Fireworks では、Photoshop(PSD)のネイティブファイルを読み込み、Photoshop の多くの機能を維持できます。Fireworks のグラフィックを Photoshop に書き出して、画像を詳細に編集することもできます。

Fireworks への Photoshop 画像の配置

Photoshop の画像を Fireworks に配置するには、ファイル/読み込みコマンドまたはファイル/開くコマンドを使用するか、ファイルをカンバスまでドラッグします。「読み込み」コマンドを使用すると、バックグラウンドレイヤーとレイヤーフォルダーに関する固有のオプションを指定できます。これに対して、「開く」コマンドとファイルをドラッグする方法ではガイドやステートに関するオプションを指定できます。

Fireworks で変換されたり、サポートされていない Photoshop の機能

Photoshop ファイルを Fireworks で開いたり、Fireworks に読み込んだりすると、指定した読み込み環境設定に従って画像が PNG 形式に変換されます(Photoshop 読み込み/開く環境設定を参照してください)。

  • 個々のレイヤーマスクは、Fireworks オブジェクトマスクに変換されます。グループマスクは、サポートされていません。

  • クリッピングマスクはオブジェクトマスクに変換されますが、外観の変化はわずかです。編集性を失っても外観を保持するには、「クリッピングマスク」を選択してください。

  • レイヤーの描画モードは、Fireworks オブジェクトの描画モードに変換されます(対応するモードが存在している場合)。

  • 初期設定では、レイヤー効果は残ります。これらの効果を対応するライブフィルターに変換する場合は、「レイヤー効果」を選択してください。ただし、類似する効果およびフィルターでも外観がわずかに異なる場合があります。

  • チャンネルパレット内の最初のアルファチャンネルは、Fireworks 画像内の透明領域に変換されます。ただし、Fireworks では追加された Photoshop アルファチャンネルをサポートしていません。

  • すべての Photoshop 色深度およびモードは、8 ビット RGB に変換されます。

Fireworks で Photoshop 画像をドラッグ、開く、または読み込む

ドラッグする、開く、または読み込む画像は、それぞれが新しいビットマップオブジェクトになります。

注意:

Windows の場合、ファイル形式を Fireworks で認識できるようにするには、Photoshop ファイルの名前に拡張子 PSD が付いている必要があります。

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • 開いている Fireworks ドキュメントへ Photoshop 画像またはファイルをドラッグします。

    • ファイル/開く、またはファイル/読み込みを選択して、Photoshop(PSD)ファイルを指定します。

  2. 「開く」をクリックします。

  3. 表示されるダイアログボックスで画像のオプションを設定し、「OK」をクリックします。

  4. ファイル/読み込みコマンドを使用した場合、L を反転させたような形状のカーソルが表示されます。カンバスで、配置する画像の左上隅をクリックします。

Photoshop ファイルの読み込みオプション

Photoshop ファイルを Fireworks に読み込むか、Fireworks で開くときは、ダイアログボックスで画像を読み込む方法を指定できます。選択するオプションによって、読み込むファイルの外観と編集性が異なります。

  1. 画像のサイズをピクセル単位またはパーセント単位で指定し、ピクセル解像度を指定します。現在の幅と高さの比を維持するには、「縦横比を固定」を選択します。

  2. Photoshop ファイルがレイヤーカンプを含む場合、読み込む画像のバージョンを選択します。「プレビューを表示」を選択すると、選択したカンプのプレビューが表示されます。「コメント」テキストボックスに Photoshop ファイルのコメントが表示されます。

  3. 一番下のポップアップメニューから、Fireworks で Photoshop 画像がどのように開かれるかを選択します。

    外観よりも編集性を優先してレイヤーを保持

    画像の外観を損なわずに、レイヤー構造とテキストの編集性をできる限り維持します。Fireworks でサポートされていない機能がファイルに含まれる場合、Fireworks ではレイヤーを統合およびラスタライズすることで外観が維持されます。例をいくつか示します。

    • CMYK レイヤー、調整レイヤー、およびノックアウトオプションを使用するレイヤーは、背後のレイヤーと統合されます。

    • サポートされていないレイヤー効果を使用するレイヤーは、レイヤーの描画モードと透明ピクセルの有無によって、統合されるかどうかが決まります。

    Photoshop レイヤーの外観を保持

    Photoshop の各レイヤーにあるオブジェクトを統合し、Photoshop の各レイヤーをビットマップオブジェクトに変換します。このオプションを選択すると、Photoshop レイヤーを Fireworks で編集できなくなります。ただし、レイヤーグループは維持されます。

    「環境設定」でカスタム設定

    環境設定ダイアログボックスで設定するカスタムのファイル変換設定を使用してファイルが読み込まれます(Photoshop 読み込み/開く環境設定を参照してください)。

