このドキュメントでは、Prelude CC の 2014 年 12 月、2014 年 10 月および 2014 年 6 月のリリースの最新の更新と新機能について説明します。

  • Prelude CC の 2014 年 12 月リリースより、スピーチからテキストへの変換機能が削除されました。
  • Prelude CC の 2014 年 10 月リリースには、基本トランジションのラフカットへの追加、複数のタグのマーカーへの追加、ビデオの再ラップ、および HiDPI のサポートなど、多数の小規模ながら重要な機能改良があります。
  • 2014 年 6 月のリリースには、新しいラフカット(Edit Anywhere)機能、新しいタグパネルとタグテンプレート、ラフカットのマウスベースのトリミング、よびその他の機能改良が含まれています。

引き続き、Prelude CC の 2014 年の各リリースでの新機能と機能改良の詳細についてお読みください。

Prelude CC 2014 | 2014 年 12 月

Prelude、Adobe Media Encoder、および Premiere Pro の 2014 年 12 月リリースより、スピーチからテキストへの変換機能が削除されました。

以前のバージョンの Prelude では、Prelude のムービークリップを Adobe Story スクリプトにリンクして、Adobe Media Encoder を使用して、スピーチからテキストへの変換の精度を向上させるために、クリップを分析することができました。このワークフローは利用できなくなりました。

時間マーカーには、ムービークリップの特定部分に関するデータが含まれています。Prelude のスピーチの書き起こしの時間マーカーは、Adobe Media Encoder などのソフトウェアのスピーチからテキストへの変換によって生成されたテキストを編集するために使用されていました。この機能および関連付けられたキーボードショートカットが最新リリースの Prelude CC から削除されました。

Premiere Pro および Adobe Media Encoder でのこの機能の削除について詳しくは、新機能の概要(Premiere Pro)および新機能の概要(Adobe Media Encoder)を参照してください。

Prelude CC 2014 | 2014 年 10 月

改良された更新されたユーザーインターフェイス

最新リリースの Prelude CC ではユーザーインターフェイスが更新され、HiDPI のサポートにより、より見やすくなっています。高 DPI マシンに Prelude をロードできるようになりました。アイコン、テキスト、およびその他の表示要素が高解像度の透明度で表示されます。 

ラフカットへの機能強化

トランジションのラフカットへの追加

ラフカットのサブクリップ間でトランジションを適用し、編集ワークフローの向上のためにトランジションのデフォルトのトランジションタイプとデュレーションを設定できます。

タイムラインパネルで「トランジション」アイコンをドラッグ&ドロップし、トランジションを適用します。

  • クリップを選択し、「トランジション」アイコンをクリックしてトランジションを適用します。
  • 複数のクリップを選択する場合は、Shift キーを使用します。

単一のラフカット内々のサブクリップの先頭、隣接するクリップ間、またはサブクリップの最後にトランジションを適用できます。トランジションは、メディアタイプに応じて、片側または両側です。

デフォルトのトランジション値

ビデオトランジションのデフォルトのデュレーションは 30 フレームで、オーディオトランジションの場合は 1 秒です。デフォルトのデュレーションが適用されたクリップより長い場合、デュレーションはクリップの長さに応じて調整されます。これらのトランジション設定は、Prelude を再起動しても維持されます。「トランジション」ボタンをドラッグしてクリップの先頭またはクリップ間にドロップします。

デフォルトのビデオトランジションタイプは「クロスディゾルブ」で、デフォルトのオーディオトランジションタイプは「コンスタントパワー」です。

ラフカット環境設定
ラフカット環境設定

ラフカットトランジションの処理

トランジションへのすべての操作はヒストリーパネル(ウィンドウ/ヒストリー)に適用され、トランジションに対して取り消しとやり直しの操作を実行できます。

  • トランジションエフェクトをトリミングして、トランジションのデュレーションを調整できます。片側のトランジションを両側のトランジションに変更することも、その逆も可能です。
  • トランジションを削除するには、Delete キーを使用します。複数のトランジションを同時に選択したり、削除したりできます。
  • トランジションのあるラフカットを Premiere Pro に送信でき、トランジションは維持されます。
  • トランジションのあるラフカットを書き出すことができ、トランジションは維持されます。
  • トランジションは Edit Anywhere(EA)モードで適用できます。
  • 単一のラフカット内に複数のトランジションを適用できます。クリップ内の任意の特定のポイントで、1 つのトランジションのみが有効です。トランジション設定を変更する場合、元のトランジションが置換され、新しい設定が有効になります。

