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メニューマーカーの使用

Adobe Premiere Elements でマーカーをもとにメニューを作成する方法について説明します。

メニューマーカーについて

メニューマーカーは、ビデオに簡単に追加できます。シーンマーカーは、自動または手動で設定できます。Premiere Elements では、マーカーをもとにメニューが作成されます。エキスパートビュータイムラインで設定するメニューマーカーの種類は、その使用方法に応じて異なります。

ムービーでは、すべての種類のマーカーを使用できます。ただし、ディスクプレーヤーはストップマーカーを検出するとメインメニューに戻ります。後でクイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインでクリップを並べ替えても、マーカーは元の位置にあります。この場合、マーカーの位置と名前を変更して、マーカーとムービーの関係を保つ必要があります。

注意:

クリップマーカーやタイムラインマーカーは、メニューマーカー(シーン、メインメニュー、およびストップマーカー)とは別のものです。混同しないように注意してください。これらはすべて、クリップ内の特定の場所に付けるマーカーです。ただし、Premiere Elements では、シーンマーカーとメニューマーカーはクイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムライン内のビデオフレームをディスクメニューのボタンとリンクするのに使用します。クリップマーカーとタイムラインマーカーは、クリップの位置調整やトリミングに使用します。

メインメニューマーカーによって、ビデオは複数のムービーに分割されます。メインメニューマーカーは、メインメニューのボタンにリンクされます。メインメニューマーカーは、作成するディスクのメインメニューにリストされる各ムービーの先頭に手動で配置します。選択したメインメニューテンプレートに予備ボタン(ムービー再生ボタンとシーン選択ボタン以外)が含まれている場合、予備ボタンはメインメニューマーカーにリンクされます。また、予備ボタンによって各マーカーからストップマーカーまで、またはエキスパートビュータイムラインに配置したメディアの最後まで再生されます。メインメニューに含まれているメインメニューマーカーボタンの数が足りない場合、Premiere Elements でメインメニューが複製されます。また、はじめに表示されるメインメニューに「次へ」ボタンが追加されます。ムービーにメインメニューマーカーを設定しなかった場合は、Premiere Elements によりメインメニューの予備ボタンが省略されます。

メインメニューマーカーを使用する場合は、メインメニューボタンが少なくとも 3 つあるテンプレートを選択してください(最初のボタンであるムービー再生ボタンを選択すると、ムービーが最初から最後まで再生され、2 番目のボタンであるシーン選択ボタンを選択すると、シーンメニュー 1 にリンクされます)。

注意:

メインメニューの再生ボタンは、タイムラインルーラーの開始ポイントに自動的にリンクされます。この場所にメインメニューマーカーを配置する必要はありません。

ムービーに含まれているメインメニューマーカーの数が、テンプレートに含まれているボタンの数より多い場合は、メインメニューが複製されます。 

A. 「次へ」ボタンは複製されたメインメニューにリンクされています。 B. 「前へ」ボタンをクリックすると、メインメニュー 1 に戻ります。 

シーンマーカー

シーンマーカーによって、ムービーは複数のシーンに分割されます。メインメニューのシーンボタンは、ムービーの別のシーンにリンクされます。このボタンは(ムービーごとにグループ化されるのではなく)シーンメニューに 1 つずつ表示されます。シーンマーカー(ストップマーカーなし)は、ムービーを最初から最後まで通して再生する場合に使用します。また、特定のシーンにジャンプできるようにする場合にシーンマーカーを使用できます。

シーンマーカーは、自動または手動で設定できます。Premiere Elements では、シーンマーカーをシーンメニューの作成に使用します。シーンメニューを表示するには、ディスクメインメニューのシーン選択ボタンをクリックします。エキスパートビュータイムラインにシーンマーカーを設定しなかった場合は、シーン選択ボタンとシーンメニューは省略されます。

ストップマーカー

ストップマーカーは、ムービーの終端を示します。ディスクプレーヤーは、ストップマーカーを検出すると、メインメニューに戻ります。エキスパートビュータイムラインでストップマーカーを設定すると、ディスクプレーヤーでムービーを最初から最後まで通して再生できなくなります。したがって、通常ストップマーカーの設定は、ビデオを複数のムービーに分割しており、エキスパートビュータイムラインにあるクリップを最初から最後まで通して再生する必要がない場合にのみ行います。

ストップマーカーは手動で追加します。ストップマーカーは、作成するディスクのメインメニューに表示する各ムービーの終端を示すために使用します。ストップマーカーに到達すると、ムービーの再生が停止し、メインメニューに戻ります。

注意:

ストップマーカーは DVD にのみ使用します。

シーンマーカーの自動設定

「メニューマーカーを生成」コマンドを使用すると、シーンマーカーが自動的に配置されます。また、Premiere Elements でシーンマーカーを先に配置しておき、後から整理すると効率的な場合もあります。ムービー中の各シーンが別個のクリップであり、マーカーを設定するクリップがすべてビデオ 1 トラック上にある場合は、適切な結果が得られます。重なり合う複数のクリップでムービーが構成されている場合は、シーンマーカーを手動で設定するか、一定の間隔で配置することをお勧めします。

自動配置されたシーンマーカーには名前がありません。したがって、テンプレートではシーンメニュー上のボタンの名前が保持されます。ボタンをカスタマイズするには、マーカーを配置してからマーカーに名前を付けるか、テンプレートを選択してからボタンの名前を変更します。

  1. エキスパートビュータイムラインをクリックしてアクティブにします。
  2. アクションバーの「ツール」をクリックして、ツールパネルから「ムービーメニュー」を選択します。
  3. ムービーのテーマを選択して、「メニューマーカーを自動的に追加」を選択します。
  4. 「設定」をクリックして、マーカーの配置方法を指定し、必要に応じて値を入力します。

    すべてのシーン

    トランジションの最後ではなく、ビデオ 1 トラック上のビデオクリップ間の各編集ポイント(カット)にシーンマーカーが配置されます。エキスパートビュータイムラインに表示される連続した静止画の先頭には、シーンマーカーが 1 つだけ配置されます。

    間隔を指定

    指定した間隔でシーンマーカーが配置されます(このオプションは、ムービー全体が 1 分以上ある場合にだけ使用することができます)。

    マーカー総数指定

    指定した個数のマーカーが、エキスパートビュータイムライン上のクリップの全範囲にわたって等間隔に配置されます。

  5. 不要なマーカーがエキスパートビュータイムラインにある場合は、「既存のメニューマーカーを消去」チェックボックスをオンにします(マーカーを消去すると、それぞれに関連付けられていた名前やサムネールオフセットも消去されます)。
  6. 「続行」をクリックします。シーンマーカーがエキスパートビュータイムラインのタイムラインルーラーの下に配置されます。必要に応じて、調整パネルのオプションを使用してメニューのプロパティを変更します。
  7. マーカーの配置を変更したい場合は、タイムラインルーラー上で別の位置にドラッグします。
    注意:

    シーンマーカーはビデオに関連付けられているわけではありません。後でビデオを編集した場合は、マーカーを移動するか生成し直して、新しい編集ポイントと一致させる必要があります。

手動によるメニューやシーンの追加またはマーカーの停止

マーカーを手動で設定する場合は、配置する際に名前を付けることができます。指定した名前は、メインメニューまたはシーンメニューのボタンのラベルとして表示されます。

一部のテンプレートでは、リンクされているビデオのサムネール画像が含まれています。初期設定のフレームがボタンのラベルとして適していない場合は、メニューマーカーダイアログボックスで変更できます。

メインメニューマーカーまたはシーンマーカーの設定

  1. エキスパートビュータイムラインで、マーカーを設定したい位置に時間インジケーターを移動します。
    注意:

    メインメニューテンプレートの再生ボタンは、タイムラインルーラーの開始ポイントに自動的にリンクされます。シーンメニューにリストする必要がなければ、マーカーを配置する必要はありません。

  2. クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインで、マーカー/メニューマーカー/メニューマーカーを設定を選択します。
    注意:

    マーカーをすばやく配置するには、メニューマーカーを追加ボタンからタイムラインルーラー上の目的の位置までマーカーをドラッグして設定することもできます。

  3. メニューマーカーダイアログボックスで、ボックスにマーカーの名前を入力します。このボックス内のテキストは自動的に改行されません。テキストを複数の行に配置するには、改行位置で Ctrl+Enter キーを押します。マーカー名がメニューに収まり、別のボタンと重ならないよう、簡潔な名前を付けてください(名前はテンプレートを選択した後でも変更することができます)。
  4. マーカーの種類メニューで、設定したいマーカーの種類を選択します。
  5. 次のいずれかの手順を実行して、ボタンのサムネールの外観を設定します。
    • メニューのボタンのサムネールに使用する静止画を選択するには、サムネールのオフセットに示されるタイムコードをドラッグし、表示する画像を選択します。「モーションメニューボタン」オプションは選択しないでください。DVD、 または Blu-ray ディスクを作成すると、メニューに画像が表示されます(このサムネールはメニュー表示専用です。ディスクのボタンをクリックすると、マーカーの位置からビデオ再生が開始されます)。

    • ディスクのメニューボタン内でビデオを再生するには、「モーションメニューボタン」を選択します。シーンマーカー用にこのボタンを選択すると、対応するボタン内でビデオが再生されます。

  6. 「OK」をクリックします。

マーカーがエキスパートビュータイムラインのタイムラインルーラーの下に追加されます。メインメニューマーカーは青、シーンマーカーは緑、ストップマーカーは赤で表示されます。

