デジタル ID の保護

Adobe Acrobat でデジタル ID のセキュリティを増す方法を学びます。

デジタル ID を保護することで、機密文書の署名や復号化に使用される秘密鍵の不正使用を防ぐことができます。ハードウェアトークン、スマートカード、パスワードや暗証番号で保護されたその他のデバイスに秘密鍵を格納する場合は、安全性の高いパスワードや暗証番号を使用することが重要です。

パスワード作成のベストプラクティス

• 8 文字以上を使用します。
• 大文字と小文字、数字、記号を混在させます。
• 推測しにくく、覚えやすいパスワードを選択します。
• パスワードを推測しにくくするため、実在する単語の使用を避けます。
• 定期的にパスワードを変更します。
• 書き留めたパスワード

P12/PFX ファイルに秘密鍵を保存する場合は、堅牢なパスワードを使用し、適切なタイムアウトオプションを設定します。さらに、署名鍵にはパスワード認証を必須に設定し、復号化に使用するキーのバックアップコピーを作成します。

Windows 証明書ストアの秘密鍵の保護メカニズムは、プロバイダーによって異なります。バックアップと保護のガイドラインについては、プロバイダーにお問い合わせください。常に、利用可能な最強の認証メカニズムを使用します。

紛失または盗難されたデジタル ID

認証機関から発行されたデジタル ID が紛失または盗難にあった場合は、秘密鍵の使用を中止し、直ちに認証機関に連絡して証明書の失効を申請します。自己発行のデジタル ID が紛失または盗難された場合は、秘密鍵を破棄し、対応する公開鍵または証明書を送信した相手に通知してください。デジタル署名が悪用される可能性があります。