この文書では、Windows で Adobe Creative Cloud Packager で作成したパッケージ(インストーラー)を使用して、(必要に応じて Adobe Customization Wizard を使用してカスタマイズを行った上で)最新版の Adobe Acrobat DC をインストールする方法について説明します。
チェーンインストールを行うには、以下の操作を上から順に行います。
注意:
チェーンインストールとは、インストーラーにアップデーターを連動させる状態でインストールする方法です。
注意:
Customization Wizard でもシリアル番号認証を行うことが出来ますが、CCP でシリアル番号認証した状態で Customization Wizard でもシリアル番号認証を実施すると、二重認証のような状態となり、正しくライセンシングされません。その為、この組み合わせの場合は、CCP 側でシリアル番号認証を実施し、Customization Wizard 側ではシリアル番号認証は行わないようにしてください。
必要に応じて Customization Wizard を使用して、アップデート制御、オンラインストレージへのアクセス抑制等のカスタマイズを行います。
Customization Wizard について詳しくは、以下の文書を参照してください。
注意:
ダウンロードするファイルは、Continuous トラックを選択してください。ファイル名は、「AcrobatDCUpd<バージョン>.msp」となります。
※ Acrobat DC には「Continuous トラック」、「Classic トラック」の 2 種類のトラックが存在しますが、CCP で作成できる(Creative Cloud Enterprise ユーザーが使用する)Acrobat DC は「Continuous トラック」のみとなります。Classic トラック用のアップデートを適用しようとすると、「1642」のエラーとなりますのでご注意ください。
参考)
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開いた setup.ini ファイルのパッチファイルのファイル名を、(手順 C. で確認した)最新のアップデートファイル名に変更し、ファイルを上書き保存します。
例)
[Product]
PATCH=AcrobatDCUpd1500920069.msp
↓
[Product]
PATCH=AcrobatDCUpd1501020056.msp
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手順 C. でダウンロードしておいた最新版のアップデートファイルを、CCP で作成したパッケージフォルダの以下の場所(削除した古い msp ファイルと同じ場所)に保存します。
例) C:\Users\<ユーザー名>\Desktop\<パッケージ名>\Build\Setup\APRO<バージョン>\Adobe Acrobat
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Acrobat DC を含む Build フォルダー内のアプリケーションがインストールされます。
この際、Acrobat DC は手順 C. でダウンロードした最新バージョンが適用されます。