内容(What's Covered)

この文書では、Adobe Acrobat で PDF 文書にパスワードを設定し、ファイルの印刷や編集など特定の機能を制限する方法について説明します。パスワードは 3 種類あり、制限内容がそれぞれ異なります。

注意:

パスワードを忘れた場合は、文書を開いたり、編集することができなくなります。忘れたときに備え、パスワードは安全な別の場所に保管しておくことをお勧めします。

A.  パスワードの種類

Acrobat では、文書を開くパスワード、権限パスワード、添付ファイルを開くパスワードの 3 種類のパスワードを設定できます。

A-1. 文書を開くパスワード

PDF 文書を開く際にパスワードの入力を求め、特定の人だけ開けるように文書の閲覧を制限することができます。添付ファイルを開くパスワードを設定した場合は、設定できません。

A-2. 権限パスワード

権限パスワードを設定すると、印刷と編集を制限することができ、パスワードを入力するまでセキュリティ設定を変更できません。文書を開くパスワードと権限パスワードの両方が設定されている場合は、どちらのパスワードでもファイルを開くことができます。ただし、機能制限を設定したり変更したりするには、権限パスワードが必要です。

A-3. 添付ファイルを開くパスワード

指定したパスワードが入力されない限り、添付ファイルを開けないようにすることができます。添付ファイルを開くパスワードを設定するには、オプションの 「互換性のある形式」で「Acrobat 7.0 およびそれ以降」または「Acrobat X およびそれ以降」を選択した上で、「添付ファイルのみを暗号化」を選択する必要があります。

B. パスワードの設定方法

  1. PDF ファイルを開き、ツール/保護/暗号化/パスワードによる暗号化 を選択します。

    注意:

    PDF ポートフォリオの場合は、ファイル/ポートフォリオのプロパティを選択し、「セキュリティ」タブを選択します。
    ※ PDF ポートフォリオ全体にセキュリティを追加するには、表示/ポートフォリオ/表紙 を選択してから行います。

  2.  「この文書のセキュリティを変更してよろしいですか?」のメッセージが表示された場合は、「はい」をクリックします。

  3. パスワードによるセキュリティ - 設定 ウィンドウが表示されます。 
  4. ウィンドウ下部にある、以下の 2 つのオプションを設定します。

    • 互換性のある形式
      暗号化アルゴリズムとキーサイズはバージョンによって異り、このオプションによって、暗号化レベルとキーサイズが設定されます。 PDF ファイルの受信者の Acrobat または Acrobat Reader のバージョンに対応しているものを選択します。
    • 暗号化するコンテンツ
      暗号化の種類については、下記 C. を参照してください。保護された電子封筒を作成するには、「添付ファイルのみを暗号化」を使用します。
  5. 設定するパスワードの種類を選択し、対応する箇所にパスワードを入力します。
    権限パスワードを設定する場合は、アクセスのレベルも合わせて設定します。

    注意:

    キーストロークごとに、パスワード強度メーターがパスワードを評価し、カラーパレットを使用してパスワード強度を示します。

  6. 設定が終了したら、「OK」をクリックします。

  7. 権限パスワードを設定して以下のメッセージが表示された場合は、「OK」をクリックします。

  8. 各パスワードの確認を求めるメッセージが表示されたら、適切なパスワードを再び入力して「OK」をクリックします。

  9. 以下のメッセージが表示された場合は、「OK」をクリックします。

C. 暗号化の種類 

互換性のある形式では 「Acrobat 6.0/7.0/X」 から設定することができます。以前のバージョンの Acrobat を使用しているユーザは、互換性のレベルが高く設定されている PDF 文書を開くことができないので注意が必要です。

暗号化するコンテンツの詳細は次のとおりです。

暗号化するコンテンツ 詳細
文書のすべてのコンテンツを暗号化 文書のすべての内容が暗号化されます。検索エンジンは文書のメタデータにアクセスできなくなります。
文書のメタデータを除くすべてのコンテンツを暗号化
(Acrobat 6.0 以降互換)
文書のすべての内容が暗号化されます。ただし、検索エンジンは文書のメタデータにアクセスできます。
添付ファイルのみを暗号化
(Acrobat 7.0 以降互換)
添付ファイルを開く際に、パスワードが必要になります。ただし、文書を開く際にパスワードは必要ありません。

 

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