マニュアル キャンセル

注釈ツールと描画マークアップツールを使用して PDF にコメントを追加

  1. Acrobat ユーザーガイド
  2. Acrobat の概要
    1. デスクトップ、モバイル、web から Acrobat にアクセス
    2. 新しい Acrobat エクスペリエンスについて
    3. Acrobat の新機能
    4. ショートカットキー
    5. システム要件
  3. ワークスペース
    1. ワークスペースの基本
    2. PDF を開いて表示
      1. PDF を開く
      2. PDF ページのナビゲーション
      3. PDF の環境設定の表示
      4. PDF の表示の調整
      5. PDF のサムネールプレビューを有効にする
      6. PDF をブラウザーで表示
    3. オンラインアカウントで操作
      1. Box からファイルにアクセス
      2. Dropbox からファイルにアクセス
      3. OneDrive からファイルにアクセス
      4. SharePoint からファイルにアクセス
      5. Google ドライブからファイルにアクセス
    4. Acrobat および macOS
    5. Acrobat 通知
    6. PDF のグリッド、ガイド、ものさし
    7. PDF での日中韓言語、キリル文字および右から左に表記されるテキスト
  4. PDF の作成
    1. PDF 作成の概要
    2. Acrobat での PDF の作成
    3. PDFMaker による PDF の作成
    4. Adobe PDF プリンターの使用
    5. Web ページを PDF に変換
    6. Acrobat Distiller による PDF の作成
    7. Adobe PDF 変換設定
    8. PDF のフォント
  5. PDF の編集
    1. PDF のテキストの編集
    2. PDF の画像またはオブジェクトの編集
    3. PDF ページの回転、移動、削除およびページ番号の付け直し
    4. スキャンされた PDF の編集
    5. モバイルデバイスのカメラで撮影した文書内の写真の補正
    6. PDF の最適化
    7. PDF のプロパティとメタデータ
    8. PDF 内のリンクと添付ファイル
    9. PDF レイヤー
    10. PDF のサムネール画像としおり
    11. Web ページから変換された PDF
    12. プレゼンテーション用の PDF の設定
    13. PDF のアーティクル
    14. 地図情報 PDF
    15. PDF へのアクションおよびスクリプトの適用
    16. テキスト追加時にデフォルトのフォントを変更
    17. PDF からページを削除
  6. スキャンと OCR
    1. 文書をスキャンして PDF に変換
    2. 文書の写真を補正
    3. Acrobat を使用してスキャンする際のスキャナーの問題のトラブルシューティング
  7. フォーム
    1. PDF フォームの基本
    2. Acrobat で新規フォームを作成
    3. PDF フォームの作成と配布
    4. PDF フォームに入力
    5. PDF フォームフィールドのプロパティ
    6. PDF フォームの入力と署名
    7. PDF フォームでの操作ボタンの設定
    8. インタラクティブな PDF Web フォームの公開
    9. PDF フォームフィールドの基本
    10. PDF バーコードフォームフィールド
    11. PDF フォームデータの収集と管理
    12. フォームトラッカーについて
    13. PDF フォームヘルプ
    14. 電子メールまたは内部サーバーを使用して PDF フォームを受信者に送信する
  8. ファイルの結合
    1. 単一 PDF へのファイルの結合
    2. PDF ページの回転、移動、削除およびページ番号の付け直し
    3. PDF へのヘッダー、フッターおよび通し番号の追加
    4. PDF ページのトリミング
    5. PDF への透かしの追加
    6. PDF への背景の追加
    7. PDF ポートフォリオ内のコンポーネントファイルでの作業
    8. PDF ポートフォリオの公開と共有
    9. PDF ポートフォリオの概要
    10. PDF ポートフォリオの作成およびカスタマイズ
  9. 共有、レビュー、およびコメント
    1. オンラインでの PDF の共有とトラック
    2. 校正箇所の指示
    3. PDF レビューの準備
    4. PDF レビューの開始
    5. SharePoint または Office 365 サイトでの共有レビューのホスト
    6. PDF レビューへの参加
    7. PDF への注釈の追加
    8. PDF へのスタンプの追加
    9. 承認プロセス
    10. 注釈の管理 | 表示、返信、印刷
    11. 注釈の取り込みと書き出し
    12. PDF レビューのトラックと管理
  10. PDF の保存と書き出し
    1. PDF の保存
    2. PDF を Word に変換
    3. PDF を PPTX に変換
    4. PDF を XLSX または XML に変換
    5. PDF を JPG に変換
    6. PDF を PNG に変換
    7. 他のファイル形式への PDF の変換または書き出し
    8. PDF 書き出し時のファイル形式オプション
    9. PDF コンテンツの再使用
  11. セキュリティ
    1. PDF の拡張セキュリティ設定
    2. パスワードによる PDF の保護
    3. デジタル ID の管理
    4. 証明書による PDF の保護
    5. 保護された PDF を開く
    6. PDF 内の機密情報の削除
    7. PDF のセキュリティポリシーの設定
    8. PDF のセキュリティ方法の選択
    9. PDF を開くときのセキュリティ警告
    10. Adobe Experience Manager による PDF の保護
    11. PDF の保護ビュー機能
    12. Acrobat と PDF のセキュリティの概要
    13. セキュリティリスクとしての PDF の JavaScript
    14. セキュリティリスクとしての添付ファイル
    15. PDF のリンクの許可またはブロック
  12. 電子サイン
    1. PDF 文書への署名
    2. モバイルデバイスでキャプチャした署名をあらゆるデバイスで使用
    3. 電子サイン用に文書を送信
    4. Web フォームを作成
    5. 一括の電子サイン依頼
    6. オンラインで支払いを受け取る
    7. アカウントのブランディング
    8. 証明書の署名について
    9. 証明書ベースの署名
    10. デジタル署名の検証
    11. Adobe Approved Trust List
    12. 信頼済み証明書の管理
  13. 印刷中
    1. 基本の PDF 印刷処理
    2. 小冊子と PDF ポートフォリオの印刷
    3. PDF 印刷の詳細設定
    4. PDF に印刷
    5. PDF のカラー印刷(Acrobat Pro)
    6. カスタムサイズでの PDF の印刷
  14. アクセシビリティ、タグ、および折り返し
    1. アクセシビリティ対応の PDF の作成および検証
    2. PDF のアクセシビリティ機能
    3. PDF の読み上げ順序ツール
    4. 折り返しおよびアクセシビリティ機能を使用した PDF の読み上げ
    5. コンテンツパネルとタグパネルでの文書構造の編集
    6. アクセシブルな PDF の作成
    7. クラウドベースの自動タグ付け
  15. 検索とインデックスの作成
    1. PDF のインデックスの作成
    2. PDF ファイルの検索
  16. マルチメディアと 3D モデル
    1. PDF にオーディオ、ビデオおよびインタラクティブオブジェクトを追加
    2. PDF への 3D モデルの追加(Acrobat Pro)
    3. PDF での 3D モデルの表示
    4. 3D モデルのインタラクティブな操作方法
    5. PDF での 3D オブジェクトの測定
    6. PDF での 3D ビューの設定
    7. PDF 内の 3D コンテンツの有効化
    8. PDF へのマルチメディアの追加
    9. PDF での 3D デザインへの注釈の追加
    10. PDF でのビデオ、オーディオ、マルチメディアの再生
    11. ビデオへの注釈の追加
  17. 印刷工程ツール(Acrobat Pro)
    1. 印刷工程ツールの概要
    2. トンボとヘアライン
    3. 出力のプレビュー
    4. 透明の分割・統合
    5. カラー変換とインキの管理
    6. トラップ
  18. プリフライト(Acrobat Pro)
    1. PDF/X、PDF/A、PDF/E 準拠ファイル
    2. プリフライトプロファイル
    3. プリフライトの詳細な検査
    4. プリフライトレポート
    5. プリフライト結果、オブジェクトおよびリソースの表示
    6. PDF の出力インテント
    7. プリフライトツールでの問題のある領域の修正
    8. ドロップレットまたはプリフライトアクションによる文書の分析の自動化
    9. プリフライトツールを使用した文書の分析
    10. プリフライトツールでの追加のチェック
    11. プリフライトライブラリ
    12. プリフライト変数
  19. カラーマネジメント
    1. 一貫した色の保持
    2. カラー設定
    3. 文書のカラーマネジメント
    4. カラープロファイルでの作業
    5. カラーマネジメントの解説

はじめる前に

アドビは、より直感的で新しい製品エクスペリエンスの提供を開始します。表示された画面が製品インターフェイスと一致していない場合は、現在の機能のヘルプを選択してください。

新しい機能では、ツールが画面の左側に表示されます。

ハイライト表示、ノート注釈、フリーハンド描画ツールおよびマークアップツールを使用して、PDF ファイルにコメントを追加します。

Adobe Acrobat ディープリンク

アプリで試す
数回の簡単な手順で、PDF にコメントを追加します。

PDF 文書の表示中にコメントを追加

PDF の表示中に、フローティングツールバーのクイックアクションを使用してコメントを追加できるようになりました。PDF で指定した内容に基づいて、以下のコメントのクイックアクションを使用できます。

  • テキスト選択時のアクション:テキストを選択するとき、テキストのハイライト表示、テキストに下線を引く、テキストに取り消し線を引く、テキストの墨消し、テキストのコピー、PDF の編集などのアクションを実行できます。
テキスト選択時のアクション

  • 画像選択時のアクション:選択した画像に対して、「ノート注釈を追加」、「画像をハイライト表示」、「画像を墨消し」、「画像をコピー」、「PDF を編集」などのアクションを実行できます。
画像選択時のアクション

  • ハイライト表示選択時のアクション:PDF 内でハイライト表示されている既存のコメントを選択すると、「ノートを追加」、「カラーの変更」、「削除」のクイックアクションが表示されます。
ハイライト表示選択時のアクション

