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ビヘイビアー:レイヤーの入れ替え

新しいスターターモードが使用できるようになりました。 

Character Animator 22.5(2022年6月リリース)には、スターターモードが導入されており、初めての方でもすぐにアニメーションの制作を始めることができます。最新バージョンに今すぐアップグレードして、ご利用ください。


サイクルレイヤー:レイヤーを順に表示

このビヘイビアーは、パペットのレイヤーをそれぞれ順に表示します。スプラッシュアニメーションや点滅するライトなどのパターンを繰り返す場合に便利です。トリガーと合わせて使用すると、キーを押すことによりレイヤーのサイクルを開始できます。

設定

サイクルするレイヤーを含むパペットにこのビヘイビアーを適用します。

キーを押してサイクルをコントロールする場合は、パペットパネルでパペットレイヤーを選択し、プロパティパネルの「トリガー」セクションでキーを入力します。

Character Animator のサンプルのダウンロードの Dojo Joe を使って実際の動作を確認して、それを変更することができます。

コントロール

このビヘイビアーには、以下のパラメーターがあります。

  • 開始点は、レイヤーの表示を開始する時点をコントロールします。利用可能なオプションには、「トリガー時」と「即時」があります。
  • レイヤーの順序は、レイヤーの使用方法をコントロールします(上から下最上位のレイヤーが最初に、最下位のレイヤーが最後に表示される)または下から上)。レイヤーをペーストすることで Photoshop のサイクルを統合している場合、レイヤーは既存のレイヤーの最上部に追加されるので、アートワークファイルのレイヤーの順番を上から下にするよりも、下から上にした方が便利です。
  • レイヤー間隔は、次のレイヤーの表示に切り替わるまでの各レイヤーの表示のデュレーションをコントロールします。
  • サイクルは、レイヤーを繰り返す回数、「連続」または「1 回」をコントロールします。
  • 順方向の後、逆方向に再生は、最後のレイヤーに達したときにレイヤーを逆方向に再生するかどうかをコントロールします。
  • 保持 レイヤーを 保持」は、トリガーがアクティブな間、サイクルの最後のレイヤーを表示したままにするかどうかをコントロールします。これは、 「順方向の後、 逆方向に再生」 とともに使用できます。 例えば、キーを離すまで最後のレイヤーを保持し、その後、逆方向に再生します。
  • トリガーの終了時」は、トリガーキーが離されたときの再生をコントロールします。「直ちに停止」は、キーを離したときにサイクルを停止します。「サイクルを完了」は、逆方向の再生(有効な場合)も含め、サイクルが完了するのを待機します。サイクルがスワップセット内のトリガーによって開始された場合、同じスワップセット内の別のトリガーはサイクルが終了するまでトリガーされません。
  • 一時停止後に続行」は、サイクルを一時停止レイヤーサイクルの一時停止タグが適用されたレイヤー)から再開する方法をコントロールします。「トリガー時」は、トリガーキーでレイヤーの一時停止を解除する場合に使用します。「トリガーの解除時」は、トリガーキーを押して離すことでレイヤーの一時停止を解除する場合に使用します。

時間と同期したレイヤーの連続表示

サイクル内の各レイヤーをタイムラインに同期させて順次トリガーすることにより、時間経過に合わせてサイクル内の後続のレイヤーを選択していくことができます。これは、画像シーケンス(ファイル/サイクルまたはパペットを読み込む/サイクルを追加から作成)を背景ビデオとして使用する場合に便利です。

時間と同期したレイヤーの連続表示をおこなうには、以下の手順に従います。

開始」パラメーターを新しい「タイムラインに同期」オプションに設定します。「タイムラインに同期」は「即時」に似ていますが、リハーサル中(任意のフレームで停止した場合)にグループのレイヤーの表示が先に進むことはないという点が異なります。

サイクルがパペットトラックの本来の開始時点に同期されているので、パペットトラックの時間を先に進めても、サイクルはパペットトラックの最初のフレームから開始されます。パペットトラックのインポイント(左端)の時間を前方に延長した場合、それらの延長したフレームにはサイクルの最初のレイヤーが使用されます。

現在の「即時」オプションでは、再生中と録画中に同じレイヤーが表示されます。リハーサル後に再生または録画を開始する場合は、選択したレイヤーで中断が生じることがあります。現在の「最後のレイヤーを保持」パラメーターは、「即時」または「タイムラインに同期」を使用している場合、「順方向の後、逆方向に再生」がオンになっているか、「サイクル」が「連続」に設定されていると無効化されるようになっています。

レイヤーピッカー:表示またはトリガーの対象となるレイヤーの選択

レイヤーピッカービヘイビアーを使用して、パペットまたはグループの特定のレイヤーをトリガーできます。次に示すのは、レイヤーを選択する様々な方法です。選択基準には、インデックス番号、パーセント、マイク、キーボード、タッチ対応ディスプレイ、またはこれらの組み合わせを使用できます。各レイヤーには、レイヤーのより複雑なトリガー用に適用されるサイクルレイヤーを含めることもできます。

設定
このビヘイビアーは、デフォルトではパペットに適用されません。レイヤーの選択元にするパペットの特定のグループにビヘイビアーを追加することもできます。そのパペットのレイヤーとグループのみが選択され、グループ内のレイヤーは無視されます。

