After Effects を終了します。
この文書では、製品の調子が悪いときに最初に行っていただきたい簡単な対処方法をご紹介します。下記の対処方法で解決しない場合や、特定のエラーメッセージが表示される場合は別の解決方法の文書が用意されていることがあります。
A. 必要システム構成の確認
After Effects の必要システム構成については、以下の文書を確認してください。
- After Effects の必要システム構成 (最新バージョン)
- 旧バージョン - After Effects 24.6(2024年8月)、After Effects 24.5(2024年6月)、After Effects 24.4(2024年5月)、After Effects 24.3(2024年3月)、After Effects 24.2(2024年2月)、After Effects 24.1(2023年12月)、After Effects 24.0.3(2023年11月)、After Effects 24.0.2(2023年10月)、After Effects 24.0.1(2023年10月)および 24.0(2023年10月)リリース の必要システム構成はこちらをご参照ください。
- 旧バージョン - After Effects 23.6(2023年8月)、23.5(2023年6月)、After Effects 23.4(2023年5月)、After Effects 23.3(2023年3月)、23.2.1(2023年2月)、23.2(2023年2月)、23.1(2022年12月)および 23.0(2022年10月)リリース の必要システム構成はこちらをご参照ください。
- 旧バージョン - After Effects 22.6(2022年8月)リリース、After Effects 22.5(2022年6月)リリース、After Effects 22.4(2022年5月)リリース、After Effects 22.3(2022年4月)リリース、After Effects 22.2.1(2022年3月)リリース、After Effects 22.2(2022年2月)リリース、After Effects 22.1.1(2021年12月)リリース、After Effects 22.0(2021年10月)リリース の必要システム構成はこちらをご参照ください。
- 旧バージョン - 2021 年 8 月(18.4.1)、2021 年 7 月(18.4)、2021 年 6 月(18.2.1)、2021 年 5 月(18.2)、2021 年 4 月(18.1)、2021 年 3 月(18.0)、2021 年 2 月(17.7)、2021 年 1 月(17.6)、2020 年 11 月(17.5.1)、2020 年 10 月(17.5)の必要システム構成はこちらをご参照ください。
- 旧バージョン - 2020 年 9 月(17.1.4)、2020 年 8 月(17.1.3)、2020 年 7 月(17.1.2)、2020 年 6 月(17.1.1)、2020 年 5 月(17.1)、2020 年 4 月(17.0.6)、2020 年 3 月(17.0.5)、2020 年 2 月(17.0.4)、2020 年 1 月(17.0.2)、2019 年 12 月(17.0.1)、2019 年 11 月(17.0) の必要システム構成はこちらをご参照ください。
参考情報 : 必要システム構成を満たしているか確認する方法
参考情報 : Apple シリコン対応の After Effects
B. 既知の問題の確認
今発生している問題が、既に確認されている問題として弊社サポートページ文書で情報公開されていないかを確認します。
また、以下の弊社ユーザーフォーラムにおいて、弊社製品を使用しているユーザーから同じような問題が報告されているかを参照することができます。
それらの問題は、アップデートにより改善していることがあります。以下のページも併せてご確認ください。
C. 環境設定フォルダーの再作成
環境設定ファイルの破損により、アプリケーションの動作が不安定になったり、エラーや強制終了が発生する可能性があります。以下の操作を行い、環境設定フォルダーを再作成してください。
環境設定ファイルを再作成すると、アプリケーションの設定が初期状態に戻ります。
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以下のフォルダーを開きます。
Macintosh HD/Users/<ユーザー名>/Library/Preferences/Adobe/After Effects
注意:macOS では、ユーザーライブラリフォルダーが初期設定で非表示になっています。詳細については、非表示のユーザーライブラリフォルダーにアクセスする方法(Mac OS X 10.7 以降)を参照してください。
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使用している After Effects の最も新しいバージョンのフォルダー名を変更します。
例 :「23.6」 →「 23.6_old 」などAfter Effects 各バージョン用フォルダー
- After Effects (2024)の場合 : 「24.x」フォルダー
- After Effects (2023)の場合 : 「23.x」フォルダー
