リリース日: 2015 年 2 月 5 日
最終更新日:2015 年 2 月 19 日
脆弱性識別番号: APSB15-04
優先度:以下の表を参照してください
CVE 番号: CVE-2015-0313、CVE-2015-0314、CVE-2015-0315、CVE-2015-0316、CVE-2015-0317、CVE-2015-0318、CVE-2015-0319、CVE-2015-0320、CVE-2015-0321、CVE-2015-0322、CVE-2015-0323、CVE-2015-0324、CVE-2015-0325、CVE-2015-0326、CVE-2015-0327、CVE-2015-0328、CVE-2015-0329、CVE-2015-0330、CVE-2015-0331
プラットフォーム: 全プラットフォーム
Windows 版、Macintosh 版、Linux 版の Adobe Flash Playerを対象としたセキュリティアップデートが公開されました。これらのアップデートにより、対象システムが攻撃者に制御される恐れのある脆弱性が解消されます。
弊社は、Windows8.1以前でInternet ExplorerまたはFirefoxを実行しているシステムに対するドライブバイダウンロード攻撃で、このCVE-2015-0313が盛んに付け込まれているという報告を受けています。 ユーザーの皆様には所定の情報に基づき、対象ソフトウェアにアップデートを適用することを推奨します。
Windows版およびMacintosh版のAdobe Flash Playerデスクトップランタイムをご利用のお客様には、Adobe Flash Player 16.0.0.305へのアップデートを推奨します。
Adobe Flash Playerの継続サポートリリースをご利用のお客様には、Adobe Flash Player 13.0.0.269へのアップデートを推奨します。
Linux版Adobe Flash Playerをご利用のお客様には、Adobe Flash Player 11.2.202.442へのアップデートを推奨します。
Google ChromeとともにインストールされたAdobe Flash Playerについては、Windows 8.xのInternet Explorerと同様に、16.0.0.305バージョンへのアップデートが自動的に行われます。
Adobe Flash Player 16.0.0.296とそれ以前のバージョン
Adobe Flash Player 13.0.0.264とそれ以前の13.xバージョン
Adobe Flash Player 11.2.202.440とそれ以前の11.xバージョン
ご利用中のシステムにインストールされている Adobe Flash Player のバージョンを確認するには、Flash Player についてのページにアクセスするか、Flash Player で実行中のコンテンツ上を右クリックし、メニューから「Adobe (または Macromedia) Flash Player について」を選択します。複数のブラウザーを利用している場合は、システムにインストールされているブラウザーごとに、この確認作業を行うようにしてください。
ユーザーの皆様には、以下の指示に従って、対象ソフトウェアにアップデートを適用することを推奨します。
Windows 版 と Macintosh 版 の Adobe Flash Player デスクトップランタイムをご利用のユーザーの皆様には、Adobe Flash Player ダウンロードセンターから、または製品内蔵のアップデート機能から指示があった際に Adobe Flash Player 16.0.0.305 をダウンロードしてアップデートすることを推奨します。
Adobe Flash Player の継続サポートリリースをご利用のお客様には、http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/archived-flash-player-versions.html から Adobe Flash Player 13.0.0.269 をダウンロードしてアップデートすることを推奨します。
Linux 版の Adobe Flash Player をご利用のお客様には、_jpAdobe Flash Player ダウンロードセンターから、Adobe Flash Player 11.2.202.442 へのアップデートを推奨します。
Google ChromeとともにインストールされたAdobe Flash Playerについては、Adobe Flash Player 16.0.0.305を含む最新バージョンのGoogle Chromeへのアップデートが自動的に行われます。
Windows 8.x 用の Internet Explorer とともにインストールされた Adobe Flash Player については、Adobe Flash Player 16.0.0.305 を含む最新バージョンの Internet Explorer へのアップデートが自動的に行われます。
アドビは、これらのアップデートの優先度を次のように評価し、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。
製品名 | 対象のバージョン | プラットフォーム | 優先度評価 |
---|---|---|---|
Adobe Flash Player デスクトップランタイム | 16.0.0.296 以前 |
Windows および Macintosh |
1 |
Adobe Flash Player 継続サポートリリース | 13.0.0.264 以前 | Windows および Macintosh |
1 |
Google Chrome 用の Adobe Flash Player | 16.0.0.296 以前 | Windows、Macintosh および Linux |
1 |
Internet Explorer 10 および Internet Explorer 11 用の Adobe Flash Player | 16.0.0.296 以前 | Windows 8.0 および 8.1 | 1 |
Adobe Flash Player | 11.2.202.440 以前 | Linux | 3 |
これらのアップデートは、ソフトウェアのクリティカルな脆弱性に対処します。
Windows版、Macintosh版、Linux版のAdobe Flash Playerを対象としたセキュリティアップデートが公開されました。これらのアップデートにより、対象システムが攻撃者に制御される恐れのある脆弱性が解消されます。
弊社は、Windows8.1以前でInternet ExplorerまたはFirefoxを実行しているシステムに対するドライブバイダウンロード攻撃で、このCVE-2015-0313が盛んに付け込まれているという報告を受けています。 ユーザーの皆様には所定の情報に基づき、対象ソフトウェアにアップデートを適用することを推奨します。
Windows版およびMacintosh版のAdobe Flash Playerデスクトップランタイムをご利用のお客様には、Adobe Flash Player 16.0.0.305へのアップデートを推奨します。
Adobe Flash Playerの継続サポートリリースをご利用のお客様には、Adobe Flash Player 13.0.0.269へのアップデートを推奨します。
Linux版Adobe Flash Playerをご利用のお客様には、Adobe Flash Player 11.2.202.442へのアップデートを推奨します。
Google ChromeとともにインストールされたAdobe Flash Playerについては、Windows 8.xのInternet Explorerと同様に、16.0.0.305バージョンへのアップデートが自動的に行われます。
これらのアップデートは、コード実行の原因になりかねない解放後の使用の脆弱性を解消します(CVE-2015-0313、CVE-2015-0315、CVE-2015-0320、CVE-2015-0322、CVE-2015-0331)。
これらのアップデートは、コード実行の原因になりかねないメモリ破損の脆弱性を解消します(CVE-2015-0314、CVE-2015-0318、CVE-2015-0321、CVE-2015-0329、CVE-2015-0330)。
これらのアップデートは、コード実行の原因になりかねないタイプの混乱の脆弱性を解消します(CVE-2015-0317、CVE-2015-0319)。
これらのアップデートは、コード実行の原因になりかねない、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性を解消します(CVE-2015-0323、CVE-2015-0327)。
このアップデートは、コード実行の原因になりかねない、バッファーオーバーフローの脆弱性を解消します(CVE-2015-0324)。
このアップデートは、ヌルポインタ参照の問題を解消します (CVE-2015-0325、CVE-2015-0326, CVE-2015-0328)。
対象製品 | 推奨されるアップデート | 入手方法 | |
---|---|---|---|
Flash Player デスクトップランタイム |
16.0.0.305 | ||
Flash Player 継続サポートリリース | 13.0.0.269 | 継続サポート | |
Linux 向け Flash Player | 11.2.202.442 | Flash Player ダウンロードセンター | |
Google Chrome 用の Flash Player | 16.0.0.305 | Google Chrome リリース | |
Internet Explorer 10 および Internet Explorer 11 用の Flash Player | 16.0.0.305 |
Microsoft セキュリティアドバイザリ |
この問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の個人および組織の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。
Microsoft の Elia Florio 氏と Dave Weston 氏、および Trend Micro の Peter Pi 氏(CVE-2015-0313)
HP の Zero Day Initiative と協力する bilou (CVE-2015-0314、CVE-2015-0331)
Chromium Vulnerability Rewards Programと協力するbilou氏(CVE-2015-0315、CVE-2015-0320)
Google の Robert Święcki 氏(CVE-2015-0316)
Google Project Zero の Mark Brand 氏、および Google Project Zero と協力する Natalie Silvanovich 氏(CVE-2015-0317、CVE-2015-0318)
Google Project Zero の Mark Brand 氏(CVE-2015-0323、CVE-2015-0329)
Google Project Zero と協力する Natalie Silvanovich 氏(CVE-2015-0319)
Chromium Vulnerability Rewards Programと協力する匿名者(CVE-2015-0321)
Chromium Vulnerability Rewards Programと協力するJihui Lu of KeenTeam(@K33nTeam)(CVE-2015-0322)
Google Project Zero の Ian Beer 氏(CVE-2015-0324、CVE-2015-0327)
Venustech ADLAB の Wen Guanxing 氏(CVE-2015-0330)