Premiere Elements で既存のプロジェクトを開きます。
内容 (What's Covered)
この文書では、Adobe Premiere Elements でデュレーションを変更する方法について説明します。
A. デュレーションとは
ビデオクリップやオーディオクリップのデュレーションとは、クリップの最初のフレーム(インポイント)から最後のフレーム(アウトポイント)までの再生時間のことです。編集前のクリップのデュレーションは、クリップを読み込んだりキャプチャしたときのデュレーションと同じです。
B. クリップのデュレーションを変更する
B-1. クリップのデュレーションの設定
通常は、端からフレームをトリミングしてクリップのデュレーションを変更しますが、デュレーションに任意の値を指定してクリップの最後をトリミングすることもできます。
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ウィンドウ上部で「エキスパート」をクリックして、エキスパート編集モードにします。
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タイムラインで任意のクリップを選択します。
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クリップ/タイムストレッチ を選択します。
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タイムストレッチダイアログボックスで、リンクボタンをクリックして速度とデュレーションのリンクを解除します。リンクされている状態でデュレーションを変更すると、クリップの再生速度も変更されます。
※ 特定の制限値以上に速度を増加させると、速度とデュレーションのリンクが解除されている場合でもデュレーションが変化します。
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新しいデュレーションを入力し、「OK」をクリックします。
B-2. タイムストレッチを使用したクリップの速度変更
クリップの速度を変更すると、クリップのデュレーション(長さ)が変わります。クリップの速度を上げるとフレームが削除されるので、クリップのデュレー ションは短くなります。同様に、クリップの速度を下げるとフレームが繰り返され、デュレーションは長くなります。
オーディオクリップの場合、速度を変更すると音程(ピッチ)も変わりますが、速度の変更に関係なく、オーディオクリップの元の音程を維持するオプションが「タイムストレッチ」コマンドに用意されています。
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Premiere Elements で既存のプロジェクトを開きます。
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ウィンドウ上部で「エキスパート」をクリックして、エキスパート編集モードにします。
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タイムラインで任意のクリップを選択します。
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クリップ/タイムストレッチ を選択します。
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タイムストレッチダイアログボックスで、「速度」にパーセント値を入力します。100 % よりも小さい値を入力するとクリップの速度は下がり、100 % よりも大きい値ではクリップの速度は上がります。
※ オーディオクリップの音程を変えないようにするには、「オーディオのピッチを維持」を選択します。
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「OK」をクリックします。変更をプレビューし、必要に応じて調整します。
C. 読み込んだ静止画のデュレーションの設定
静止画を追加する場合は、特定のデュレーションを割り当てることができます。
このデュレーションは、クイックビュータイムラインやエクスパートビュータイムラインで静止画が占める時間の長さを表します。追加するすべての静止画に割り当てたいデュレーションを初期設定しておき、後からクイックビュータイムラインやエキスパートビュータイムラインでデュレーションを変更することもできます。
C-1. 静止画のデュレーションの初期設定値の変更
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Premiere Elements を起動し、編集/環境設定/一般(Windows) または、Adobe Premiere Elements 15/環境設定/一般(Mac OS) を選択します。
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「静止画像のデフォルトデュレーション」で、静止画のデュレーションの初期設定として設定するフレーム数を指定し、「OK」をクリックします。
C-2. 静止画のデュレーションの設定
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Premiere Elements で既存のプロジェクトを開きます。
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ウィンドウ上部で「エキスパート」をクリックして、エキスパート編集モードにします。
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選択ツールをクリップの左端または右端に合わせ、マウスポインターの形状が変化したらドラッグします。