透明な背景で動画を生成

最終更新日 : 2025年10月24日

テキストから動画生成、または画像から動画生成機能を使用して、透明な背景と実態のある前景要素を持つビデオを生成する方法について説明します。

複数の視覚レイヤーを含むビデオを扱う際、透過が重要です。 上位レイヤーの一部を透明にすることで、下層の視覚要素が見えるようになります。これにより、コンテンツが異なるシーンにシームレスに描画されたり、様々な背景の上に自然に配置されたりします。

Firefly を使用すると、ビデオ生成時の透過を簡単にコントロールできます。 テキストプロンプトを使用する場合でも、テキストプロンプトと開始フレームや終了フレーム画像を組み合わせる場合でも、透明な背景と実体のある前景要素を持つビデオを柔軟に生成できます。

Firefly ホームページで、透明な背景で生成テキストから動画生成、または画像から動画生を選択します。

透明な背景で生成を選択すると、Firefly Video モデルが選択され、透明な背景が既に有効になった状態でモジュールが開きます。

テキストから動画生成または画像から動画生成を選択した場合は、左側のパネルの「一般設定」セクションでビデオ生成のモデルとして Firefly Video を選択します。

「一般設定」セクションで、ビデオ生成のモデルとして Firefly Video が選択されています。
透明な背景のビデオを生成するには、ビデオモデルとして Firefly Video を選択します。

詳細設定セクションで、透明な背景オプションを有効にします。

詳細設定セクションで、「透明な背景」オプションが有効になっています。
背景のない動画を生成するには、透明な背景オプションを有効にします。

透明な背景」オプションが有効になると、サポートされていない生成設定は非表示になります。

生成動画の解像度と縦横比を選択します。

デフォルトで、フレーム毎秒は 24 FPS、時間は 5 秒です。

ビデオの開始フレームまたは終了フレームとして画像を使用したい場合は、「フレーム」セクションの最初のフレーム最後のフレームにそれぞれアップロードします。

開始フレーム画像が追加され、動画を生成するためのテキストプロンプトが表示されています。
透明な背景で画像を生成する際は、最初と最後のフレームに透明な部分を含む PNG ファイルを追加します。

注意:

透明な背景で画像を生成する際、開始フレームと終了フレームでサポートされているのは透明な部分を含む PNG ファイルのみです。

プロンプトバーに、生成する動画を説明するテキストプロンプトを入力します。

動画が生成されたら、背景アイコンを選択して、プリセットの背景色を確認し、動画の背後でどのように見えるかをプレビューできます。

次のプリセットから選択できます。

  • 透明な背景
  • 白の背景
  • 黒の背景
  • 緑の背景
  • 前景のみ
  • アルファマスクのみ
プレビューセクションでは、透明な背景のビデオの表示方法を選択できます。透明度を視覚化するために、白、黒、緑の背景スタイルが利用可能です。
複数の背景スタイルを使用して、生成された透明なビデオが異なる環境でどのように表示されるかを確認できます。

生成された動画に問題がなければ、「ダウンロード」オプションを選択して保存します。

動画は圧縮ファイルとしてダウンロードされ、次の 2 つの動画アセットが含まれます。

  • 前景動画:背景が削除された主要な視覚コンテンツを含むプライマリ動画です。
  • アルファ動画:前景のどの部分を表示し、どの部分を透明にするかを定義する透明度データ(アルファチャネルとも呼ばれる)を含む動画です。

これら 2 つのファイルをお好みの動画編集プログラムに取り込んで、プロジェクトに必要な透過を作成します。