コントロール
選択するレイヤーは、複数の入力コントロールの組み合わせです。使用可能なコントロールは、インデックス番号、使用可能なレイヤー数のパーセント、マイクへの音量、矢印キー、マウスによるドラッグ、そしてタッチ対応ディスプレイでのタッチによるドラッグです。これらのコントロールにより選択されたすべてのレイヤー数の合計により、トリガーする実際のレイヤーが決定されます。ニーズに最も適した 1 つ以上のコントロールを使用できます。

レイヤーピッカーのパラメーター:

  • オーディオ入力:マイクにどれほどの声量で話すかに基づいて選択するレイヤーをコントロールします。この値は、オーディオ感度パラメーター(以下に定義)を使用して調整します。
  • カメラ入力:カメラ入力パラメーターを使用すると、準備されている場合、ヘッドの動きを使用して使用するレイヤーを選択できます。カメラを使用している場合は、新規カメラモードパラメーターによって、ヘッドの旋回、口の幅、眉の垂直方向の動きなどのヘッドの動きをコントローラーとして選択できます。また、カメラの強度パラメーターは、選択したレイヤー上でのヘッドの動きの影響をコントロールします。カメラ入力がレイヤー選択に使用されているので、顔が静止している間に「キャリブレート」ボタンをクリックしてください。

注意:希望する結果を得るために、カメラモードによっては、カメラの強度、インデックスのオフセット、およびパーセントのオフセットの値の調整が必要な場合があります。

  • キーボード入力:矢印キーを押して選択するレイヤーをコントロールします。レイヤー番号を小さくするには左向きまたは上向き矢印、レイヤー番号を大きくするには右向きまたは下向き矢印を使用します。
  • マウスおよびタッチ入力:シーンパネルでマウスまたはタッチ対応ディスプレイで水平方向にドラッグして選択するレイヤーをコントロールします。このパラメーターは、マウスとタッチの強さパラメーターで調整できます(以下を参照)。
  • インデックスのオフセット:レイヤー番号(グループまたはパペット内の位置)により選択されるレイヤーをコントロールします。このパラメーターの最小値は 1 です(最初のレイヤー)。
  • パーセントのオフセット:レイヤーの範囲のパーセントにより選択されるレイヤーをコントロールします。このパラメーターの最小値が -100%で最大値が 100%であれば、例えば高い番号レイヤーをインデックスのオフセットで選択し、負のパーセントのオフセットでそれを減らすことができます。
  • オーディオ感度:選択したレイヤーにオーディオボリュームがどの程度影響を与えるかをコントロールします。これは、オーディオ入力が準備されている場合に使用されます。
  • マウスとタッチの強さ:選択したレイヤーを変更するためにどれほどの距離を水平方向にドラッグする必要があるかをコントロールします。これは、マウスおよびタッチ入力が準備されている場合に使用されます。
  • キーボードアドバンス:レイヤー番号を進めるための矢印キーの押し方をコントロールします。ホールド時(デフォルトで設定):矢印キーを押したままにすると、レイヤー番号が連続的に増減します。タップ時:レイヤー番号を 1 つ上げるまたは下げるには矢印キーを 1 回押す必要があります。
  • 範囲外:使用可能なレイヤーの範囲外にあるレイヤー番号を処理する方法をコントロールします。最初/最後に制限(デフォルトで設定)を選択すると、最初のレイヤーと最後のレイヤーに制限されます。番号が負の場合は最初のレイヤーが表示され、番号が最後のレイヤーのインデックスよりも大きい場合は最後のレイヤーが表示されます。ループでは、レイヤーの範囲が繰り返されます。

モーショントリガー:動きの方向に基づいてアートワークを表示

モーショントリガービヘイビアーは、親パペットの動く方向に合わせてグループ間を切り替えます。例えば、キャラクターが右に移動すると、キャラクターの側面ビューに切り替わり、背後に動きの軌跡が共に移動します。キャラクターの動きは直接的(シーンを横切るようドラッグする)でも、間接的(胴の動きに合わせて揺れる腕の手にパペットを接続する)でも構いません。

設定

モーションビューを指定するには、次のうちのいずれかのタグを追加します。

  • 基本姿勢
  • 左に移動
  • 右に移動
  • 上に移動
  • 下に移動
  • トランジション中

注意

  • これらの方向は、シーンパネルのシーンのビューに基づきます(例えば、パペットがシーンの左側に移動すると、左に移動レイヤーがある場合、それがトリガーされます)。斜め移動では優勢な方向が選択されますが、優勢な方向のレイヤーがない場合、他の方向になります。
  • このビヘイビアーはデフォルトではパペットに適用されません。この効果をパペットで確認するには、まずビヘイビアーを追加します。

コントロール

グループにこのビヘイビアーが適用されている親パペットを移動します。他のビヘイビアー(顔、ダングル、ドラッガー、トランスフォーム)によって移動される場合もあります。

このビヘイビアーには、以下のパラメーターがあります。

速度しきい値は、レイヤーがトリガーされる前に親パペットが移動する必要のあるしきい値(1 フレームあたりのピクセル数)をコントロールします。このしきい値より遅い速度では 、 基本姿勢レイヤーがトリガーされます。

最小デュレーションは、別のレイヤーがトリガーされる前にレイヤーをトリガーする最小フレーム数をコントロールします。これにより、移動速度が遅い場合にレイヤー間のちらつきや脈打つような切り替えを減少できます。

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