Adobe サイトを開き、上部のグローバルナビゲーションバーの「ログイン」をクリックし、管理者権限のある Adobe ID およびパスワードを入力してログインします。
この文書では、Adobe Creative Cloud Packager(CCP)を使用して、Adobe Acrobat XI を含む場合の Adobe Creative Cloud 教育機関向けのインストール用パッケージを作成する方法、およびインストールする方法について説明します。
実際にパッケージ作成や展開(インストール)を行う前に、以下の内容をご確認ください。
デバイスライセンスとは、特定のユーザーではなく(またシリアル番号を使用せずに)特定のコンピューターに対するライセンスのことです。ソフトウェアを使用するためにユーザーがサインインしたりシリアル番号を入力したりする必要はありません。ライセンスは、製品の注文時に自動的に作成されるコンピューターの展開プールに紐付けされます。
詳しい情報とその他のライセンスオプションについては、こちらを参照してください。
Creative Cloud Packger(CCP)は Creative Cloud 教育機関向けデバイスライセンス用に提供される管理者用のツールで、必要なアプリケーションを選択して、それぞれの環境から展開用パッケージ(インストーラー)を作成することができます。
Creative Cloud Packager の詳細については、こちらをご参照ください。
弊社では、Creative Cloud Packager をインストールするコンピューター、および作成したパッケージをインストールするクライアントコンピューターの両方に、あらかじめ最新の Windows Update を適用することを推奨します。
パッケージを作成する前に、ハードディスクの空き容量を十分に確保してください。容量については展開するアプリケーションの数により異なりますので、以下のサイトの必要システム構成の各アプリケーションをご参照ください。
デバイスライセンスは、カスタマイズインストーラーの作成の前に、発注処理を必ず先に済ませておく必要があります。デバイスライセンスは、Adobe 側で受注処理されると、その VIP 番号の管理者権限の Adobe ID にデバイスライセンスの動作に必要な設定が自動的になされます。なお、その処理がされない場合は、Creative Cloud Pacager でのデバイスライセンスの項目が表示されず、作業できない状況になりますのでご注意ください。また、ダウンロードおよび操作は VIP アドミンコンソールの管理者権限を保有されている方のみとなります。
大まかな流れは以下のようになります。
Creative Cloud Pakager を使用して、パッケージを作成します。インストールの前に、以下の内容をご確認ください。
Adobe サイトを開き、上部のグローバルナビゲーションバーの「ログイン」をクリックし、管理者権限のある Adobe ID およびパスワードを入力してログインします。
ナビゲーションパネルで、「グループ管理」をクリックします。
「パッケージ」タブの「ツール」から Windows 用または Mac OS 用の Creative Cloud Packager をクリックしてダウンロードします。
Creative Cloud Packager を起動します。
ウィンドウが表示されたら、「Creative Cloud 教育機関向け」をクリックします。
ログイン画面が表示されたら、管理者権限のある Adobe ID とパスワードを入力して「ログイン」をクリックします。
ログイン完了後、右上のプルダウンメニューから「ヘルプ」、「製品情報」、「環境設定」、「サインアウト」が選択できます。
「環境設定」を選択すると、ダウンロードしたインストーラーを保存するためのキャッシュフォルダーが指定できます。保存されたインストーラーの削除もこちらから行います。
「パッケージの作成」をクリックします。
「パッケージの詳細」画面が表示されたら、以下の各項目を指定します。
以下の設定を変更する場合は、「パッケージ設定」の「(変更)」をクリックしてください。
※ Adobe Update Manager を無効にすると、Creative Cloud のアップデートは通知されなくなります。アップデートの設定について詳しくは、パッケージの作成のヘルプページの 「Adobe Update Manager の動作」 を参照してください。
「対象製品」(展開プール)項目で「選択」をクリックし、購入した製品の中からインストーラーを作成する製品を選択します。
※ 対象製品(展開プール)は、注文したそれぞれの製品が注文数でグループ化されたものです。例えば、Creative Cloud コンプリートプラン 100 ライセンスと Photoshop 単体プラン 50 ライセンスを購入すると、Creative Cloud コンプリートプランの展開プールと Photoshop の展開プールが 1 つずつ作成されます。
各項目の設定を行ったら、「次へ」をクリックします。
アプリケーションおよびアップデート画面に展開プールに関連付けられたアプリケーションの一覧が表示されます。アプリケーションとアップデートを選択し、「ビルド」をクリックします。
一部のアップデーターは複数のアプリケーションによって共有されるため、選択していないアプリケーションに「-」のチェックが入ることがあります。右向き
矢印を展開して、インストールされるコンポーネントの詳細を確認し、必要に応じてコンポーネント単位で選択してください。
Creative Cloud Packager では、CS6 から最新バージョンまでのバージョンを選択することができます(旧バージョンを選択するには、「以前のバージョンを表示」にチェックを入れます)。また、アップデーターのみのアプリケーションも展開パッケージとして作成することが可能です。
「以前のバージョンを表示」をチェックすると、旧バージョン(CC、CS6)のアプリケーションも選択することができます。
「OS 言語と一致させる」にチェックを入れて作成されたインストーラーにはすべての言語パックが含まれます。
インストール処理を行う際にインストーラーがインストール対象の OS 言語を自動判別し、その言語に準じた言語で製品がインストールされます。
これにより、国をまたいで事業所を持つ企業や、利用ユーザーが別々の言語OSを利用している場合等に、今までは言語毎にパッケージを作る必要がありましたが、今後は一つのインストーラーで済むことになります。
