After Effects を終了します。
この文書では、製品の調子が悪いときに最初に行っていただきたい簡単な対処方法をご紹介します。下記の対処方法で解決しない場合や、特定のエラーメッセージが表示される場合は別の解決方法の文書が用意されていることがあります。
A. 必要システム構成
After Effects の必要システム構成については、以下の文書を確認してください。
- After Effects の必要システム構成
- 旧バージョン - 2021 年 8 月(18.4.1)、2021 年 7 月(18.4)、2021 年 6 月(18.2.1)、2021 年 5 月(18.2)、2021 年 4 月(18.1)、2021 年 3 月(18.0)、2021 年 2 月(17.7)、2021 年 1 月(17.6)、2020 年 11 月(17.5.1)、2020 年 10 月(17.5)の必要システム構成はこちらをご参照ください。
- 旧バージョン - 2020 年 9 月(17.1.4)、2020 年 8 月(17.1.3)、2020 年 7 月(17.1.2)、2020 年 6 月(17.1.1)、2020 年 5 月(17.1)、2020 年 4 月(17.0.6)、2020 年 3 月(17.0.5)、2020 年 2 月(17.0.4)、2020 年 1 月(17.0.2)、2019 年 12 月(17.0.1)、2019 年 11 月(17.0) の必要システム構成はこちらをご参照ください。
参考情報 : 必要システム構成を満たしているか確認する方法
B. 環境設定フォルダーの再作成
環境設定ファイルの破損により、アプリケーションの動作が不安定になったり、エラーや強制終了が発生する可能性があります。以下の操作を行い、環境設定フォルダーを再作成してください。
環境設定ファイルを再作成すると、アプリケーションの設定が初期状態に戻ります。
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以下のフォルダーを開きます。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\After Effects
注意:上記のパスには Windows の初期設定で非表示になっている隠しフォルダーが含まれています。AppData フォルダーが表示されない場合は、隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する方法(Windows)を参照してください。
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使用している After Effects の最も新しいバージョンのフォルダー名を変更します。
例 : 17.0_old などAfter Effects 各バージョンのフォルダー
- After Effects CC(2021)の場合 : 「18.0」フォルダー
- After Effects CC(2020)の場合 : 「17.0」フォルダー
- After Effects CC(2019)の場合 : 「16.0」フォルダー
- After Effects CC(2018)の場合 : 「15.0」フォルダー
- After Effects CC(2017)の場合 : 「14.0」フォルダー
- After Effects CC(2015.3)の場合 : 「13.8」フォルダー
- After Effects CC(2015)の場合 : 「13.5」フォルダー
- After Effects CC(2014)の場合 : 「13.0」フォルダー
注意:アップデートを適用したマイナーバージョンごとに環境設定フォルダーが作成されます。
例えば、過去に 12.1、12.2 をインストールしている場合は、12.0 フォルダー、12.1 フォルダー、12.2 フォルダーが作成されます。最も新しいバージョンのフォルダー名を変更してください。
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After Effects を起動し、正常に動作するか確認します。
C. 新規ユーザーアカウント
ユーザーアカウントの権限が不足している場合やアカウントの破損によって、 必要なファイルおよびフォルダへのアクセスが妨げられることがあります。管理者権限のある新規ユーザーアカウントを作成するか、Windows の管理者アカウントである「Administrator」でコンピューターにログインし、問題を再現します。
新規管理者アカウントまたは 「Administrator」アカウントでは問題が再現しない場合、既存のユーザーアカウントが破損しているか、アクセス許可が不足していることが原因 として考えられます。ローカルの新規ユーザーアカウントを作成する方法については、以下の文書を参照するか、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
Windows の初期設定では「Administrator」アカウントは無効にされています。「Administrator」アカウントを有効にしてログインする方法 については、システム管理者に問い合わせるか、以下の Microsoft 社 Web サイトを参照してください。
URL : http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc732112.aspx
D. ユーザーアカウント制御の無効化
ユーザーアカウント制御(UAC)機能を無効にして問題が解決するか確認します。ユーザーアカウント制御機能に関する詳細については、Microsoft 社 Web サイトを参照してください。
このセクションの手順を行うことによってユーザーアカウント制御(UAC)が無効になります。ユーザーアカウント制御は、システムに影響を及ぼす可能性のある予期しない動作が実行されるのを防ぐための機能です。ユーザーアカウント制御を無効にすることによっ て、これらの通知は無効にされます。
ユーザーアカウント制御(UAC)に関する詳細については、Microsoft 社 Web サイトを参照してください。
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以下のいずれかの操作を行います。
- Windows 10 :
スタート/Windows システムツール/コントロールパネル を選択します。
- Windows 8.1 :
- スタート画面左下の、下向き矢印をクリックします。下向き矢印が表示されない場合はマウスを動かします。
- 「コントロールパネル」をクリックします。
- Windows 8 :
- スタート画面の何も無いところを右クリックし、画面右下の「すべてのアプリ」をクリックします。
- 「コントロールパネル」をクリックします。
- Windows 7 :
スタート/コントロールパネル を選択します。
- Windows 10 :
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「ユーザーアカウント」(Windows 10)/「ユーザーアカウントとファミリーセーフティ」(Windows 8.x)/「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」(Windows 7)をクリックします。
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「ユーザーアカウント」をクリックします。
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「ユーザーアカウントの変更」画面が表示されたら、「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。
