最終更新日 :
2023年8月17日
- チュートリアルビルダーユーザーガイド
- チュートリアルビルダー入門
- コンテンツのガイドライン
- Photoshopチュートリアルビルダー
- Illustratorチュートリアルビルダー
チュートリアルは、著者自身の考え方がうかがえる率直な文章で記述してください。セールストークと受け取られるような言葉や、あいまいな表現は避けてください。
セクション、手順、注意の書き方に関するガイドライン
Illustratorチュートリアルビルダーで作成するすべてのチュートリアルは、セクション、手順、注意から構成されています。チュートリアルの著者には、コンテンツの組み立てを考え、頭に入りやすい「セクション」という小さい単位に切り分けて情報を提供する役割が求められます。
個々のセクション内には、一連の手順と、必要に応じて注意を配置します。手順は原則として1つのセクション内で完結し(セクション自体の性質上、必要な場合を除き)、次のセクションへは続きません。手順には必ず番号が付きます。一方、注意には番号がありません。注意は、番号付き手順に追加するサポート情報です。
情報の一部は、操作を記録するのではなくテキストを手入力する必要があります。番号付き手順を手入力するときは、必ず配置/キャンバスを使用します。
手順の記述は十分に推敲し、簡潔明瞭でわかりやすい表現にしてください。スクロールせずにセクション内の手順をすべて読める短さが求められます。長いテキストブロックはユーザーを飽きさせる要因にもなります。ユーザーの関心、集中力、チュートリアル継続の意欲を保つ書き方を心がけてください。
例:Aiでシェイプを扱うチュートリアルを作成する場合、以下のようなセクション構成にすることが考えられます。
- シェイプを作成する
- 作成したシェイプを編集する
- 角を丸める
- 他のシェイプを追加する
- _______ を組み立てる
- シェイプを結合する
個々の手順で、「~を~します」のようにユーザーの行動を明確に示す
良い例:+アイコンをクリックして、選択範囲に追加します。
悪い例:もし、このツールでオブジェクト全体が選択されなかった場合は、+アイコンをクリックして選択範囲に追加します。
手順の説明文におよその値を示す
- 設定値の変更指示では、個々のスライダーや数値フィールドごとに「およそ」の値を示します。
良い例:明瞭度スライダーをドラッグしておよそ+20に設定し、中間調のコントラストを高くします。
手順に「理由」を含める
- 以下のような「理由」を含めます。
- その操作によって得られる結果
- 特定のワークフローやツールを使用する理由
- 例:
- 指示の結果
良い例:不透明度スライダーをドラッグして80程度に設定し、アートワークをやや透明にします。
良い例:ブラシのサイズを50程度に設定し、ブラシを対象の領域よりも少し大きくします。
悪い例:不透明度スライダーをドラッグして80程度に設定します。
- 特定のワークフローやツールを使用する理由
良い例:段落テキスト用のテキストボックスをドラッグして作成します。段落テキストはボックス内で折り返し処理されるため、長いテキストを作成するときに便利です。
- 指示の結果
必要な場合、注意を使用して理由や目的を補足する
- 1つの手順内で重要な理由や目的を伝えきれない場合は、その直後に注意を1つ追加して、手順ではなく理由や目的の説明に使用します。ただし、操作の流れを妨げないよう、注意を多用することは避けてください。
良い例:
- 手順:レイヤーパネルで、「選択したオブジェクトを探す」アイコンをクリックします。
- 注意:ドキュメント内で選択されているコンテンツの位置がレイヤーパネル上で示されます。
- 注意に代替ワークフローを記述しないでください。特に、初級チュートリアルでは絶対に避けてください。
悪い例:別の方法としては、色調補正パネルを使用し、必要な調整レイヤーのアイコンをクリックして調整レイヤーを追加することもできます。