ラフカット内のトランジションの編集

  • 次の場合、トランジションが失われるか、削除されます。
    • トランジションが両側で、サブクリップの 1 つが削除される。
    • トランジションが片側で、トランジションに隣接するクリップが削除される。
    • ラフカット内のサブクリップの順序が変更される。
  • サブクリップにリップルトリミングが適用された場合、トランジションは維持されます。ただし、新しいサブクリップにトランジションを含めるために充分なマテリアル/余地がない場合、新しいサブクリップの新しい長さに応じてトランジションが短縮されます。
  • 最初のサブクリップの前または最後のサブクリップの後に新しいサブクリップが挿入される場合にのみ、トランジションが維持されます。その他の位置にサブクリップを挿入すると、トランジションが失われます。

ラフカット内のトランスコードをカスタマイズ

RC パネルの開始タイムコードオプション
開始タイムコードダイアログ

タイムラインパネルでラフカットのタイムコードをカスタマイズして、デフォルトの 00:00:00:00 以外のタイムコードで開始できるようになりました。このアイコンをクリックすると、開始タイムコードダイアログボックスが表示されます。

タイムコードが変更されると、タイムラインに新しいタイムコードで始まるシーケンスが表示されます。これに従って、モニター内のタイムコード表示も変更されます。タイムラインのデュレーションは固定のままです。

タイムコードの変更とラフカットへの影響

  • 最初のクリップソースを使用ボックスがオンになっている場合、タイムラインの開始タイムコードに最初のクリップのタイムコードが表示されます。これに従って、CTI タイムコードと一致するように、モニター内のタイムコード表示も変更されます。タイムラインのデュレーションは固定のままです。
  • ラフカットの最初のクリップがマスタークリップの場合、ラフカットの開始タイムコードはマスタークリップの開始タイムコードと同じです。
  • ラフカットの最初のクリップがイン/アウト範囲の場合、ラフカットの開始タイムコードはインポイントのタイムコードと同じです。
  • クリップの順序が調整される場合、開始タイムコードは最初のクリップのタイムコードと一致します。
  • 最初のクリップの前にクリップを追加する場合、タイムラインの開始コードが変更されます。他の位置にクリップを追加してもタイムコードは変更されませんが、それに従ってラフカットのデュレーションが変更されます。
  • 最初のクリップを再リンクすると、開始タイムコードが変更されることがあります。他のクリップを再リンクしてもタイムコードは変更されませんが、ラフカットのデュレーションが変更されます。
  • 次の場合に、開始時間ダイアログにタイムコードのデフォルト値(00:00:00:00)が表示されます
    • 新しいラフカットが作成される。
    • 既存のラフカットが開かれる。
  • 最後に入力されたタイムコードの値が
    • 現在開かれているラフカットに対して記録される。
    • 新しく編集されたラフカット。
  • モニターパネルのタイムコードには常に、クリップのタイムコードではなく、シーケンシャルタイムコードが表示されます。

ラフカットについて詳しくは、ラフカットセクションを参照してください。

追加のオーディオトラックを追加

オーディオのみのクリップをタイムラインパネルにドラッグアンドドロップして、追加のオーディオトラックをラフカットに追加できるようになりました。また、コンテキストメニューを右クリックして「トラックを追加」を選択し、追加のオーディオトラックを追加することもできます。追加のオーディオトラックは、オーディオトラック領域の下部に追加されます。

オーディオトラックのタイプはステレオ、モノラル、または 5.1 のいずれかにすることができます。

オーディオトラックをラフカットに追加
オーディオトラックを追加

トラックはいくつでも追加でき、追加のオーディオトラックの最初のクリップはどの場所からでも開始できます。トラックの開始からギャップのあるトラック、または 2 つのクリップ間にギャップのあるトラックも追加できます。

タイムラインパネルで追加のオーディオトラックに対して次のアクションを実行できます。

  1. トラックを削除 - コンテキストメニューを右クリックし、トラックを削除を選択します。
  2. トラックを編集 - トラックを挿入、トリミング、または順序の変更を実行できます。追加のトラック内のクリップは互いに独立しており、トラック内の他のクリップに影響を与えることなく、クリップを編集できます。
  3. トランジションを適用します。
  4. トラック内でクリップを選択して、一緒に移動します。
  5. トラックをドラッグすると、トラックを移動できます。
  6. 1 フレーム左に移動するには、Alt + 左矢印キーを押します。1 フレーム右に移動するには、Alt + 右矢印キーを押します。

追加のオーディオトラックを書き出し

  • 追加のオーディオトラックと一緒にラフカットを Premiere Pro に書き出すには、追加のオーディオトラック内のクリップも Premiere Pro に送信されます。
  • 追加のオーディオトラックおよびクリップと一緒にラフカットを FCP プロジェクトとして書き出すことができます。

Premiere Pro へのプロジェクトの書き出しについて詳しくは、他のアプリケーションへの書き出しセクションを参照してください。

トランスコーディングすることなくクリップを書き出し - ビデオの再ラップ

ビデオの再ラップによってトランスコーディングすることなく、クリップを書き出すことができます。次の形式がサポートされています。

ソースの形式保存先の形式

GOP MXF Op1a

(XDCAM、Canon XF)

XDCAM HD
XDCAM ExXDCAM Ex
AVC-IntraAVC-Intra
XAVCXAVC
DV、DVCProDV
IMXIMX
DNx HDDNx HD

その他の更新

  • すべてのタグにキーボードショートカットを割り当てることができるようになりました。これによって、すばやくタグを付けることができます。割り当てられたショートカットを使用するには、まずタグパネルでタグを選択します。Ctrl+Shift+. および Ctrl+Shift+, キーボードショートカットを使用して、次のパネルおよび前のパネルをそれぞれ選択します。
  • 単一のマーカーに複数のタグを追加できます。タグを追加する際に Shift キーを押し続けると、タイムラインで現在選択されているマーカーに複数のタグが追加されます。
  • HTML 5 の機能改良を提供する新しい CEP バージョンがサポートされるようになりました。
  • 5.1 ステレオエフェクトが Prelude のオーディオトラックに追加されました。以前は、すべてのチャンネルがモノラルトラックとして追加されていました。
  • ラフカットファイルは、以前の .arcut 拡張子ではなく、拡張子 .arcutx 付きで保存されます。

環境設定パネルにマーカーからにタグカラーを使用という新しいオプションがあり、デフォルトカラーの代わりにマーカーカラーのタグカラーを選択できます。


Prelude CC 2014 | 2014 年 6 月

タグテンプレートとタグパネル

新しいタグパネルでは、ログ記録やタグ作成のワークフローが単純化され、柔軟性が向上します。タグパネルを使用すると、タグ名説明と一緒にコメントマーカーを作成できます。また、カスタマイズしたテンプレートを作成し、Adobe Creative Cloud を介してそのテンプレートを共有することもできます。

詳しくは、タグパネルとテンプレートの記事を参照してください。

1 分間の概要:テンプレートのタグ付け

1 分間の概要:テンプレートのタグ付け
Maxim Jago

マウスを使用するラフのトリミング

最新バージョンの Prelude CC では、ラフカットのアセットの基本的なトリミング機能が導入されました。カットポイントにカーソルを置くと、使用可能な別のトリミング操作を参照できます。トリミングの実行中は、モニターでトリミング操作が 2 段表示されます。タイムラインで、ツールヒントにトリミングされたエッジに対して行われた調整の量が表示されます。


詳しくは、ラフカットの記事を参照してください。

1 分間の概要説明:ラフカットの編集

1 分間の概要説明:ラフカットの編集
Maxim Jago

トリミングのキーボードショートカット

マウスを使用するトリミングとともに、トリミングを詳細にコントールするための新しいキーボードショートカットを使用できるようになりました。一部のキーボードショートカットはラフカットで選択されたクリップに対して動作し、その他は現在の再生ヘッド伸したのクリップに対して動作します(CTI)。

アクションショートカット説明
選択したクリップのインポイントを CTI にトリミングQラフカットの選択したクリップに対して動作します。選択されているクリップ内に再生ヘッド、現在の時間インジケーター(CTI)が配置されている必要があります。
選択したクリップのアウトポイントを CTI にトリミングWラフカットの選択したクリップに対して動作します。選択されているクリップ内に再生ヘッド、現在の時間インジケーター(CTI)が配置されている必要があります。
前の編集ポイントでクリップを挿入する,(コンマ)この操作は、ラフカット内の選択されたクリップではなく、CTI に基づきます。挿入されるクリップはプロジェクトパネルで選択されます
次の編集ポイントでクリップを挿入する. (ピリオド)この操作は、ラフカット内の選択されたクリップではなく、CTI に基づきます。挿入されるクリップはプロジェクトパネルで選択されます.
再生ヘッドでクリップを選択するD 
ラフカット内の選択したクリップを左に移動する[(左のかぎ括弧) 
ラフカット内の選択したクリップを右に移動する](右のかぎ括弧) 

