをスキップ」オプションは、ヘッダーやフッターが継続されることを示す場合に便利です。 例えば、 複数のページにまたがるテーブルの場合、ヘッダーテキストを 「表2(続き)」にしたい場合があります。テーブルの最初に「(続き)」を 表示したくないので、「最初をスキップ」を選択し、 テーブルの最初の行に表2と 入力するだけです。

「OK」をクリックします。
次のいずれかの操作を行います。
  • ヘッダー行またはフッター行にテキスト挿入点を置き、表/行の変換/本文にを選択します。

  • 表/表の属性/ヘッダーとフッターを選択し、「ヘッダー行」または「フッター行」で現在より少ない行数を指定します。