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Character Animator のプロジェクト

新しいスターターモードが使用できるようになりました。 

Character Animator 22.5(2022年6月リリース)には、スターターモードが導入されており、初めての方でもすぐにアニメーションの制作を始めることができます。最新バージョンに今すぐアップグレードして、ご利用ください。


Character Animator のプロジェクトは、パペット、シーン、サポートアイテム(アートワークやオーディオなど)のコレクションです。マンガの放送や特定の顧客など、関連する内容ごとに整理して、それぞれのプロジェクトを作成することができます。それぞれのプロジェクトはディスク上で別々のフォルダーとして保存されます。

プロジェクトを作成して開く

デフォルトのプロジェクトである Character Animator プロジェクトは、ユーザーのドキュメント/Adobe/Character Animator/Preview(Mac)またはドキュメント\Adobe\Character Animator\Preview(Windows)フォルダーにあります。いつでもそれを別のプロジェクトに切り替えられます。Character Animator を起動すると最後に閉じたプロジェクトが再度開くので、作業を続行できます。現在のプロジェクトが見つからない場合は、デフォルトのプロジェクトが再度開かれるか、再作成されます。

プロジェクトの作成

ファイル新規プロジェクトを選択します。プロジェクトの場所と名前を指定し、「保存」をクリックします。デフォルトのプロジェクトファイル(.chproj ファイル)を含むプロジェクトフォルダーが作成され、その両方に指定された名前が使用されます。

注意:

プロジェクトを取り扱っている間 、 Character Animator は、継続的にディスク上のプロジェクトフォルダーのファイルの作成と更新をおこないます。常に同期やバックアップが行われているフォルダーにプロジェクトを作成したり、そのようなフォルダーにあるプロジェクトで作業したりするのは避けてください。

プロジェクトを開く

ファイルプロジェクトを開く(Ctrl + O キー)を選択して、Ch プロジェクト(.chproj)を選択し、「開く」をクリックします。

最近使用したプロジェクトを開く

ファイル最近使用したプロジェクトを開くサブメニューから、プロジェクトを選択します。現在のプロジェクトがリストの一番上に表示されます。

ディスク上で現在のプロジェクトを見つける

ディスクにある現在のプロジェクトのフォルダーを表示して選択するには、ファイルプロジェクトをエクスプローラーで表示(Windows)またはファイルプロジェクトを Finder で表示(macOS)を選択します。

別のプロジェクトのコンテンツの読み込み

別のプロジェクトのコンテンツを読み込み、現在のプロジェクトでシーンやパペットを再利用できます。

プロジェクトのコンテンツを読み込むには、

  • ファイル/読み込みを選択し、読み込むプロジェクトフォルダーの .chproj ファイルを選択します。

プロジェクトパネルに新しいフォルダーが作成され、読み込んだプロジェクトのコンテンツのコピーがこのフォルダーに配置されます。

ソースメディア(アートワークやオーディオ)ファイルが、元々、ディスク上の読み込まれたプロジェクトの Ch Media フォルダー(またはそのサブフォルダー)内にあった場合、これらのファイルのコピーは現在のプロジェクトの Ch Media フォルダーに追加されます。これらのファイルは 、 Gathered Media サブフォルダー内に追加されます。

ソースファイルがプロジェクトフォルダー外にあった場合は、読み込んだアイテムのコピーは作成されず、現在の場所が参照されます。

サポートされている読み込みファイル形式

パペットとサイクルの JPEG および PNG サポート

  • 単一の JPEG(*.jpg または *.jpeg)ファイルおよび PNG ファイルは、シングルレイヤーパペットとして読み込むことができます(ファイル/読み込みをクリックします)。
  • JPEG および PNG 画像シーケンスは、サイクルとして読み込むことができます(ファイル/サイクルを読み込みをクリックします)。

ベクターアートワークファイル形式のサポート

Illustrator(.ai)などのベクターアートワークファイル形式を使用できます。 これらの形式はベクトルベースなので、「ベクトルとしてレンダリング」オプションおよびウィグラービヘイビアーを適用できます。

注意:

EPS ファイル形式の古いバージョンは、完全なレイヤー階層を保持できない可能性があるので、一部のパーツがパペットパネルでフラット化されることがあります。

Illustrator(ベクトルアートワーク)のラスタライズ処理

プロパティパネルの「パペット」セクションにある解像度プロパティを使用して、ベクトルアートワークをラスタライズする際の最高画質をコントロールします。デフォルトでは 200% に設定されます。この値は最大 400% に設定できます。縮小する場合やメモリを節約する場合は、ドラフト(50%)または低(100%)解像度に設定します。

注意:

Dynamic Link を介して After Effects、Premiere Pro または Adobe Media Encoder に送信されたシーンがラスタライズ処理されます。このような他のアプリケーション内でフッテージを拡大する場合は、詳細を保持するために Character Animator でより大きなシーンサイズを使用してください。

サポートされているオーディオファイル形式

.mp3、.wav および .aif オーディオファイルを使用して、Character Animator プロジェクトに取り込むことができます。

プロジェクトアイテムの整理

現在のプロジェクト内で、必要に応じてプロジェクトパネルのプロジェクトアイテムを別のフォルダーに整理することができます。 

プロジェクトパネルのアイテムを名前またはタイプ順で並べ替えられます。並べ替えの順序を切り替えるには、列ヘッダーをクリックします。

フォルダーの追加

フォルダーを追加するには、ファイル新規フォルダーを選択し 、 フォルダーの名前を入力して Enter キーを押すか、テキストフィールドの外部をクリックします。

選択された一番外側のプロジェクトアイテムと同じレベルまたは選択されたフォルダー内に、新規フォルダーが作成されます。

プロジェクトパネルのアートワーク、パペットおよびオーディオを複製するには、複製するアイテムを選択して、編集/複製を選択します。

フォルダーの削除

フォルダーを削除するには、フォルダーを選択して編集削除を選択します(Delete キーまたは Backspace キー)。

フォルダー間でのアイテムの移動

アイテムをフォルダー間で移動するには、アイテムを選択し、それを別のフォルダーにドラッグします。

プロジェクトアイテムの名前の変更

プロジェクトアイテム(パペット、シーン、フォルダーなど)の名前を変更するには、アイテムを選択し、Enter キーを押します。変更を保存するには、新しい名前を入力して、Enter キーを押すか、テキストフィールド以外をクリックします。編集をキャンセルするには Esc キーを押します。

注意:

同じ名前の別のアイテムを含むフォルダーにアイテムをドラッグすると、ドラッグしたアイテムの名前が変更されます。同じフォルダーにある既存のアイテムと同じ名前にアイテムの名前を変更することはできません。テキストフィールドの横に赤い ‘x’ が表示されます。ポインターを「x」の上に移動すると、エラーメッセージが表示されます。

アイテムの削除

アイテムを削除するには、アイテムを選択して、Delete キーまたは Backspace キーを押すか、編集削除を選択します。

ディスク上の読み込まれたファイルの検索

ディスク上の読み込まれたファイルを見つけるには、プロジェクトパネルのパペット、アートワークまたはオーディオアイテムで右クリックします。コンテキストメニューから「Finder で表示」(Mac)または「エクスプローラーで表示」(Windows)を選択します。パペットでは、一番下のレイヤーのアートワークファイルが表示されます。

読み込んだアートワークとオーディオファイルをプロジェクトにコピー

読み込んだアートワークとオーディオのファイルをプロジェクトフォルダーに集めて、プロジェクトの共有を容易にするには、ファイルメディアファイルをコピーでコピー先としてプロジェクトフォルダーを選択します。ファイルは、プロジェクトの Ch Media フォルダーの Gathered Media サブフォルダーにコピーされます。オリジナルのロケーションのファイルは削除されません。

取り消しとやり直し

Character Animator では無制限に取り消しとやり直しを行えます。Character Animator のセッションをまたいで行うことも可能です。Character Animator プロジェクトには、変更が自動的に保存されます。

変更の取り消しまたはやり直し

変更の取り消しまたはやり直しをするには、次のいずれかの操作を行います。

  • 編集操作を取り消し(Command/Ctrl + Z キー)または、操作をやり直し(Shift + Command/Ctrl + Z キー)を選択します。
  • 操作をヒストリーパネルから選択します(ウィンドウヒストリー)。

取り消しヒストリーの消去

取り消しのヒストリーを消去するには、ファイルヒストリーを消去を選択し、「ヒストリーを消去」をクリックします。

プロジェクトバージョンの保存

プロジェクトのバージョンを使用して、プロジェクトの特定の状態を記憶します。プロジェクトのヒストリーにこれらのマーカーを作成して、後で呼び出して、プロジェクトの状態を復元します。バージョンを使用すると、プロジェクトの様々なバリエーションをすべて同じプロジェクト内で追跡できます。

注意:

プロジェクトのヒストリーに影響するので、プロジェクトバージョンの作成、名前の変更または 削除 を元に戻すことはできません。また、ヒストリーの消去(ファイル/ヒストリーを消去メニューコマンド)によって、すべてのプロジェクトヒストリーのバージョンが削除されます。

プロジェクトバージョンの使用

    • 現在の状態の新しいバージョンを作成するには、ファイル/プロジェクトバージョンを保存を選択します。ショートカットキーの Ctrl + S(Windows)または Command + S(macOS)を使用して、プロジェクトのバージョンを作成することもできます。
    • あるいは、ヒストリーパネルの「新しいバージョンを保存」ボタンをクリックします。
    • バージョンにカスタム名を付けるには、ファイル/プロジェクトバージョンを新しい名前で保存(Command + Option + S キーまたは Ctrl + Alt + S キー)を選択します。

    新しいバージョンが、塗りつぶされたドキュメントアイコンと共にヒストリーパネルの先頭のセクションに表示されます。バージョンの上にマウスポインターを置くと、正確な作成日時が表示されます。

    プロジェクトのバージョン
    プロジェクトのバージョンと「新規バージョンを保存」ボタンが表示されたヒストリーパネル

    各新規プロジェクトバージョンのデフォルトの名前は、ヒストリー内の最後に名前を付けたプロジェクトバージョンに基づいて決まります。以前の名前がない、またはカスタム名を使用していない場合は「バージョン n」と名前が付けられますが、プロジェクトバージョン名はいつでも変更できます。

  1. プロジェクトヒストリーをいずれかのバージョンの状態に復元するには、そのバージョンをクリックします。

    注意:

    シーンパネルに期待した結果が表示されない場合は、パネルのシーンを更新ボタンをクリックしてみてください。

  2. プロジェクトバージョンの名前を変更するには、プロジェクトバージョンを右クリックして、「名前を変更」コマンドを選択するか、バージョンが選択されている場合、Enter(Windows)キーまたは Return(macOS)キーを押します。名前を変更したら、Return/Enter キーを押します。

  3. プロジェクトバージョンを削除するには、バージョンを右クリックして「削除」コマンドを選択するか、バージョンの上にマウスポインターを置いて「x」ボタンをクリックします。

    ヒント:バージョンの名前を変更したり削除したりする場合に、バージョンを選択(してプロジェクトヒストリーをその状態に復元)する必要はありません。

バージョンの自動保存

次の操作でバージョンの自動保存が作成されます。

  • いくつかの操作を取り消した後でいくつかの新しい操作(例えば、フォルダーの作成)をおこなうと、以前のやり直し可能な操作は現在の取り消し/やり直しヒストリーに表示されなくなります。バージョンの自動保存は、 プロジェクト の以前の状態に対して作成され、最後の状態 + やり直し可能な操作の数という名前が付きます(例:パフォーマンスを記録 + 5 回のやり直し)。
  • 現在の取り消し/やり直しヒストリー内にないヒストリー状態を含むプロジェクトバージョンを選択すると、 自動保存されたバージョン  は、プロジェクトの以前の状態に対して作成され、最後の状態 + やり直し可能な操作の数(ある場合)という名前が付きます(例:スケールを 80 に設定またはスケールを 75 に設定 + 1 回のやり直し)。
  • プロジェクトのバージョンを削除すると、 自動保存されたバージョン  が作成されます。自動保存版の名前は、削除されたプロジェクトのバージョンにちなんだ名前が付けられ 、 元のプロジェクトバージョンがいつ作成されて、その後いつ削除されたかが、自動保存されたバージョン名の下に表示されます。
  • プロジェクトを開くと、開いた時点のプロジェクトの状態で、自動保存バージョンが作成されます。

自動保存バージョンの表示

ヒストリーパネルメニューから「自動保存バージョンを表示」オプションを選択します。選択を解除すると、手動で作成したバージョンが表示されます。

「自動ブックマークを表示」オプション
自動保存バージョンを表示

自動作成されたバージョンは、手動で作成されたバージョンと区別するために、中抜きの文書アイコンと共に表示されます。最新の自動保存バージョンがリストの下に表示されます。自動作成されたバージョンを復元、名前を変更および削除できます。自動保存バージョンの名前を変更すると、通常のバージョンになり、ヒストリーパネルの先頭のセクションに切り替わって表示されます。

プロジェクトのコピーの作成

ちょっとした変更を試したり、異なるバージョンの作業を残しておいたりするために、プロジェクトを新しい名前で保存することができます。

プロジェクトを新しい名前で保存するには、ファイル/別名で保存を選択し、プロジェクトの新しい場所と名前を指定します。保存したプロジェクトには、パペット、シーンおよび録画のコピーが含まれます。これには、Ch Media サブフォルダーに以前保存されていたアートワークとオーディオファイルが含まれます。Character Animator では、プロジェクトのフォルダー外にあるファイルはコピーされません。また、ヒストリーは消去されます。

その他の関連ヘルプ

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