Adobe Acrobat は、使用するクライアント PC ごとに使用権が必要なクライアント用ソフトウェアです。基本的に Adobe Acrobat をインストールできるのは、1 ライセンスにつき一台のコンピュータに限られます。サーバーにインストールされた Adobe Acrobat を各クライアントから利用する場合、Acrobat 製品のエンドユーザ使用許諾契約により一定の制限があります。
このコンテンツで案内している問題
- サーバー上でのPDF処理ソリューションについて
- Acrobat 1ライセンスで不特定多数のクライアントが使用するというケースについて
- アクセス可能な人数分のライセンスを購入し、サーバー上に1つのAcrobatをインストールするケースについて
※使用許諾に違反する用途が疑われる場合には、アドビ担当者から以下の内容でご案内をさせていただく場合があります。
- 正規ライセンス購入についてのご案内をさせていただくことがあります。
- サポートのご提供をお断りさせて頂くことがあります。
以前のPDF 処理ソリューションだった LiveCycle は提供終了となっております。LiveCycle のすべての機能に加え、それ以上の機能を提供する Adobe Experience Manager(AEM)フォーム を紹介します。
Adobe Experience Manager Formsでデジタル登録を円滑化
ネットワーク内にあるコンピューター(サーバー含)上にAcrobatが1ライセンスインストールされた状態で、不特定多数のクライアントがこの Acrobatを利用する※1ことは認められていません。
※1 Acrobat を利用するには、例えば、クライアントからのリクエストに応じて、サーバー側で下記のような処理を行うことなどが該当します。
- サーバーにインストールされた Acrobat を制御して PDF ファイルの編集を行う
- サーバーにインストールされた Acrobat Distiller を制御して、PostScript ファイルの PDF 変換を行う
サーバー上での自動処理について:
個人のユーザーによってなされるのではない操作(例えば、他のプログラムによる自動サーバー処理)をすることは禁じられています。
サーバーにインストールされた Acrobat をクライアントが使用するためには、全てのクライアントが「内部ネットワーク」内にあり、かつAcrobatにアクセス可能な人数分(実際に使用する、しないを問わない)のAcrobatのライセンスが用意されている必要があります。
アクセス可能な人数分のライセンスを購入していても、Acrobatをサーバー上で自動処理させる用途では利用いただけません。ご注意ください。
- 「内部ネットワーク」について
内部ネットワークとは、特定の企業またはそれに準ずる事業者の従業員および従業員に準ずる者のみがアクセスすることができる、非公開かつ企業独自のネットワークを意味します。従って、不特定多数を対象とするインターネットサーバーでAcrobatを利用することはできません。
- サーバー上での自動処理について
個人のユーザーによってなされるのではない操作(例えば、他のプログラムによる自動サーバー処理)をすることは禁じられています。この件について、詳しくは「ADOBE ソフトウェア使用許諾契約書」をご参照ください。文書は以下ページの Adobe Acrobat の欄にあるPDFファイルからご利用になれます。
アドビ エンドユーザ使用許諾条件:http://www.adobe.com/products/eulas/#desktop