    Photoshop レイヤーを 1 つの画像に統合

    Photoshop ファイルが、レイヤーなしの統合された 1 枚の画像として読み込まれます。変換後のファイルでは、個々のオブジェクトは維持されません。不透明度は維持されますが、編集はできません。

  4. ファイル/読み込みコマンドを使用した場合は、次のオプションを選択できます。

    背景レイヤーを含める

    画像のバックグラウンドレイヤーのオブジェクトを読み込みます。

    新規レイヤーに読み込み

    Photoshop から読み込みという新しいレイヤーフォルダーに画像を読み込みます。

  5. ファイル/開くコマンドを使用するか、Photoshop ファイルを Fireworks までドラッグした場合は、次のオプションを選択できます。

    ガイドを含める

    Photoshop のガイドが元の位置に維持されます。

    レイヤーをステートに変換

    Photoshop の各レイヤーグループがそれぞれ別個のステートに配置されます。

Photoshop からのテキストの読み込みについて

注意:

Photoshop ファイル内の特定のテキストを簡単に読み込むには、Fireworks に直接コピーします。コピーしたテキストではテキスト属性がすべて保持されます。

テキストを含む Photoshop ファイルを読み込むときは、Fireworks によって、必要なフォントがシステムにあるかどうかが確認されます。フォントがインストールされていない場合、フォントを変更するか、外観を維持するかを確認するメッセージが表示されます。

Fireworks でサポートされているエフェクトが Photoshop ファイルのテキストに適用されている場合、Fireworks でもエフェクトは適用されます。ただし、Fireworks と Photoshop ではエフェクトの適用方法に違いがあるので、アプリケーションによってエフェクトの外観が異なる可能性があります。

テキストが含まれる Photoshop 6 または 7 ファイルを Fireworks で開くか、または Fireworks に読み込む場合、「外観を保持」オプションを選択していると、キャッシュされたテキスト画像が表示されるので、テキストの外観は Photoshop と同様に保たれます。テキストを編集すると、キャッシュされた画像が実際のテキストに置き換わります。テキストの外観は、元のテキストとは異なる場合があります。ただし、元のフォントデータは PNG ファイルに保存されているので、これらのフォントがインストールされているシステムでは元のフォントを使用できます。

注意:

Fireworks では、Photoshop 6 または 7 形式でテキストを書き出すことはできません。Photoshop 6 または 7 のテキストを含むドキュメントを編集してからドキュメントを Photoshop に書き戻すと、このファイルは Photoshop 5.5 形式で書き出されます。しかし、テキストを変更していなければ、ファイルは Photoshop 6 形式で書き出されます。

Photoshop のグラデーションの読み込みと書き出し

読み込み後と書き出し後のグラデーションの品質は、グラデーションのタイプによって異なります。また、グラデーションのカラーと不透明度が多少変化することもあります。

グラデーション

読み込み品質

線形

ほぼ完全

円形

ほぼ完全

反射

ほぼ完全

菱形

近似(長方形にマップ)

角度

近似(円錐形にマップ)

   

グラデーション

書き出し品質

線形

ほぼ完全

円形

ほぼ完全

バー

ほぼ完全

長方形

近似(菱形にマップ)

円錐形

近似(角度にマップ)

楕円形

近似(円形にマップ)

波紋

近似(円形にマップ)

星形

不完全(シェイプバーストにマップ)

輪郭、サテン、波動

不完全(線形にマップ)

読み込み後の調整レイヤーの外観の保持

調整レイヤーが含まれている PSD ファイルを読み込んだ場合、個別のレイヤーの外観は保持されます。

  1. 環境設定ダイアログで、「Photoshop 読み込み / 開く」を選択します。

  2. 「調整したレイヤーの外観を保持」を選択します。

調整したレイヤーの外観の保持

調整レイヤーが含まれている PSD ファイルを読み込んだ場合、個別のレイヤーの外観は保持されます。ダイアログボックスで「「環境設定」でカスタム設定」を選択します。

Photoshop フィルターおよびプラグインの使用

ライブフィルターウィンドウまたはフィルターメニューから、Photoshop やその他のサードパーティのフィルターやプラグインを多数使用できます。

注意:

Photoshop 5.5 以前のバージョンのプラグインおよびフィルターがサポートされています。Photoshop 6 以降のプラグインおよびフィルターは、Fireworks との互換性がありません。

環境設定ダイアログボックスを使用した Photoshop プラグインの有効化

  1. 編集/環境設定(Windows)または Fireworks/環境設定(Mac OS)を選択します。

  2. 「プラグイン」カテゴリをクリックします。

  3. 「Photoshop プラグイン」チェックボックスをオンにします。

    Photoshop のプラグインフォルダーを選択ダイアログボックスが表示されます。

    注意:

    ダイアログボックスが開かない場合は、「参照」をクリックします。

  4. Photoshop やその他のフィルターおよびプラグインがインストールされているフォルダーを選択し、「開く」をクリックします。

  5. 「OK」をクリックして、環境設定ダイアログボックスを閉じます。

  6. Fireworks を再起動します。

ライブフィルターウィンドウを使用した Photoshop プラグインの有効化

  1. カンバス上のベクトルオブジェクト、ビットマップオブジェクトまたはテキストブロックのいずれかを選択し、プロパティインスペクターの「フィルター」ラベルの隣にあるプラス(+)記号アイコンをクリックします。

  2. ポップアップメニューからオプション/プラグインの場所を選択します。

  3. Photoshop やその他のフィルターおよびプラグインがインストールされているフォルダーを選択し、「開く」をクリックします。Fireworks を再起動するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

  4. Fireworks を再起動して、フィルターとプラグインを読み込みます。

    注意:

    代わりに、Fireworks の Plug-ins フォルダーに直接プラグインをインストールすることもできます。

Photoshop への Fireworks グラフィックの配置

Fireworks は、Photoshop(PSD)形式でファイルを書き出すことができます。Photoshop グラフィックを Fireworks で開くことができるのと同様に、Fireworks 画像を Photoshop に書き出し、編集することができます。Photoshop ユーザーは、Fireworks でこれまでのグラフィックを操作し、Photoshop でも編集を続けることができます。

注意:

PSD Save 拡張機能を使用して、Fireworks ドキュメント内のページとステートを個別の PSD ファイルとしてすばやく書き出すことができます。この拡張機能は、次の場所からダウンロードできます。http://www.adobe.com/go/learn_fw_psdsave_jp

Photoshop 形式でのファイルの書き出し

  1. ファイル/別名で保存を選択します。

  2. ファイル名を入力し、コピーを別名で保存メニューから「Photoshop PSD」を選択します。

  3. オブジェクト、エフェクトおよびテキストのプリセットの書き出し設定を指定するには、「オプション」をクリックします。次に、設定メニューから次のいずれかのプリセットを選択します。

    外観よりも編集性を保持

    オブジェクトがレイヤーに変換され、エフェクトが編集可能になり、テキストが編集可能な Photoshop テキストレイヤーに変換されます。Photoshop で画像を大幅に編集する予定で、Fireworks 画像の正確な外観を保存する必要がない場合は、このオプションを選択します。

    Fireworks の外観を保持

    それぞれのオブジェクトが別々の Photoshop レイヤーに変換され、エフェクトとテキストが編集できなくなります。Photoshop で Fireworks オブジェクトの操作性を保持しつつ、Fireworks 画像のオリジナルの外観も保持したい場合は、このオプションを選択します。

    Photoshop ファイルサイズを小さくする

    すべてのレイヤーが統合され、ビットマップ画像になります。多数の Fireworks オブジェクトが含まれるファイルを書き出す場合は、このオプションを選択します。

    カスタム

    オブジェクト、エフェクトおよびテキストの各設定を選択できます。

  4. 「保存」をクリックして、Photoshop ファイルを書き出します。

    注意:

    バージョン 5.5 以前の Photoshop では、100 個を超えるレイヤーを含むファイルは開けません。書き出す Fireworks ドキュメントに 100 個を超えるオブジェクトが含まれる場合は、オブジェクトを削除するか、統合する必要があります。

Photoshop の書き出し設定のカスタマイズ

  1. 名前を付けて保存ダイアログボックスで、ファイルの種類として「Photoshop PSD」を選択し、「オプション」をクリックします。

  2. 設定ポップアップメニューから「カスタム」を選択します。

  3. オブジェクトポップアップメニューで、次のいずれかを選択します。

    Photoshop レイヤーに変換

    個々の Fireworks オブジェクトが Photoshop レイヤーに変換され、Fireworks マスクが Photoshop レイヤーマスクに変換されます。

    Fireworks の各レイヤーを統合

    Fireworks の個々のレイヤーにあるすべてのオブジェクトが統合され、各 Fireworks レイヤーが Photoshop のレイヤーになります。このオプションを選択すると、Fireworks オブジェクトを Photoshop で編集できなくなります。また、Fireworks オブジェクトと関連する描画モードなどの機能も失われます。

  4. 効果ポップアップメニューで、次のいずれかを選択します。

    編集可能

    Fireworks ライブフィルターが Photoshop のこれに相当するエフェクトに変換されます。Photoshop に存在しないエフェクトは破棄されます。

    効果をレンダリング

    エフェクトがオブジェクトに統合されます。このオプションを選択するとエフェクトの外観が維持されますが、Photoshop で編集はできません。

  5. テキストポップアップメニューで、次のいずれかを選択します。

    編集可能

    テキストは編集可能な Photoshop レイヤーに変換されます。Photoshop でサポートされていないテキストの形式設定は失われます。

    テキストのレンダリング

    テキストが画像オブジェクトに変換されます。このオプションを選択すると、テキストの外観が維持されますが、編集はできません。

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー