この文書では、Adobe Muse における既知の問題と修正された問題とその回避策(存在する場合)について説明します。
Adobe Muse は、新しい機能が追加されなくなり、2020 年 3 月 26 日にサポートが中止される予定です。詳細な情報とサポートについては、Adobe Muse のサービス終了の FAQ を参照してください。
2018 年 3 月リリース(18.1)の既知の問題
- Lightbox ウィジェット内またはツールヒントウィジェット内で Recaptcha v2.0 を使用して連絡先フォームを追加する際に、Recaptcha が機能しません。サイトビジターがフォームエントリを送信しようとする際にフォームが機能しません。
- ページでメニューウィジェットを追加し、タイプを「手動」として選択すると、サイズの変更ポリシーは無効になります。この問題は、メニュー項目に「間隔を揃える」、「サブメニューのみ」に「右アイコンを表示」、「パーツの配置」に「左右、中央揃え」を選択すると発生します。

- 同期されたテキストを含む段落スタイルをホームページからコピーしてマスターページに貼り付けると、スタイルがコピーされません。
- Adobe Muse サイトを書き出す際に、ボタンがアンカーにリンクされているとき、ボタンのアクティブ状態が有効になりません。この問題に対処するには、テキストからリンクを削除し、状態ボタンをリンクします。
2017 年 10 月リリース(18.0)における修正と既知の問題
Adobe Muse (2017.1)の 8 月リリースには、レスポンシブウィジェットのコンプリートセットを搭載しました。2017.1 バージョンでは、詳細なレスポンシブサイトを簡単に作成できるようになりましたが、以前のサイトで作業する際にはいくつかの問題が発生しました。これらの問題の大半については、Adobe Muse 2018.0 リリースで修正が利用可能です。
このリリースで修正されている問題の一覧をご覧ください。
ページレイアウトに関する修正済みの問題
ページレイアウトに関する以下の問題は 2018.0 リリースの一部として修正されています。
- 要素を垂直方向に移動すると、レイアウトが破損しました。テキストボックスがデザイン内のイメージの上または下に展開されます。このバグを引き起こした主な原因は、ピニングとともに「ブラウザー幅に合わせて拡大・縮小」に設定されたヘッダー要素でした。この問題は解決されました。
- ピニング状態が混在しているサイトがある場合、混在したピニングを含むコンテンツは、ページ幅が変更されてもプッシュダウンされませんでした。この問題は解決されました。ページ上の要素はプッシュアップされたりプッシュダウンされたりして相対的な距離を維持します。この挙動は、要素に適用されるピニング状態に関係なく行われます。
- Adobe Muse ファイルを書き出した際に状態ボタンが表示されませんでした。この問題は、異なる状態に対して異なるストロークがボタンに適用された場合に発生しました。この問題は解決されました。状態ボタンはプレビューとライブサイトにおいて正しく表示されるようになりました。
- 縦方向または横方向のいずれかのトランジションを適用した場合、フルサイズ幅のスライドショーは予期どおりに機能しませんでした。この問題は解決されました。
- 異なる画面サイズでサイトをプレビューした際に、不要な空白やギャップが表示されました。空白は、ページ要素における混在したピニングが原因でした。この問題は解決されました。サイトをプレビューする際に空白や余分なスペースは表示されません。
- Adobe Muse 2017.1 を使用してレイアウトをプレビューする際に、コンポジションウィジェットのコンテナはブラウザー幅に引き伸ばされませんでした。コンテナは 1200 ピクセル以上には引き伸ばされないため、デザインに灰色の背景が生じました。この問題は解決されました。
2017 年 10 月リリースで修正されたクラッシュの問題
- スライドショーウィジェットでキャプションのサイズを変更した際に Adobe Muse がクラッシュしました。この問題は解決されました。
- Adobe Muse 2017.1 において既存のサイトを開き、スライドショーウィジェットの各要素をレスポンシブに変換しようとしたら、アプリケーションがクラッシュしました。この問題は修正済みです。
- フルスクリーンのライトボックスウィジェットをレスポンシブに変換した際に、オプションパネルから「フルスクリーン」チェックボックスをオフにして再選択した場合、Adobe Muse がクラッシュしました。このクラッシュの問題は修正済みです。
- Adobe Muse ファイルを HTML として書き出したりファイルを公開しようとした際に、UI がフリーズしました。「Left プロパティはピクセル値で指定します」というエラーが発生しました。この問題は解決されました。
- Adobe Muse 2017.1 でサイトを開き、以前のバージョンを使用して作成したサイトを書き出した際に UI がフリーズしました。ホームページを書き出した際に書き出し操作が停止しました。この問題は修正済みです。
- パブリッシュ、プレビュー、または書き出しの際に発生したクラッシュエラーは修正されました。
サードパーティ製のウィジェットに関する問題
Adobe Muse 2017.1 は、詳細なレスポンシブ対応のウィジェットライブラリを備えたメジャーリリースです。すなわち、コードの大幅な変更も含まれ、その中にはコアアーキテクチャの変更、DOM (ドキュメントオブジェクトモデル)構造の変更などもあります。
Adobe Muse 2017.1 でサードパーティ製のウィジェットを使用した際の問題が報告されています。これに対応して、Adobe Muse チームはさらに大きな規模の Adobe Muse テンプレートとウィジェットベンダーに接触して現在の開発ビルドにおけるコンテンツの検証を行いました。
Adobe Muse の最新バージョンにアップデートした後でもサードパーティ製のウィジェットに関する問題が引き続き発生する場合は、ウィジェット開発者に直接お問い合わせください。ベンダーがお客様の問題に対応しない場合は、詳細を Adobe Muse チームに転送してください。チームではウィジェットの開発者やベンダーにお客様の事例を引き継ぐことができます。
2017 年 10 月リリースの他の既知の問題
- 塗りつぶしと不透明度を適用した四角形の内側にテキストを追加すると、テキストが流れ出てしまいます。
- 「お問い合せフォーム要素」ボタンおよびグループ化した「状態」ボタンで「サイズ変更」プロパティが「なし」に設定されている場合、ページピニングはセンターに設定されていると機能しません。
- 垂直メニュー内のテキストをクリックすると、Adobe Muse アプリケーションがクラッシュします。
- フルードレイアウトでソーシャルウィジェットを追加すると、ピニングプロパティは別のブレークポイントに切り替えるときに保持されません。
- ライトボックススライドショーウィジェットを使用して子ページを書き出すと、ヒーロー画像、キャプション、前のボタンの間にギャップが表示されます。サムネイルウィジェットをライトボックスに変換し、マスターページに固定ブレークポイントを追加すると、この問題が発生します。ここで、子ページを書き出すと、ギャップが表示されます。
- .muse ファイルが 1 GB を超える場合、およびファイルがリモートの場所から開かれている場合、ファイルのバックアップ処理に時間がかかります。
2017 年 8 月リリース(2017.1)の既知の問題
- 組み込みウィジェット内に配置し、固定リサイズに設定したグループ化要素は、予期どおりに機能しないことがあります。
- フルードブレークポイントのテキストフレーム内にインラインで配置した画像または長方形は、比例して拡大・縮小されません。
- 作成する新規のフルスクリーンスライドショーで、および以前のバージョンから移行したスライドショー付きのファイルで、キャプションのサイズを変更すると、アプリケーションが終了します。テキストフレームのサイズ変更を回避するには、テキストサイズまたはコンテンツを変更します。
- 混在する要素またはグループ化要素を選択すると、ピニングコントロールでは混在の状態が正確に表示されません。
- Twitter ツイートウィジェットの Show Count オプションが機能しません。
- フルードブレークポイントのある固定サイトで、サムネイルをクリックすると、関連付けられたヒーロー画像が正しく表示されません。
- Shopify 今すぐ購入ボタンの HTML コードは、コンポジションウィジェットに埋め込まれていると、2 回表示されます。
- ウィジェットターゲットコンテナをブラウザーの右上隅にピニングすると、ウィジェットは書き出し時に予想外の動作をします。
- コンポジションウィジェット内のアンカーリンクが予期どおりに機能しません。
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