内容 (What's Covered)
この文書では、Adobe DNG Converter の使用方法について説明します。
Digital Negative(DNG)は、Camera Raw ファイル用に新たに開発された一般公開用の画像フォーマットです。Adobe DNG Converter を使用すると、デジタルカメラメーカー固有の複数の Camera Raw ファイルを、汎用性に優れた DNG Raw ファイルへ一度に変換できます。
この文書では Adobe DNG Converter 8.7.1 のユーザインターフェースに基づいて操作方法を説明しています。
Adobe DNG Converter の使用方法
Camera Raw ファイルを汎用性のある Digital Negative(DNG)形式に変換するには、以下の操作を行います。
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Adobe DNG Converter を起動します。インストールおよび起動方法については、以下の文書を参照してください。
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Adobe DNG Converter が起動したら、「1. 変換する画像を選択」セクションで「フォルダーを選択」ボタンをクリックします。
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手順 1. で用意した DNG 形式に変換する画像をまとめたフォルダーを選択し、「選択」ボタンをクリックします。
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「3. 変換した画像の名前を選択」セクションで、変換後のファイル名を設定します。
- 初期設定の「ドキュメントの名前」のみを選択した場合は、既存のファイル名に DNG の拡張子が付与され、新しいファイル名が生成されます。
- ファイル名は、「ドキュメントの名前」のほかに「シリアル番号」(連番)や「日付」などを選択することもできます。
- ファイルの拡張子は、大文字(.DNG)または小文字(.dng)を選択することができます。
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「4. 環境設定」セクションで、DNG 変換についての各種設定を確認します。
設定を変更する場合は、「環境設定を変更」ボタンをクリックして環境設定ダイアログボックスで変更します。
変更しない場合は次の手順に進みます。
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すべての設定が完了したら、「変換」ボタンをクリックします。
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変換ステータスダイアログボックスが表示され、DNG への変換が実行されます。
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変換完了後、引き続き別の Raw ファイルを変換する場合は「OK」を、Adobe DNG Converter を終了する場合は 「終了」をクリックします。
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手順 5. で保存先として指定したフォルダーを開き、正しく DNG 形式として変換されているかを確認します。
※ オリジナルの Camera Raw ファイルは、バックアップとして保存しておくことをお勧めします。