ダウンロードおよびパッケージの作成処理が開始されます。このまましばらくお待ちください。
「完了」画面に、パッケージされたアプリケーションのアイコンが表示されます。この画面では、以下の 3 つの情報を確認することができます。必要な情報を確認、または保存したら、「閉じる」をクリックします。
以下の 2 つのリンクについてはテキストファイルが開かれます。
パッケージの作成中に問題が発生した場合は、これらの情報をサポート窓口にお送りいただくことで、問題の原因を特定しやすくなります。これら 2 つのファイルをデスクトップなどに別名で保存することをお勧めします。
パッケージは、以下の 2 つのフォルダーによって構成されます。
*旧バージョンの Dreamweaver、または Muse CC を選択した場合に生成されます。Muse CC 2014.3 以降は Build フォルダーにパッケージされます。
Exceptions フォルダーには、例外ペイロードの他に、ExceptionDeployer.exe というプログラムも生成されます。ExceptionDeployer.exe を利用することにより、必要な例外ペイロードを自動的に展開することができます。Exceptions Deployer のコマンドラインオプションなど、詳細については以下の文書を参照してください。
Acrobat XI が含まれているパッケージの場合は、Build フォルダーのパッケージを展開する前後二回に分けて実行する必要があります。
作成したパッケージに製品やアップデートを追加するには、以下の操作を行います。
D. パッケージの作成 の手順 1. ~ 3. までの操作を行います。
「パッケージを編集」をクリックします。
フォルダアイコンをクリックし、編集するパッケージ(パッケージ名.ccp ファイル)を選択して開きます。
選択されたパッケージが表示されたら、「次へ」をクリックします。
編集可能なパッケージは、Creative CloudPackager 1.4 以降で作成されたものになります。
選択されたパッケージで設定された項目が表示されます。変更したい項目を選択し、「ビルド」をクリックします。
「完了」画面に、パッケージされたアプリケーションのアイコンが表示されます。「閉じる」をクリックして終了します。
以下のいずれかの方法を使用してパッケージを展開します。
サードパーティ製のツールについては、以下をご確認ください。
パッケージの展開(インストール)方法には決まった順序があります。手動での展開の際は、必ず上から順に行っていってください。
Mac OS の場合、Acrobat は Creative Cloud Packager で作成されたパッケージファイル(Build フォルダー内の .pkg ファイル)に含まれているため、この操作は不要です。
Windows の場合、Acrobat XI は Exceptions フォルダーにパッケージ化されます。以下の方法で Acrobat を展開します。詳しい方法については、「Windows での Acrobat のインストール」をご確認ください。
以下のインストーラーを使用して、Build フォルダー内のパッケージを展開します。
詳しくは、「Adobe Exceptions Deployer の使用」をご確認ください。
ファイルをダウンロードして解凍します。
ダウンロード
解凍された bat ファイルを、パッケージフォルダ内に移動またはコピーします。
bat ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
「正常終了しました」と表示されれば、インストール完了です。
通常のアンインストール方法で Photoshop や Illustrator などの個々の Creative Cloud アプリケーションをクライアントコンピューターからアンインストールしても、アンインストールされたライセンスは展開プールには解放されません。そのため、展開プール内の使用可能なライセンスの数は変わりません。
アンインストールしたデバイスライセンスを展開プールに解放するには、次の操作を行います。
ユーザーライセンスを用いて既にコンピューターにアドビソフトウェアがインストールされている場合でも、デバイスライセンスに移行することができます。移行するには、まずライセンスパッケージを作成し、その後、ライセンスパッケージを展開して既に展開済みのアプリケーションにデバイスライセンスを適用します。また、ライセンスファイルを適用する前に、既存のユーザーライセンスからサインアウトし、Creative Cloud デスクトップアプリケーションをアンインストールする必要があります。
D. パッケージの作成 の手順 1. ~ 3. までの操作を行います。
「ライセンスファイルの作成」をクリックします。
「パッケージの詳細」画面が表示されたら、以下の各項目を指定します。
各項目の設定を行ったら、「ビルド」をクリックします。
パッケージが正常に作成されると、完了画面が表示されます。「閉じる」をクリック
パッケージ名をクリックすると、フォルダーが開きます。
「Build Log」をクリックすると、パッケージのビルド時に作成されたログファイルが開きます。作成に失敗した場合は、AdobeSerialization.log ログファイルを使用して問題をトラブルシューティングします。
AdobeSerialization.log は、以下の場所に保存されます。
エンドユーザーは、既存のソフトウェアのライセンスを解除するために Creative Cloud からログアウトする必要があります。Creative Cloud デスクトップアプリケーションまたはインストールされたその他の製品からログアウトします。
Creative Cloud デスクトップアプリケーションをアンインストールします。詳しい手順については、以下の文書をご確認ください。
h-1. で作成したライセンスファイルパッケージをエンドユーザーのコンピューターで展開します。
ライセンスファイルパッケージには、次の 4 つのファイルが含まれています。
以下の操作を行います。
上記資料「アドミンコンソールマニュアル」は、お客様用の管理サイト「アドミンコンソール」の操作手順を解説したものです。
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