- After Effects (2022)の場合 : 「22.x」フォルダー
- After Effects (2021)の場合 : 「18.x」フォルダー
- After Effects (2020)の場合 : 「17.x」フォルダー
- After Effects (2019)の場合 : 「16.x」フォルダー
- After Effects (2018)の場合 : 「15.x」フォルダー
注意:アップデートを適用したマイナーバージョンごとに環境設定フォルダーが作成されます。
例えば、過去に 12.1、12.2 をインストールしている場合は、12.0 フォルダー、12.1 フォルダー、12.2 フォルダーが作成されます。最も新しいバージョンのフォルダー名を変更してください。
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After Effects を起動し、正常に動作するか確認します。
D. 新規ユーザーアカウント
ユーザーアカウントの権限が不足している場合やアカウントの破損によって、必要なファイルおよびフォルダへのアクセスが妨げられることがあります。管理者権限のある新規ユーザーアカウントを作成し、作成したアカウントでアプリケーションを実行します。ドメインネットワークなどで作業している場合はローカル に管理者アカウントを作成してコンピューターにログインし、問題を再現します。
ローカルの新規ユーザーアカウントを作成する方法については、以下の文書を参照するか、ネットワーク管理者にお問い合わせください。
新規ユーザーアカウントの作成方法
E. ディスクユーティリティでMacのストレージデバイスを修復する
ディスクのアクセス権が正しくない場合、あるいはストレージデバイスのフォーマットやディレクトリ構造になんらかのエラーがあるなどの場合に、After Effectsの動作に問題が発生することがあります。「ディスクユーティリティ」を使用して、ディスクアクセス権の検証および修復等を行います。詳しくは以下のApple 社 web サイトをご参照ください。
ディスクユーティリティでMacのストレージデバイスを修復する方法 - Apple サポート (日本)
F. ビデオカードドライバーのアップデート
多くのビデオカード製造業者は頻繁にソフトウェアドライバをアップデートします。 最近ビデオカードドライバを更新していない場合は、更新されたドライバがないかビデオカードの製造元に問い合わせるか、または製造元のWebサイトからドライバをダウンロードしてください。
G. サードパーティ製プラグインの削除または無効化
After Effects は起動時にプラグインを読み込みます。サードパーティ製のプラグインをインストールしている場合、互換性の問題などにより After Effects の動作に影響を及ぼす可能性があります。サードパーティ製プラグインを削除するか、またはデスクトップなどの場所に一時的に移動して、After Effects が正常に動作するか確認してください。After Effects のプラグインは、通常以下のフォルダー内にインストールされます。
Macintosh HD/Applications/Adobe After Effects CC/Plug-ins
以下のフォルダーは After Effects の初期設定でインストールされるフォルダーです。これらのフォルダーは移動・削除せずに残してください。
- Effects
- Extensions
- Format
- Keyframe
- MAXON CINEMAWARE AE
サードパーティ製プラグインのインストール先について、詳しくはプラグインの提供元にお問い合わせください。
H. スクラッチディスクの最適化
After Effects の環境設定で、ディスクキャッシュの設定を変更することにより、パフォーマンスが向上する可能性があります。
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After Effects を起動し、After Effects/環境設定/メディア&ディスクキャッシュを選択します。
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ディスクキャッシュセクションで、以下の操作を行います。
- 「ディスクキャッシュを有効にする」にチェックを入れます。(初期設定で有効になっています。)
- 複数の内蔵ハードディスクまたは SSD を搭載している場合は、「フォルダーを選択」をクリックして、より高速なドライブ上のフォルダーを指定します。
- 「最大ディスクキャッシュサイズ」の値を変更します。b. で指定したドライブの空き容量を考慮して、可能な限り大きなサイズを指定してください。
注意:「ディスクキャッシュを空にする」を実行すると、保存されているキャッシュデータが削除されます。蓄積したデータによってディスク容量が圧迫され、動作に 影響を及ぼすこともあるため、パフォーマンスが低下してきた場合は、「ディスクキャッシュを空にする」を実行することによって改善されることがあります。
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「OK」をクリックして、環境設定ダイアログボックスを閉じます。