ショートカットの完全なリストは、キーボードショートカットセクションを参照してください。

サブクリップのみを表示する

作成されるサブクリップマーカーごとに、サブクリップアイテムが Adobe Prelude プロジェクトに追加されます。多数のプロジェクトで作業している場合、多数のクリップを操作する必要が生じることがあります。
プロジェクトパネルの新しいサブクリップのみ表示を利用すると、Adobe Prelude プロジェクトを整理しやすくなります。サブクリップのみ表示が有効になっている場合、サブクリッププロジェクトアイテムのみが表示されます。この機能は、リスト表示サムネール表示の両方に対して動作します。


注意:

サブクリップのみを表示する機能を、プロジェクトアイテムをプロジェクトパネル新規ラフカットボタンまたは新規ビンボタンにドラッグアンドドロップする新機能と組み合わせます。これによって、サブクリップの処理時のワークフローがより簡略化されます。

ラフカットと Edit Anywhere(EA)

2014 年 6 月リリースの Prelude CC では、ユーザーが Edit Anywhere(EA)プロダクションでラフカットを作成および編集し、他のユーザーとラフカットを共有することができます。以前は、クリップを開き、マーカーやメタデータを追加して、サブクリップの整理や検索を行うことしかできませんでした。

また、EA のラフカット機能を利用すると、Premiere Pro および After Effects などの他の Adobe アプリケーションとラフカットを共有することもできます。

詳しくは、ラフカットと Edit Anywhereの記事を参照してください。

カスタム自動増加ファイル名

自動増加

最新バージョンの Prelude では、新しいカスタム自動増加オプションを使用して、インジェストされたアセット名を変更し、名前が変更されるファイルの開始番号を指定することができます。また、Prelude は最後の自動増加値を記憶し、次のインジェスト時に、ファイル名が最後の自動増加値から増分されます。

サムネールの並べ替え

ユーザー指定

プロジェクトパネルで、dサムネール表示のユーザー指定順に基づいて画像を並べ替えることができるようになりました。


その他の更新

新しいキーボードショートカット

プロジェクトパネルですべてのクリップをすばやく確認できるように、次のクリップおよび前のクリップを開くための新しい 2 つのキーボードショートが追加されました。

 
前のクリップを表示するAlt + O
次のクリップを表示するAlt + P

新しいドラッグ&ドロップ機能

  • クリップを新規ビンにドラッグ&ドロップできるようになりました。新規ビンが作成されると、ドラッグされたアイテムが自動的にドロップされます。
  • また、クリップを新規ラフカットにドラッグ&ドロップできるようになりました。新規ラフカットが作成されると、自動的に開かれ、選択したクリップが読み込まれます。

その他の更新

  • マーカーリストパネルに表示される選択したマーカー数デュレーション
  • 各クリップのデュレーションはインジェストダイアログのサムネール表示に表示されます。それによって、転送を開始する前に、クリップの合計サイズを知ることができます。
  • インジェストダイアログボックスで選択されたすべてのクリップの合計デュレーション、ファイルサイズ、およびクリップ数が表示されます。それによって、アイテムのインジェスト前に選択されたすべてのアイテムのサイズがわかります。
  • 関連付けられていないメタデータとタグテンプレートのダウンロードが記録される際のCreate Cloud ダイアログの列の幅。
  • プロジェクトパネルから複数の XMP を関連付けられていないメタデータパネルに送信できるようになりました。これはプロキシのログ作成時に役立ちます。プロキシのログ作成後に、すべてのマーカーのメタデータを関連付けられていないメタデータパネルに送信し、インジェストされた高解像度のクリップに適用できます。
  • 以前のバージョンの Prelude では、「トランスコード」オプションの最後の状態が記録されていました。それによって、その後のインジェストで不要なトランスコードが発生することがありました。(「トランスコード」オプションは、インジェストされたファイルを特定の保存先に転送する場合に使用できます)。最新バージョンの Prelude CC では、編集環境設定インジェスト「トランスコード」チェックボックスの状態を固定の下に新しい環境設定が導入され、Prelude を再起動した後も「トランスコード」オプションの状態を固定するかどうかを選択できます。
  • 以前のバージョンの Prelude では、メタデータがプライマリ保存先に適用され、その他のすべての保存先が無視されていました。現在では、インジェスト時に最小のメタデータがすべての保存先に適用されます。これは、カスタマイズしたワークフローおよびメタデータ設定を作成するために Prelude のインジェストに関する API を利用しているユーザーに特に役立ちます。

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