開発およびテスト中に Player とデバッガのバージョンを切り替えるアプリケーションデベロッパーは、Flash Player のインストール制御と登録の方法に関する問題に直面することがあります。

開始する前に

このページの対象読者は Flash および Flex のデベロッパーです。Flash Player のアップグレードをご希望の方は、以下のいずれかを参照してください。

サポート対象バージョンに関する開発

2007 年 12 月 18 日のセキュリティ情報のリリースから、アドビは Adobe Flash Player 7 のサポートを中止し、セキュリティアップデートは行わないことにしました。サポート対象システムで Flash Player を使用するすべてのユーザーは Flash Player ダウンロードセンターから Flash Player の最新バージョンにアップデートすることをお勧めします。

Flash Player に関するアドビのサポートポリシーは、現在および直前のメジャーリリースをサポートすることです。Flash Player 7 は、Windows 95、Microsoft NT、および Macintosh Classic をご使用のお客様に対する便宜としてセキュリティ修正で更新されました。また、Flash Player 9 の公開前に Linux および Solaris のお客様向けにもアップデートされました。

最新の Player に対してサポートされていない設定を使用する場合、または Adobe Flash Player 7 を引き続き使用する場合は、アーカイブされた Flash Player のバージョンにあるアーカイブされたインストーラーをご覧ください。この TechNote の情報は、Flash Player 7 をテストするすべてのデベロッパーに引き続き適用されます。

解決策

適切な Flash Player のバージョンを選択する

汎用アンインストーラー(uninstall_flash_player.exe)は、新しいバージョンチェックロジックに対応します。そのため、このアンインストーラーを使用して Flash Player をシステムから削除できます。(このアンインストーラーは、Flash Player のアンインストール | Windows で公開されています。)このアンインストーラーは、Flash Player のいずれのバージョンの削除にも使用できる汎用アンインストーラーです。Flash Player の最近のバージョンから以前のバージョンに切り替える場合は、あるバージョンを完全に削除してから別のバージョンをインストールすることをお勧めします。

Flash Player の旧バージョンをインストールすると失敗する場合がある

以前に Internet Explorer 用の Flash Player の最近のバージョンをインストールしている場合、旧バージョンをインストールできない場合があります。例えば、Flash Player 9.0.47.0 をインストールしていて、バージョン 9.0.45.0 をインストールしようとすると、インストールは失敗しました。インストールが失敗する場合は、旧バージョンの Flash Player をインストールする | Internet Explorer | Windows の手順に従ってください。

注意 Windows Vista についてテストするとき、サポートされる最も初期の Player は 9.0.28.0 です。Windows Vista のユーザーの方で旧 Player をインストールしている場合は、アップデートしてください。

Flash Player 10.1またはそれ以降


Flash Player 10.1 (Argo)のリリースでは、コマンドライン引数が大幅に変更されました。スタンドアロンアンインストーラーを使用するとき、Flash Player の完全なアンインストールを強制的に行う際に -clean/-force 引数を使用する必要がなくなりました。ただし、FlashUtil.exe を使用してアンインストールするとき、ユーザーは完全なアンインストールを実行する際には引き続き -force 引数を使用する必要があります。

注意:以下にリストされた引数は、EXE インストーラーのみに適用されます(MSI インストーラーは対象外)。

新しいコマンドライン引数は以下のとおりです。

  • -install: Flash Player のサイレントインストールを実行します。
  • -uninstall: Flash Player のサイレントアンインストールを実行します。
    • 注意:これらの引数は、スタンドアロンアンインストーラーまたは \Macromed\Flash ディレクトリにある FlashUtil .exe で使用できます。
  • -uninstall {activex | plugin}:特定の Player のアンインストールを実行します。ActiveX (Internet Explorer)またはプラグイン(他のブラウザー)のいずれかです。
    • 注意:この引数は、スタンドアロンアンインストーラーまたは \Macromed\Flash ディレクトリにある FlashUtil .exe で使用できます。
    • 注意:特定の Player をアンインストールするときには、サイレント -uninstall 引数で特定の Player タイプを使用します。そうしないと機能せず、両方のプレーヤータイプともアンインストールされます。

Flash Player 9.0.28.0 ~ 10.0.45.0

 

ユーティリティファイル FlashUtil.exe は、Flash Player 9.0.28.0 〜 10.0.45.0 (Coral) で C:\Windows\system32\Macromed\Flash ディレクトリにインストールされます。FlashUtil.exe には、Windows Vista および自動更新通知プロセスに必要な機能が組み込まれています。直前のユーティリティ(UninstFl.exe)は、Flash Player で不要となりインストールされなくなりました。

ユーティリティは、コントロールでバージョン管理されます。例えば、FlashUtil9b.exe は、Flash9b.ocx コントロールとともにインストールされます。また、FlashUtil.exe には、デベロッパーがテストを行う際に Player とデバッガのバージョンの切り替えに使用できるいくつかのオプションも用意されています。デベロッパーは、以下のコマンドラインフラグを使用して初期動作を調整できます。

使用方法: %s [-uninstallUnlock] [-uninstallLock] [-uninstallControlPath] path]

  • フラグなしで実行すると、自動更新通知ダイアログが表示されます。
  • -uninstallUnlock:コントロールをロック解除します。ファイルを削除せずに、OCX およびレジストリキーに書き込み/削除の権限を付与します。
  • -uninstallLock:コントロールをロックします。書き込み/削除の権限を拒否します。
  • -uninstallControlPath path:オプション。コントロールの初期設定のパスを無効にします。必ず他のフラグのいずれかと併用する必要があります。省略した場合、パスはレジストリ情報に基づいて配置されます。

初期設定のパスは、以下のレジストリキーに記述されています。

HKCR\CLSID\{D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000}\InProcServer32

例えば、C:\Windows\system32\Macromed\Flash\Flash8b.ocx

ロックコントロールを付加して FlashUtil*.exe を使用する最適な例を以下に示します。コンテンツの開発とテストを行う際に、Flash Player 8 および Flash Player 9 で再生確認を行うことがあります。8.0.24.0 と 9.0.28.0 のコントロールのコピーをそれぞれ別の名前のディレクトリに保存します。現在登録されているコントロールはバージョン 9.0.28.0 で、バージョン 8 に切り替えるケースを想定します。

まず、後で元に切り替えられるように、登録したコントロールを削除せずにロック解除します。

FlashUtil9b.exe -uninstallUnlock c:\WINDOWS\System32\Macromed\Flash\Flash9b.ocx

次に、バージョン 8 のコントロールを登録します。

regsvr32.exe c:\windows\system32\Macromed\Flash\Flash8b.ocx

ここで、バージョン 8 は現在登録されている Flash Player です。ロックコントロールには、コントロールをロックする自己登録コードが含まれています。

Flash Player 9.0.16.0 以前

 

9.0.28.0 以前の Flash Player の一部のバージョンでは、アンインストーラープログラム UninstFl.exe がインストールされています。このアンインストーラープログラムは C:\Windows\system32\Macromed\Flash ディレクトリにあります。

バージョン UninstFl.exe を含む

Flash Player 7

7.0.63.0、7.0.68.0 以降

Flash Player 8

8.0.24.0、8.0.33.0 以降

Flash Player 9

9.0.16.0

UninstFl.exe は初期動作で、ユーザーに入力を促すダイアログを表示し、コントロールをロック解除し、コントロールを登録解除してから、OCX、GetFlash.exe、GetFlash.exe.manifest を削除します。UninstFl.exe 自体は削除されず、使用中のファイルは削除できません。UninstFl.exe は新しいロックコントロールでのみ動作します。以前のコントロールには、ファイルをロックまたはロック解除する登録ロジックは含まれていないため UninstFl.exe は削除の対象として認識しません。以前のコントロールを実行すると、GetFlash.exe と GetFlash.exe.manifest は削除されますが、コントロールはそのまま残ります。Flash Player を確実に削除するには、汎用アンインストーラー uninstall_flash_player.exe を実行します。(このアンインストーラーは、Flash Player のアンインストール | Windows で公開されています。)

また、UninstFl.exe には、デベロッパーがテストを行う際に Player バージョンの切り替えに使用できるいくつかのオプションも用意されています。デベロッパーは、以下のコマンドラインフラグを使用して初期動作を変更できます。

使用方法: %s [-quiet] [-unlock] [-lock] [filename]

フラグの最初の一文字のみを使用します。

  • -q:プロンプト表示を抑制します。
  • -u:ロック解除。ファイルを削除せずに、OCX およびレジストリキーに書き込み/削除の権限を付与します。
  • -l:ロック。書き込み/削除の権限を拒否します。
  • Filename:初期設定のパスを上書きします。初期設定のパスは HKCR\CLSID\{D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000}\InProcServer32 のレジストリキーに記述されています。例: C:\Windows\system32\Macromed\Flash\Flash85.ocx

ロックコントロールを付加して UninstFl.exe を使用する最適な例を以下に示します。コンテンツの開発とテストを行う際に、Flash Player 7 および Flash Player 8 で再生確認を行います。7.0.63.0 と 8.0.24.0 のコントロールのコピーをそれぞれ別の名前のディレクトリに保存します。現在登録されているコントロールはバージョン 8 で、バージョン 7 に切り替えるケースを想定します。

まず、後で元に切り替えられるように、登録したコントロールを削除せずにロック解除します。

UninstFl.exe -u c:\windows\system32\Macromed\Flash\Flash8.ocx

次に、バージョン 7 のコントロールを登録します。

regsvr32.exe c:\windows\system32\Macromed\Flash\Flash.ocx

ここで、バージョン 7 は現在登録されている Flash Player です。ロックコントロールには、コントロールをロックする自己登録コードが含まれています。

追加情報

Flash Player 7 (7.0.63.0)および Flash Player 8 (8.0.24.0)へのアップデートではセキュリティの強化が行われ、インストールプロセスに追加のバージョンチェックも導入されました。以前のインストーラーとコントロールには新しいバージョンチェックロジックが組み込まれていなかったため、Flash Player コントロールはインストール時にロックされていました。今回のアップデートから、Adobe のインストーラーとアンインストーラーは、この変更内容に対応するように設計されています。ユーザーのインストール環境には影響しません。Flash および Flex のデベロッパーは、この変更点を考慮して、検証を行う際に Player バージョンを切り替える通常のメソッドを多少修正する必要がある場合があります。

一般的なインストールの問題

現象 診断と解決策

登録されているコントロールを手動で削除できない、または Macromed\Flash フォルダーを削除できない。

診断:現在登録されているコントロールがロックされているため、手動で削除することができません。

解決策:汎用アンインストーラーを実行してすべてのファイルを削除します。または uninstfl.exe -u もしくは FlashUtil.exe -uninstallUnlock を実行して、登録されているコントロールをロック解除して手動で削除します。

登録されているコントロールのファイル名を変更できない。

診断:現在登録されているコントロールがロックされているため、ファイルをロック解除せずにコントロール名を変更することはできません。

解決策: uninstfl.exe -u または FlashUtil.exe -uninstallUnlock を実行してコントロールをロック解除してからファイル名を変更します。

flash*.ocx ファイルで regsvr32 を実行すると、以下のエラーメッセージが返される。

診断:現在登録されているコントロールはロックされているため、登録 Player をロック解除せずに Player の別のバージョンを登録することはできません。

解決策:現在登録されているコントロールに uninstfl.exe -u、または FlashUtil.exe -uninstallUnlock を実行してロック解除します。その後、必要なバージョンの Flash Player コントロールで regsvr32 を実行して登録します。

 

 

 

キーワード:アップデート; サポートポリシー; パッチ; トラブルシューティング; 4da116d3

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー