一時ファイルとは、作業用に一時的に保存されるファイルで、テンポラリファイルとも呼ばれます。通常、これらのファイルはアプリケーションの終了後に削除されますが、アプリケーションが強制終了した場合など、一時ファイルが正しく削除されないことがあり、その結果アプリケーションやシステムのパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。この文書では、Windows システムの一時ファイルを削除する方法について説明しています。
A. ディスククリーンアップ
Windows に標準で付属しているディスククリーンアップ機能を使用して、一時ファイルを削除することができます。
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すべてのアプリケーションを終了します。
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以下の操作を行います。
- Windows 10
スタートボタンをクリックし、「すべてのアプリ」を選択します。その後、Windows 管理ツール/ディスククリーンアップ を選択します。
- Windows 8
Windows ボタンを右クリックし、メニューから「コントロールパネル」を選択します。コントロールパネルが開いたら、「システムとセキュリティ」をクリックし、「管理ツール」セクションにある「ディスク領域の開放」をクリックします。(または、管理ツール/ディスククリーンアップを選択します)
- Windows 7/Vista/XP
スタート/すべてのプログラム/アクセサリ/システムツール/ディスククリーンアップ を選択します。
- Windows 10
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(Windws 10/8 のみ) ディスククリーンアップするドライブをプルダウンリストから選択し、「OK」をクリックします。
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ディスククリーンアップが起動します。空き領域の計算に数分かかる場合があります。
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ディスククリーンアップダイアログボックスが表示されたら、「一時ファイル」にチェックを入れます。
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その他、不要な項目にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
注意:注意 : 不要な項目が判断できない場合は、「一時ファイル」のみを選択してください。
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「これらのファイルを完全に削除しますか?」と表示されたら、「ファイルの削除」ボタンをクリックします。
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ファイルの削除が開始されます。完了後、ディスククリーンアップは自動的に終了します。
B. 一時ファイルを手動で削除する方法
システムには、一時ファイルが保存される専用のフォルダーがあります。そのフォルダーを直接参照し、削除することもできます。
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すべてのアプリケーションを終了します。
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以下のいずれかの操作を行います。
- Windows 10
タスクバーの検索ボックスに「%temp%」と入力し、検索結果に表示された「%temp%」(ファイル フォルダー)をクリックします。
- Windows 8
Windows キー + Q キーを押し、検索ボックスを表示します。検索ボックスに「%temp%」と入力し、検索結果に表示された以下の様な場所にあるフォルダーを選択します。
例) C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp
- Windows 7/Vista
スタートメニューのテキストボックスに「%temp%」と入力し、Enter キーを押します。
- Windws XP
スタート/ファイル名を指定して実行 を選択します。ファイル名を指定して実行 ダイアログボックスが表示されたら、「名前」テキストボックスに「%temp%」と入力し、「OK」をクリックします。
- Windows 10
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Temp フォルダーが開いたら、Ctrl + A キーを押し、すべてのファイルとフォルダーを選択します。
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Delete キーを押します。
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削除の確認メッセージが表示された場合は、「はい」をクリックします。
C. 手順説明の動画(Windows 8)
追加情報 (Additional Information)
ディスククリーンアップに関する詳細については、以下の Microsoft 社 Web サイトを参照してください。
その他の関連ヘルプ
- 必要システム構成を満たしているか確認する方法(Windows 7/Vista/8/8.1/10/MacOS)
- 新規ユーザーアカウントの作成方法(Windows XP/7/Vista/8/8.1/10/Mac OS)
- アプリケーションを管理者権限で実行する方法(Windows 10/8/7/Vista)
- 32 ビット版と 64 ビット版の識別方法(Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP)
- システム構成ユーティリティで不要なサービスを停止する(Windows 10/8/7/Vista/XP)
- 隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する方法(Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP)