マルチトラックセッションで作業している場合は、デフォルト出力入力ドロップダウンからオーディオハードウェアを選択します。
Audition でカスタムのテンプレートおよびプリセットを使用して、ポッドキャストを録音、ミックス、編集および公開します。
ポッドキャストは、インターネットを通じてダウンロードまたはストリーミングできる、ラジオ形式のトークショーおよびオーディオ放送です。 ポッドキャストの作成には、レコーディング、オーディオ編集およびミキシング、ストリーミングまたはパブリッシングの知識が必要です。
Audition は、直感的な編集およびミキシングインターフェイスにより、ポッドキャスト作成プロセスを簡単なものにします。 ポッドキャストのプロセスは、台本作成と、アンビエンス、マイク、およびその他のレコーディング機器のセットアップから始まります。 オーディオを録音したら、Audition で編集および調整して、不要なノイズを除去したり、EQ を使用してオーディオを強調したり、高度な編集および調整を実行します。
レコーディング設定の準備
スタンドアロンの USB またはアナログマイクから、マイク、オーディオインターフェイス、ミキサーの組み合わせまで、さまざまな機器を使用してポッドキャストオーディオを録音できます。 ほとんどのポッドキャスト配信者は、オーディオハードウェアの USB 端子またはマイク端子にマイクを直接差し込んで、オーディオを録音します。
Audition は、様々なオーディオ入力および出力ハードウェアをサポートします。 コンピューターにレコーディングデバイスを接続すると、機器を検出し、ドライバーが更新され、オーディオ環境設定が設定されます。 録音を開始する前に、必ずオーディオハードウェア環境設定ダイアログボックスのオーディオ入力および出力の設定を確認してください。
要件に従ってオーディオ環境設定を設定するには、編集/環境設定/オーディオハードウェア (Windows) を選択するか、Adobe Audition/設定 > オーディオハードウェア (macOS) を選択し、デフォルト入力およびデフォルト出力のオプションの設定を選択します。
ポッドキャストにお勧めのサンプルレートは、44100 Hz です。 ポッドキャストをビデオファイルとして配信する予定の場合、48000 Hz を選択することもできます。
接続した入力および出力のデバイスが、自動検出された設定と共に、デフォルト入力およびデフォルト出力のドロップダウンボックスに表示されます。要件に基づいてオプションを選択し、「OK」をクリックします。
Audition へのオーディオハードウェアの接続について説明します。
ポッドキャストのレコーディング
波形エディターまたはマルチトラックエディターを使用してポッドキャストを録音できます波形エディターは、1 本のマイクで音声を録音して、個別の録音を編集するのに最適です。一方、マルチトラックエディターは、2 つ以上のソースから複数のオーディオトラックで録音および編集する場合に使用します。
波形エディターを使用した録音
マイクまたはその他のボイスレコーディング機器をコンピューターのサウンドカードのマイク入力ポートに接続します。 Audition は、ハードウェアを検出して、レコーディング用のデバイスをセットアップします。
ファイル/新規/オーディオファイルを選択して、レコーディングを作成します。
44100 Hz 以上のサンプルレートを選択し、チャンネルをステレオ、ビットデプスを 32(浮動小数)にして、「OK」をクリックします。
オーディオを録音する準備ができたら録音ボタンをクリックし、録音中、必要に応じて一時停止および停止ボタンをクリックします。
設定を検証したら、ファイル/保存を選択して、ファイルを保存します。 「サンプルタイプ」および「形式」をソースと同じに維持するか、「変更」ボタンをクリックして変更します。
後でカスタムマーカーおよびメタデータを追加したい場合は、「マーカーと他のメタデータを含める」チェックボックスをオフにして、デフォルトのマーカーおよびメタデータを回避します。
「OK」をクリックして、ファイルを保存します。 別名で保存ダイアログボックスには、保存前に推定ファイルサイズが表示されます。
マルチトラックエディターを使用した録音
ファイル/新規/マルチトラックセッションを選択します。
「セッション名」ボックスで、ポッドキャストのマルチトラックセッションファイルの名前を入力し、「フォルダーの場所」で、ファイルを保存する場所を選択します。
ポッドキャスト固有のエフェクトが事前に入力されたデフォルトのホスト、インタビュー、サウンド FX およびミュージックベッドトラックを含むポッドキャストセッションを作成するには、テンプレートドロップダウンボックスで「ポッドキャスト」を選択します。Audition は、「サンプルレート」、「ビット深度」、「ミキシング」フィールドに推奨値を自動的に入力します。
「OK」をクリックして、マルチトラックセッションを録音できるように準備します。
トラックの設定を選択します。 たとえば、音量レベル、モノラル/ステレオとして入力、モノラル/ステレオ/5.1 として出力します。
オーディオを録音したいトラックの「R」アイコンをクリックし、エディターパネルのマーカーを、録音を開始したい正確な時間の位置に置きます。
録音ボタンをクリックして録音を開始し、一時停止および停止ボタンを使用して、一時停止およびオーディオトラックの終了点を制御します。
ポッドキャストの編集
ポッドキャストは、ソロレコーディング、または音声と他の要素(アンビエンス、特殊効果、バックグラウンドミュージック、複数の話者の音声など)の組み合わせです。 これらすべての要素をひとまとめにして、完全なプログラムを準備するには、マルチトラックセッションの様々なオーディオトラックを編集します。
マルチトラックセッションでは、ボイスレコーディング、音楽およびその他のオーディオ要素を異なるトラックに追加します。
登場する順番で異なるトラックにあるクリップを並べます。 例えば、ポッドキャストセッションに異なるタイプのクリップがある場合、一時停止およびエフェクトを使用して次の順番に並べます。
- タイトルミュージック
- イントロシーケンス
- エピソードやトピックを紹介するメインホストの音声
- BGM を重ねた他のホストのトークの録音
- 放送終了
マルチトラックセッションの配置と編集について詳しくは、こちらをご覧ください。
オーディオからの不要なバックグラウンドノイズの除去
エッセンシャルサウンドパネルを使用すると、クリップにミックスタイプを割り当てて、クリップの特性に適した編集を適用できます。例えば、音声クリップのミックスタイプに「会話」を割り当てる場合、エッセンシャルサウンドパネルの「会話」タブに、そのミックスタイプに関連するいくつかのパラメーターグループが表示されます。パラメーターを使用すると、録音を共通のラウドネスに統一したり、背景ノイズを低減したり、コンプレッションや EQ を適用したりするなど、一般的な音声処理タスクを実行できます。
エッセンシャルサウンドパネルのミックスタイプは、相互に排他的です。つまり、あるクリップに 1 つのミックスタイプを選択すると、別のミックスタイプを使用してそのトラックに加えた以前の変更が取り消されます。
ウィンドウ/エッセンシャルサウンドを選択して、エッセンシャルサウンドパネルを開きます。
編集するトラックにミックスタイプを割り当てます(例:「会話」)。
プリセットドロップダウンボックスのプリセットを使用して、トラックを調整できます。例えば、ポッドキャスト音声プリセットには、ノイズおよびランブルの低減、歯擦音除去のための事前定義済みの設定が含まれています。
手動でサウンドを修復するには、「サウンドを修復」で、要件に応じて、次の設定のチェックボックスを選択し、スライダーを使用して調整します。
- ノイズを軽減 - バックグラウンドノイズを特定して軽減します。
- 雑音を削減 - 低周波数音と破裂音を低減します。
- ハムノイズ音を除去 - 電気的干渉によって発生するハムノイズ音を低減します。
- 歯擦音を除去 - 不快な歯擦音を低減します。
スペクトラルエディターを使用して特定の周波数範囲のノイズプリントをキャプチャして除去するなど、高度なノイズ軽減技術を使用できます。
設定を変更したら、出力をテストするために、マルチトラックオーディオを再生します。
ラウドネスの一致
Auditionでは、オーディオクリップのラウドネスを測定し、ラウドネスレベルを承認済みのラウドネス規格に合わせる補正を適用できます。
ポッドキャストは、主にモバイルデバイスで使用され、ノイズの多い環境で使用されるので、ターゲットラウドネスをより高くする必要があります。 -20 LUFS ~ -16 LUFS のレベルで設定できます。 ターゲットラウドネスの ITU 放送規格は -18 LUFS です。
ウィンドウ/ラウドネス一致を選択して、ラウドネス一致パネルを開きます。
1 つまたは複数のオーディオファイルをドラッグし、パネルにドロップします。
スキャンアイコンをクリックして、各クリップの現在のラウドネス値を分析します。
「ラウドネス一致の設定」をクリックして、ラウドネスのパラメーターグループを展開します。
一致先ドロップダウンリストから、対象地域の規格およびコンテンツに適したラウドネス規格を選択します。 ポッドキャストの場合、「ターゲットラウドネス」を -18 LUFS に設定した ITU 放送規格プリセットを選択します。
最大トゥルーピークレベル(-0.2 dBTP ~ 1.4 dBTP)、許容量(2 LU)を調整して、「実行」をクリックします。
エフェクトの適用
この節は、高度な機能を使用してオーディオを編集する Audition の上級ユーザー向けです。 この節で説明する手順に従ってラックエフェクトを適用すると、エッセンシャルサウンドパネルを使用しておこなった変更が上書きされます。
マルチトラックエディターでは、それぞれのクリップ、トラックおよびバスに最大 16 のエフェクトを適用し、ミックスを再生しながら調整することができます。(個々に処理したいクリップがトラック内に複数含まれている場合は、クリップエフェクトを適用します)。
話し言葉のポッドキャストサウンドは、低周波数帯域をブーストして高周波数帯域を抑えるようにイコライズするとよくなります。 Audition のエフェクトを使用してこれをおこなうことができます。
次の操作を必要に応じて実行します。
- クリップを選択して、エフェクトラックの一番上にあるクリップエフェクトをクリックします。
- トラックを選択して、エフェクトラックの一番上にあるトラックエフェクトをクリックします。
- エディターまたはミキサーの FX セクションを表示します。(エディターパネルで、左上隅にあるfx」アイコンをクリックします)。
事前設定済みのエフェクトをポッドキャストに追加するには、プリセットドロップダウンボックスでポッドキャスト音声を選択します。 次のエフェクトがトラックに追加されます。
- Speech Volume Leveler
- ダイナミックス操作
- パラメトリックイコライザー
- ハードリミット
エフェクトを手動で追加して設定するには、スロットを選択してエフェクトを追加します。 例えば、男性および女性の音声を別の設定で強調するボーカル強調エフェクトがあります。
リストの最大 16 スロットにエフェクトを追加できます。
イコライザーエフェクトのリストから選択して、オーディオをイコライズできます。通常、低周波数帯域をブーストして高周波数帯域を抑えます。
ポッドキャストの書き出しと公開
編集と変更のプレビューが終わったら、ターゲットメディアに適した形式と設定でポッドキャストを保存できます。
ポッドキャストで最も一般的な形式は、MP3 または AAC です。 MP3 は、ポッドキャスト配信者に使用される最も人気のある形式です。 ただし、AAC ファイル(多くの場合 .aac または .m4a ファイルとして格納される)は、MP3 と比較して、同じファイルサイズでより優れた音質を実現します。 また、AAC は、チャプターマーカーなど、MP3 がサポートしないメタデータをサポートし、埋め込みリンクや画像をサポートします。
より高いエンコーディングレートでポッドキャストをレコーディングして、豊かなオーディオの詳細を維持します。 ステレオポッドキャストの場合、128 kbps MP3 が広く使用されています。 モノのポッドキャストトークの場合、64 kbps MP3 が広く使用されています。 効率的な圧縮、より小さいファイルサイズでありながら、より優れた音質ということになると、64 kbps AAC-HE(高性能)ステレオファイルが、128 kbps MP3 より優れています。
Audition は、アプリケーション内で、または外部(Adobe Media Encoder への書き出しなど)で、様々な出力およびエンコーディングオプションを提供します。 Adobe Media Encoder は、Audition からの高品質オーディオ出力をレンダリングして公開できる一連の形式とプリセットを備えています。 注意:Adobe Media Encoder での書き出しを使用するには、Audition と同じバージョンの Adobe Media Encoder がコンピューターにインストールされている必要があります。
次のいずれかのオプションを使用します。
- Audition を使用してポッドキャストファイルを作成するには、ファイル/書き出し/ファイルを選択します。
- マルチトラックのミックスダウンを作成するには、ファイル/書き出し/マルチトラックミックスダウンを選択して、時間選択範囲、クリップ全体または選択したクリップを選択します。
- 高度なエンコーディング設定を使用して、選択した出力形式に出力を書き出すには、ファイル/書き出し/Adobe Media Encoder で書き出しを選択します。
Audition を使用して書き出すには、マルチトラックミックスダウンの書き出しダイアログボックスまたは別名で保存ダイアログボックスの変更ボタンをクリックして、形式、サンプルタイプ、形式の設定およびミックスダウンのオプションを選択します。
Auditionでオーディオ出力をエクスポートするためのさまざまなオプションについて学習します。