ストップマーカーの設定

  1. エキスパートビュータイムラインで、時間インジケーターをビデオまたはシーンの最後に移動します。
  2. クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインで、マーカー/メニューマーカー/メニューマーカーを設定を選択します。
  3. メニューマーカーダイアログボックスで、「マーカーの種類」から「ストップマーカー」を選択します。
  4. 「OK」をクリックします。

マーカーがクイックビュータイムラインに追加されます。エキスパートビュータイムラインでは、マーカーはタイムラインルーラーの下に追加されます。

メニューマーカーまたはシーンマーカーの検索

  1. エキスパートビュータイムラインで、次のいずれかの操作をおこないます。
    • 時間インジケーターの右側または左側にある最初のシーンマーカーを検索するには、マーカー/メニューマーカーへ移動を選択して、「次へ」または「前へ」を選択します。

    • エキスパートビュータイムライン内の任意のマーカーを検索するには、マーカー/メニューマーカー/メニューマーカーへ移動を選択して、目的のマーカーが見つかるまで「次へ」または「前へ」を選択します。

    • 特定のボタンにリンクされているマーカーを検索するには、ディスクレイアウトパネルの下部にあるメニューのサムネールをクリックし、ボタンを右クリック(Mac OS では control キーを押しながらクリック)して、「タイムラインでマーカー位置を表示」を選択します。

注意:

メニューマーカーダイアログボックスに目的のマーカーが表示されたら、マーカーを編集したり、「削除」ボタンをクリックして削除したりすることができます。

メニューマーカーまたはシーンマーカーの移動または削除

マーカーは、自動設定でも手動設定でも簡単に移動および削除できます。

マーカーは、個別に削除したり、エキスパートビュータイムラインから一括して削除したりすることができます。メニューテンプレートを最初に選択した後にムービーを編集した場合は、マーカーを新しい位置へ 1 つずつドラッグするより、すべてのマーカーを削除し、再度設定し直したほうが簡単な場合もあります。

注意:

テンプレートを選択してある場合、マーカーを削除すると、それに関連付けられていたボタンもメインメニューまたはシーンメニューから削除されます。

マーカーの移動

  1. エキスパートビュータイムラインで、移動したいマーカーを目的のシーンまたはムービーまでドラッグします。

マーカーの削除

  1. 次のいずれかの操作をおこないます。
    • エキスパートビュータイムラインで、削除したいマーカーの上に時間インジケーターを移動します(マーカーを探す際、必要に応じてタイムラインルーラーを拡大表示してください)。マーカー/メニューマーカー/メニューマーカーを削除を選択します。

    • マーカーを探して削除するには、任意のマーカーをダブルクリックします。メニューマーカーダイアログボックスで、「前へ」または「次へ」をクリックしてマーカーを探し、「削除」ボタンをクリックします。

    • すべてのマーカーを一括で削除する場合は、マーカー/メニューマーカー/すべてのメニューマーカーを削除を選択します。

注意:

削除したものを元に戻したい場合や間違って削除した場合は、直前の削除を取り消すことができます。それには、編集/取り消しを選択します。マーカーがエキスパートビュータイムラインに再び表示されます。

メニューマーカーまたはシーンマーカーの属性の編集

マーカーは、配置した後でも、名前、種類(シーン、メインメニューまたはストップ)およびメニューのサムネールボタンに表示されるサムネール画像を変更することができます。マーカーの名前は、メインメニューまたはシーンメニューのボタン名になります。

一部のメニューボタンでは、リンクされているビデオのサムネール画像が表示されます。初期設定では、このサムネールにはマーカー位置のフレームが使用されます。マーカーは、映像に合わせて変更できます。例えば、ビーチでの 1 日のシーンを表すボタンの画像として、マーカーの位置のフレームの代わりに、水しぶきをあげる子供のクローズアップを使用することができます。ボタンに使用するサムネールを変更しても、そのボタンがリンクされているビデオの開始位置は変更されません。

  1. エキスパートビュータイムラインで、編集するマーカーをダブルクリックするか、「前へ」または「次へ」ボタンを使用してマーカーを探します。
  2. メニューマーカーダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行い、「OK」をクリックします。
    • マーカーの名前を変更するには、テキストボックスにマーカーの名前を入力します。このボックス内のテキストは自動的に改行されません。マーカー名を複数の行に配置するには、改行位置で Ctrl+Enter キーを押します。名前がメニューに収まり、別のボタンと重ならないよう、簡潔な名前を付けてください(名前はテンプレートを選択した後でも変更することができます)。

    • マーカーの種類を変更するには、マーカーの種類メニューで設定したいマーカーの種類を選択します。

    • ボタンのサムネールを変更するには、サムネールのオフセットに示されるタイムコードをドラッグし、メニューのボタンのサムネールとして表示する画像を選択します。サムネール画像を使用するメニューを選択した場合、ここで選択した画像が作成したディスクのメニューに表示されます(このサムネールはメニュー表示専用です。ボタンにリンクされているビデオはマーカーの位置から開始されます)。

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