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内容 (What's Covered)
この文書では、Adobe Premiere Elements でオーディオのミキシングをする方法について説明します。
A. オーディオのミキシングについて
オーディオのミキシング操作の 1 つにボリュームレベルの調整があります。ボリュームレベルは、各クリップ内で適切な範囲に収まるように調整してから、ムービー内のその他のクリップとのバ ランスを考えて調整します。例えば、まずナレーションクリップのボリュームを調整して、音が最も小さい部分と最も大きい部分の差をなくします。その後、ほ かのクリップのバックグラウンドサウンドやミュージックと同時に再生した場合もナレーションがはっきりと聞き取れるように全体ボリュームを上げます。
Premiere Elements では、ボリュームの変化はデシベル(dB)単位で計測されます。0.0 dB のレベルはミュートして無音の状態を表すのではなく、元のボリュームの大きさを表します。レベルを負の値に変更するとボリュームが下がり、正の値に変更す るとボリュームが上がります。
クリップのボリューム調整には、ボリュームグラフ(各クリップのオーディオトラックに水平に表示されている黄色の線)またはオーディオミキサーを使用します。オーディオメーターウィンドウを使用して、プロジェクト全体のオーディオボリュームを表示できます。
ボリュームレベルの調整方法について詳しくは、こちらをご確認ください。
- オーディオを編集をする方法
B. オーディオミキサーでのボリュームの調整とオーディオのミキシング
プロジェクトの各トラックのオーディオバランスとボリュームを調整するには、オーディオミキサーを使用します。ビデオクリップに含まれているオー ディオおよびサウンドトラックやナレーションオーディオのバランスとレベルを調整できます。例えば、ある位置ではナレーションを強調し、別の位置では物静 かな声が音楽に重なって聞こえるようにする場合は、それぞれの位置で、ナレーションのボリュームを上げたり、サウンドトラックのボリュームを下げることが できます。
こういった設定は、オーディオトラックを聴いたりビデオトラックを表示しながら調整することができます。オーディオミキサーの各トラックは、エキス パートビュータイムラインのオーディオトラックに対応しており、同じ名前で表示されます。調整を行うと、キーフレームがトラックに追加されます。キーフ レームの最小間隔の初期設定は、オーディオの環境設定で指定できます。
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ツール/オーディオミキサー を選択して、ミキサーオプションウィンドウを表示します。
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時間インジケーターをドラッグしてオーディオのミキシングを開始するフレームに合わせ、モニターウィンドウで再生ボタンをクリックします。
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ミキサーオプションウィンドウで、オーディオのコントロール調整を行います。調整すると、自動的にキーフレームがトラックに追加されます。
- トラックのバランスを調整するには、バランスコントロールを左から右へ回します(ドラッグします)。
- トラックのボリュームを調整するには、レベルコントロールを上下させます。