Adobe Firefly の使用に関するよくある質問に回答します。
Adobe Firefly について
Adobe Firefly はスタンドアロンの web アプリケーションで、firefly.adobe.com で利用できます。生成 AI を使用してクリエイティブワークフローを大幅に改善しながら、アイデア、作成、コミュニケーションのための新しい方法を提供します。Firefly web サイトに加えて、アドビにはクリエイティブ生成 AI モデルの幅広い Firefly ファミリーがあり、アドビのフラッグシップアプリや Adobe Stock の Firefly の技術を利用した機能も備えています。
Firefly は、アドビが 40 年にわたって作り出してきたテクノロジーの自然な流れであり、人々が自分の考えを想像したとおりに正確にこの世に生み出す力を与えられるべきであるという信念に基づいています。
アドビでは、お客様が Firefly をスムーズに操作できるように努めていますが、その使用がアドビのガイドラインまたはポリシーおよび利用条件に従っていない場合、アカウントを制限することがあります。 Firefly の機能を使用するには、次の条件を満たす必要があります。
- 安定したインターネット接続がある。
- Adobe ID を所有している。
- Creative Cloud アプリ内の Firefly の技術を利用した機能について、使用が承認されたアドビ正規品ソフトウェアの有効な利用資格がある。
- アドビの生成 AI ユーザーガイドラインに準拠している。
- Adobe Firefly が利用可能な国に居住している。 ロシア、ベラルーシ、中国では、Adobe Firefly は利用できません。 さらに、アドビのサービスおよび製品は、キューバ、イラン、北朝鮮、シリア、クリミア、いわゆるドネツクおよびルガンスク人民共和国では使用できません。
他にも質問があり、お客様の使用がこれらのガイドラインに違反していないと思われる場合は、アドビにお問い合わせください。
Firefly は、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)2.1 の レベル A およびレベル AA で国際的に認められたベストプラクティスに従っています。 Firefly がサポートするアクセシビリティ機能には、キーボードナビゲーション、スクリーンリーダー、カラーコントラスト、Forms があります。
- キーボード:Firefly では、Tab キーを使用してユーザーインターフェイスコントロール間を移動できます。Space キーまたは Enter キーを使用してボタンやリンクを有効にし、矢印キーを使用してオプション間を移動できます。また、Space キーを使用してオプションを選択できます。 オペレーティングシステムのアクセシビリティ:Firefly では、macOS の VoiceOver や Windows の NVDA などのスクリーンリーダーを含む支援技術とのやり取りを可能にするオペレーティングシステムへのユーザーインターフェイスに関する情報を提供します。
- カラーコントラスト:Firefly のユーザーインターフェイスは、WCAG 2.1 AA カラーコントラストガイドラインを満たすように設計されています。
- Forms:Firefly の Forms にはエラー状態がありません。
Firefly のインスピレーションストリームに表示される画像は事前にキャッシュされた画像であり、各ユーザーに固有のものではありません。 お客様の生成クレジットは、サンプルを表示するときには使用されませんが、「更新」を選択するなど、画像をさらに生成する操作を行う場合に使用されます。
Firefly の使用
Beta ラベルのない機能の場合は、Firefly で生成された出力を商用プロジェクトで使用できます。 ベータ版の機能である場合は、製品内で特に明記されていない限り、Firefly で生成された出力を商用プロジェクトで使用できます。
プランに Firefly の利用権限が含まれている場合、オフにすることはできませんが、アプリ内で Firefly の技術を利用したワークフローを使用しないか、Firefly web サイトにログインしないことを選択することができます。
Firefly コミュニティに作品を送信することにより、生成した画像やプロンプト(帰属を目的とするアドビプロフィール写真および名前を含む)がマーケティング資料や、インスピレーションおよびギャラリーのページで使用されることに同意したものとみなされます。これにより、他のユーザーが同じプロンプトを使用して作成できるようになります。 お客様の投稿は、デザインチームによってレビューおよびキュレーションが行われます。 エンタープライズ版、グループ版、および教育機関向けのアカウントのエンドユーザーを含むビジネスプロフィールのコンテンツをコミュニティに送信しないでください。
現在、フィードバックは画像ごとに送信されていますが、検討中です。この機能の追加が役立つと思われる場合は、フィードバックをお送りください。お客様がその実現をどの程度希望されているかについて確認させていただきます。
データおよびコンテンツの使用
現在の Firefly の生成 AI モデルは、パブリックドメインのコンテンツに加えて、Adobe Stock などのライセンス済みのコンテンツのデータセットでトレーニングされています。 Firefly の進化に伴い、アドビはクリエイターが他のクリエイターのコンテンツに影響を受けることなく独自のスタイル、ブランディング、デザイン言語に合ったコンテンツを作成できるように、機械学習モデルを独自のアセットでトレーニングする方法を模索しています。 アドビは、引き続きクリエイティブコミュニティの声に耳を傾け、クリエイティブコミュニティと協力して、Firefly トレーニングモデルへの今後の開発に対応していきます。
いいえ、Creative Cloud サブスクライバーの個人コンテンツではトレーニングを行いません。 Adobe Stock コントリビューターの場合、Stock コントリビューターライセンス契約に従ってコンテンツが Firefly のトレーニングデータセットに含まれます。
アドビは、Firefly が商業的に安全であるように設計するためのアドビによる取り組みの一環として、Adobe Stock 画像、公開ライセンスされたコンテンツ、著作権の有効期限が切れたパブリックドメインコンテンツで、初期の商用 Firefly モデルのトレーニングを行っています。
また、Content Authenticity Initiative(CAI)の共同創設者として、アドビは、責任ある生成 AI の業界標準を設定しています。 CAI は、コンテンツ認証および来歴のオープンな業界標準の採用を促進しているメディアやテクノロジー企業、NGO、学者などのコミュニティです。
これは、Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)と連携しています。C2PA は、発行者、クリエイター、および消費者が様々な種類のメディアの起源を理解するための機能を提供するオープンな技術標準を開発しました。これには、生成 AI が使用されたことをユーザーが示すことができるようにする Content Credential を追加する機能も含まれます。 content credentials について詳しくは、
生成 AI に関する法律は、世界中のすべての地域で急速に発展しています。 著作権に関するご相談は、法律の現状に精通した地域の法務サービスプロバイダーにお問い合わせください。 Copyright Alliance の生成 AI 時代における作成者の著作権保護に関するこちらの記事(英語)をご確認ください。
アドビは、誤情報との闘いに尽力しており、「Content Credentials」と呼ばれる、デジタルアセットに付随するメタデータを介してデジタルアセットに透明性をもたらしているグローバルな連合である Content Authenticity Initiative(CAI)への参加を通じて、その尽力を示しています。 Content Credentials は、デジタルの「栄養成分表示」として機能します。このラベルに、作成者はアセットの作成日、作成に使用したツール、行った編集に関する、改ざんの跡がすぐわかる情報を追加できます。 アドビでは、Firefly 出力を使用している特定の種類の書き出しの場合に Content Credentials を自動的に適用し、AI ツールが使用されたことを示します。 これによりアセットに関する有用なコンテキストが得られるため、より詳細な情報に基づいて、アセットを信頼するかどうかを判断できます。
コミュニティに参加して、つながり、学び、交流する
インスピレーション、エキスパートが教えるヒント、一般的な問題の解決方法については、Discord または Adobe Firefly コミュニティフォーラムにアクセスしてください。 アドビのチームや他のユーザーとつながって、アイデアを交換したり、作品を共有したり、最新の機能やお知らせを確認したり、フィードバックを提供したりできます。