この文書では、Adobe Acrobat DC および Adobe Acrobat Reader DC で電子署名を利用する方法について説明します。
※ 登記等の申請をオンラインで行う場合は、以下の文書もご確認ください。
注意:
注意 : 法務省 オンライン申請システムをご利用になる際の操作方法、トラブルについてのお問い合わせは、弊社では対応出来ません。下記の法務省ウェブページをご参照、またはサポートデスクにお問い合わせください。
- 登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと
http://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/
登記・供託オンライン申請システム操作サポートデスク : 050-3786-5797
システムの操作に関するお問い合わせ(メールフォームでのお問い合わせ)
デジタル文書に付ける署名を電子署名といいます。紙の文書の場合、印鑑や手書きのサインなどにより、その本人が認めたという証明を行いますが、デジタル文書の場合は文字や記号、マークなどの情報 (電子署名) を追加することにより個人を証明し、文書の正当性を保証します。また、電子署名を付けることにより、署名者がその文書を作成したことを証明するだけでなく、セキュリティも強化できます。電子署名は文書全体を暗号化し、第三者によって内容が不正に改ざんされることを防止します。
電子署名を行うには、デジタル ID を取得、または作成する必要があります。Acrobat および Acrobat Reader では、Self-Sign デジタル ID または サードパーティの認証局から発行された デジタル ID (証明書 ID)を使用することができます。また、電子サインのオプションとして Adobe Sign を利用することもできます。
注意:
多数配布する場合や、厳格な身元保証が求められるような場合は、Acrobat の Self-Sign デジタル ID ではなく、Adobe パートナーからデジタル ID を取得することをお勧めします。大半の商取引では、認証機関と呼ばれる信頼されているサードパーティプロバイダからのデジタル ID を必要とします。認証機関によって第三者に対して自分の身元を証明するので、インターネット上で商取引を行っている多くの企業で信頼されている認証機関を選択してください。詳細については、以下の弊社 Web サイトを参照してください。
注意:
法務省のオンライン申請システムをご利用になる場合は、利用可能な電子証明書(デジタル ID)をあらかじめ取得しておく必要があります。申請内容によって必要となる電子証明書の種類が異なります。詳しくは、以下の内容をご確認ください。
また、以下の留意事項についても合わせてご確認ください。
デジタル ID を使用して PDF に署名し、署名された PDF を開くには、PDF の送信者と受信者はそれぞれ以下のような手順を行う必要があります。
- 送信者がデジタル ID を使用して PDF に署名する
- 送信者がデジタル ID を書き出して、受信者に送信する
- 受信者がデジタル ID を読み込む
注意:
法務省では、オンライン申請システムのために Acrobat 用 PDF 署名プラグインソフトを提供しています(Acrobat Reader では利用できません)。Acrobat でこの「PDF 署名プラグイン」を使用し、PDF ファイルに電子署名を付与することもできます。「PDF 署名プラグイン」のダウンロードおよびインストール、使用方法、お問合せについては以下の法務局のページをご確認ください。
- PDF 署名プラグインについて(法務局)
-
デジタル ID の設定を行っていない場合は、署名に使用するデジタル ID の設定 ダイアログボックスが表示されます。ここでデジタル ID を Acrobat /Acrobat Reader に設定します。
設定するデジタル ID を以下の 3 種類から選択し、「続行」ボタンをクリックします。
注意:
Self-Sign デジタル ID の作成方法については、こちらをご確認ください。
注意:
一部の IC カードタイプの電子証明書は、Acrobat および Acrobat Reader の電子署名機能で使用できない場合がありますので、ご利用の電子証明書のお問合せ先にご確認ください。
注意:
IC カードタイプのデジタル ID をうまく読み込めない場合は、以下の操作をお試しください。
- カード内のデジタル ID を「利用者クライアントソフト」(地方公共団体情報システム機構)などを使用して、ファイル形式で保存します。
※ 利用者クライアントソフトについてのお問い合わせは、弊社では対応出来ません。地方公共団体情報システム機構にお問い合わせください。 - 保存したファイルをダブルクリックして、表示されたウィンドウの内容に従って証明書を Windows 証明書ストアにインポートします。
- Acrobat / Acrobat Reader で電子署名の追加の操作を行うと、以下の 手順 8. の画面で電子署名の一覧に「<デジタル ID 名>(Windows デジタル ID)」が表示されるようになります。
- ファイルのデジタル ID を使用
デジタル ID をファイル(*.p12,*.pfx)で所持している場合、こちらを選択します。「参照」ボタンをクリックしてファイルの保存場所を指定し、(デジタル ID に設定した)パスワードを入力して「続行」ボタンをクリックします。
- 新しいデジタル ID の作成
Self-Sign デジタル ID は、個人または中小企業向けのデジタル ID で、企業間の機密取引やオンライン申請等では使用できません。
Self-Sign デジタル ID の作成方法については、こちらをご確認ください。
- カード内のデジタル ID を「利用者クライアントソフト」(地方公共団体情報システム機構)などを使用して、ファイル形式で保存します。
電子署名を検証するには、あらかじめ自分の証明書(公開鍵)を検証してもらう相手に渡し、信頼済み証明書として取り込んでもらう必要があります。証明書が相手の信頼済み証明書のリストに追加されると、以降その証明書を利用して付与された電子署名が有効であるか、相手側が検証できるようになります。
Acrobat および Acrobat Reader では、Adobe Document Cloud 電子サインサービス の「署名用に送信」機能を使用して、他のユーザーに文書への署名を依頼できます。このサービスにより、受信者は Web ブラウザーまたはモバイルデバイスを使用して、どこからでも簡単に文書に署名できます。このサービスでは、プロセス全体が記録されます。このサービスでは、文書への署名を依頼する電子メールが署名者に送信されます。署名すると、署名の依頼者と署名者の両方が署名済みの PDF を電子メールで受信します。署名済みの文書は Adobe Document Cloud に安全に保管されます。
詳しくは、以下のページをご確認ください。