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「コンピューターに対する変更の通知を受け取るタイミングの選択」画面が表示されたら、スライダを下にドラッグして「通知しない」に設定します。
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「OK」をクリックします。
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ユーザーアカウント制御ダイアログボックスが表示されたら「はい」をクリックします。
E. デバイスドライバーのアップデート
ビデオカード、その他周辺機器のデバイスドライバーは、アップデートすることによって互換性の問題や不具合が改善されることがあります。
Premiere Pro および After Effects の推奨ハードウェア
Windows の機能を使用してドライバーをアップデートする方法については、以下の Micorsoft 社 Web サイトを参照してください。
通常デバイスドライバーは、ビデオカードやコンピューターの製造元 Web サイトから最新のアップデートが提供されています。詳細については、ご利用のビデオカードまたはコンピューターの製造元にお問い合わせください。
F. サードパーティ製プラグインの無効化または削除
After Effects は起動時にプラグインを読み込みます。サードパーティ製のプラグインをインストールしている場合、互換性の問題などにより After Effects の動作に影響を及ぼす可能性があります。サードパーティ製プラグインを削除するか、またはデスクトップなどの場所に一時的に移動して、After Effects が正常に動作するか確認してください。After Effects のプラグインは、通常以下のフォルダー内にインストールされます。
C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects <バージョン>\Support Files\Plug-ins
以下のフォルダーは After Effects の初期設定でインストールされるフォルダーです。これらのフォルダーは移動・削除せずに残してください。
- Effects
- Extensions
- Format
- Keyframe
- MAXON CINEMAWARE AE
サードパーティ製プラグインのインストール先について、詳しくはプラグインの提供元にお問い合わせください。
G. ディスクキャッシュの最適化
After Effects の環境設定で、ディスクキャッシュの設定を変更することにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。
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After Effects を起動し、編集/環境設定/メディア&ディスクキャッシュを選択します。
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ディスクキャッシュセクションで、以下の操作を行います。
- 「ディスクキャッシュを有効にする」にチェックを入れます。(初期設定で有効になっています。)
- 複数の内蔵ハードディスクまたは SSD を搭載している場合は、「フォルダーを選択」をクリックして、より高速なドライブ上のフォルダーを指定します。
- 「最大ディスクキャッシュサイズ」の値を変更します。b. で指定したドライブの空き容量を考慮して、可能な限り大きなサイズを指定してください。
注意:「ディスクキャッシュを空にする」を実行すると、保存されているキャッシュデータが削除されます。蓄積したデータによってディスク容量が圧迫され、動作に影響を及ぼすこともあるため、パフォーマンスが低下してきた場合は、「ディスクキャッシュを空にする」を実行することによって改善されることがあります。
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「OK」をクリックして、環境設定ダイアログボックスを閉じます。
H. コーデックのトラブルシューティング
複数のコーデックがインストールさ れていることにより、これらがコンフリクトを起こして問題を引き起こす場合があります。サードパーティ製のコーデックを無効化、または削除することによっ て、コーデックのコンフリクトによる問題を解決することができます。コーデックを一時的に無効にするには、以下の操作を行います。
Windows レジストリには、コンピュータとアプリケーションのための重要な情報が含まれています。レジストリの編集については、弊社ではサポートを行っておりません。変更する前には、必ずレジストリのバックアップを作成してください。レジストリの詳細は、Windows のマニュアルを参照するか、Microsoft 社にお問い合わせください。
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すべてのアプリケーションを終了します。
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Windows キーを押しながら R キーを押します。
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ファイル名を指定して実行ダイアログボックスが表示されたら、「名前」テキストボックスに「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。
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レジストリエディタが起動したら、左側のリストに表示されているフォルダを展開し、以下のレジストリキーに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥Drivers32
注意:ビデオコーデックは通常「vidc」で始まり、オーディオコーデックは通常「.acm」という拡張子で終了します。また、ファイル名は、常に コーデックの通称名と一致しているわけではありません(例えば、Cinepak は vidc.cvid のように表示されます)。
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無効にするコーデックをダブルクリックします。
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文字列の編集ダイアログボックスで、「値のデータ」内のデータの最初にセミコロン(;)を追加してエントリを無効にします。
例 : 「;iyuv_32.dll」
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「OK」をクリックします。
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手順 5. ~ 7. を繰り返し、互換性に疑いのあるコーデックをすべて無効にします。
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レジストリエディターを終了します。
I. 問題が解決しない場合
上記すべての操作を行っても問題が解決しない場合は、既知の問題として弊社サポートデータベースで文書が公開されていないか検索します。
サポートデータベース URL : https://helpx.adobe.com/jp/support.html#/top_products
以下の弊社ユーザーフォーラムにおいて、弊社製品を使用しているユーザーから同じような問題が報告されているかを参照することができます。別のコンピューターでも同じ問題が確認できた場合、弊社テクニカルサポートにおいても、問題を再現し検証を行える可能性があります。
URL : http://forums.adobe.com/community/international_forums/japanese/after_effects