Character Animator でのキーフレーム使用

キーフレームは、ビヘイビアーのパラメーターを設定するために使用されるもので、通常は時間に伴ってビヘイビアーを変化させるために使用されます。キーフレームは、パペットの位置など、レイヤープロパティの値を指定する時間上のある点で指定します。キーフレーム間の値はデフォルトで補間されます。キーフレームを使用して時間に伴う変化を作成する場合は、通常、最低 2 つのキーフレームを使用します。1 つは変化の開始時の状態を示すものであり、もう 1 つは変化の終了時の新しい状態を示すものです。

キーフレームの設定

キーフレームの選択

• キーフレームを選択するには、キーフレーム（）アイコンをクリックします。
• 複数のキーフレームを選択するには、Command キー（macOS）または Ctrl キー（Windows）を押しながらキーフレームをクリックするか、キーフレームを囲んで選択範囲（選択ボックス）をドラッグします。

キーフレームを移動

キーフレームを移動するには、タイムライン上の別の位置に、キーフレーム（）アイコンをドラッグします。

キーフレームのタイムストレッチ

キーフレームのグループを拡張または圧縮して、相対的な時間を維持したままアニメーションを再タイミングするには、次の手順に従います。

1. ビヘイビアーのパラメーターに対して、少なくとも 2 つのキーフレームを選択します。

Alt キー（Windows）または Option キー（macOS）を押しながら、選択されたキーフレームのうち最初または最後のキーフレームを目的の時間にドラッグします。

キーフレーム間の移動

タイムラインのキーフレームナビゲーターを使用して、キーフレーム間を移動したり、キーフレームを設定または削除したりできます。 

キーフレームナビゲーターボックスに菱形が表示されている場合は、現在の時間インジケーターが、そのレイヤープロパティのキーフレーム上に位置している状態です。キーフレームナビゲーターボックスが空白の場合()、現在の時間インジケーターがキーフレーム間に配置されます。

空のキーフレームアイコン（）をクリックすると、時間インジケーターの現在の位置にキーフレームが作成されます。

キーフレームメニューのコマンド

キーフレームメニューのコマンドを開くには、次のいずれかの操作を行います。

• 1 つ以上のキーフレームを選択して右クリックします。
• 1 つ以上のキーフレームを選択して Ctrl キーを押しながらクリックします。

次のキーフレームメニューのコマンドのいずれかを選択できます。

• イーズ：キーフレームへの影響とキーフレームからの影響を自動的に調整して、急激な変化を滑らかにします。
• イーズイン：キーフレームへの影響を自動的に調整します。
• イーズアウト：キーフレームからの影響を自動的に調整します。
• ホールド：特定のキーフレーム上にレイヤーを保持します。
• 停止したキーフレームの切り替え：プロパティ値を、次のキーフレームに到達するまで、現在のキーフレームの値に抑えます。
• キーフレームからリプレーとトリガーを作成：キーフレームのリプレーとトリガーを作成します。トリガーにキーを割り当てて、 トリガーパネルから編集できます。
• キーフレームからテイクを作成：タイムラインに追加される新しいテイクを作成します。

キーフレームエディターの使用

タイムラインのパラメーター名の左にある矢印を開くと、次に示すように、適用されているトランジションが視覚的に表されます。接線ハンドルをドラッグして、イージング補間を調整します。Option／Alt キーを押しながら接線ハンドルをドラッグすると、キーフレームの一方はもう一方に関係なく制御されます。

キーフレームの値を変更するには、曲線のポイントを垂直にドラッグします。キーフレームの時間を変更するには水平方向にドラッグします。リニアキーフレームには接線ハンドルがないことに注意してください。また、停止キーフレームの切り替え時にもハンドルが表示されることはありません。 

パラメーター記録の有効化

パラメーター記録を有効にすることにより、キーフレームの値を変更せずに録画中のパラメーター値を変更できます。有効にするには、（）アイコンをクリックして、「パラメーター記録の有効化」 を選択します。有効にすると、パラメーターの横に赤い点が表示されます。  記録中にパラメーターの値を変更した場合は、すべての変更を含む新しいテイクが作成されます。テイクについて詳しくは、テイクの録画を参照してください。パラメーターにキーフレームとテイクの両方がある場合、テイクが優先されます。