注釈と描画マークアップツールの概要

注意:

Acrobat Reader では、完全なコメントツールはコメント機能が有効になっている PDF でのみ使用できます。

コメントを追加するには、注釈および描画マークアップツールを使用することができます。コメントとは、アイデアを伝達したり、PDF に関するフィードバックを提供したりするためのメモや描画によるメッセージのことです。テキストコメントを追加ツールを使用してテキストメッセージを入力することができます。または、描画ツールを使用して線や円などの図形を追加してから、関連付けられたポップアップノートにメッセージを入力することもできます。テキスト編集ツールを使用すると、編集マークを追加して、元の文書に加える必要があると考えられる変更点を示すことができます。

注意:

Acrobat Pro では、コメントにタグを追加して、運動障害や視覚障害のあるユーザーが支援テクノロジーを使用してコメントを読めるようにすることができます。

注釈と描画マークアップツールの表示

注釈およびマークアップツールは、管理機能付きのレビュープロセスで PDF を開いた場合を除き、デフォルトで表示されません。

  1. 右側のパネルでコメントアイコンを選択して、追加されたコメントを表示します。

    Acrobat のコメントパネル
    コメントパネル

  2. 描画マークアップツールは、左側にあるフローティングクイックツールのメニューのフリーハンド描画ツールにグループ化されています。

    Acrobat の描画ツールメニュー
    描画ツールメニュー

注釈または描画マークアップツールの選択

左側にあるクイックツールメニューから、PDF に追加する注釈を選択します。

注釈ツール

注意:

コメントを入力すると、ツールは選択ツールに戻り、コメントを移動、サイズ変更、または編集できるようになります(鉛筆ツールとテキストをハイライト表示ツールは選択されたままとなります)。

選択した注釈ツールの維持

ツールを再度選択しなくても複数のコメントを追加できます。

  1. コメントツールで、使用するツールを選択します(まだ使用しないでください)。

  2. 選択解除されるまで同じツールを使用アイコン を選択します。

コメントを追加

注意:

Acrobat Reader では、完全なコメントツールはコメント機能が有効になっている PDF でのみ使用できます。レビュー用に送信またはアップロードされた PDF では、通常はコメント機能が有効になっています。

最も一般的なコメントの種類は、ノート注釈に似た「コメントを追加」です。コメントは、ページ上のノートアイコンおよびテキストメッセージのポップアップノートとして表示されます。コメントは、ページ上または文書領域内の任意の場所に追加できます。

Acrobat でコメントを追加
コメントを追加ツールを使用して、ポップアップノートにテキストメッセージを追加

コメントを追加する手順

  1. クイックツールメニューからコメントを追加ツール を選択し、メモを配置する場所を選択します。

  2. ポップアップノートにテキストを入力します。選択ツール を使用して PDF のテキストをコピーし、ノートに貼り付けることもできます。

    注意:

    ポップアップノートを閉じても入力したテキストは削除されません。

コメントの編集

  1. ノートアイコンを選択またはダブルクリックします。

  2. (オプション)コメントのプロパティを変更するには、ノート注釈アイコンを右クリックし、またはコメントのオプションメニューから、「プロパティ」を選択します。必要に応じてノート注釈のプロパティを変更し、「OK」を選択します。

注釈コメントのフォントサイズを変更

  1. Ctrl + K キー(Windows)または command + K キー(macOS)を押して、Acrobat で環境設定ダイアログボックスを開きます。

  2. 分類」で、「注釈」を選択します。

  3. フォントサイズドロップダウンメニューを選択し、目的のフォントサイズを選択します。

  4. OK」を選択します。

注意:

デフォルトのポップアップ動作、およびコメントの作成や表示に関するその他の設定を変更するには、環境設定ダイアログボックスのコメントパネルを使用します。

コメントの一部のテキストをコピー

  1. ノートアイコンをクリックまたはダブルクリックします。
  2. テキストを選択して右クリックし、テキストをコピーします。

コメントの削除

  1. Adobe Acrobat で、PDF 文書を開きます。削除するコメントアイコンを見つけ、選択します。

  2. コンテキストメニューから、削除 を選択します。

テキストコメントの追加

テキストコメントを追加ツールを使用すると、PDF ページの任意の場所にテキストを入力できます。

  1. クイックアクションツールバーメニューから、コメントを追加テキストコメントを追加を選択します。

  2. ページ上のコメントを追加する場所を選択します。 

  3. (オプション)テキストの書式設定を変更するには、追加したテキストコメントをダブルクリックし、テキストを選択してから、フォントやテキストの配置などのテキストの書式設定を選択します。

共有ファイルのコメントへの反応の追加

Acrobat で反応の顔文字をコメントに追加することで、共有 PDF のレビューを強化できるようになりました。これにより、レビューがよりインタラクティブになります。反応を追加するには:

  1. 共有 PDF を開き、コメントパネルを選択します。

  2. 反応するコメントの横にある顔文字アイコンを選択します。ダイアログボックスが表示されます。

    共有文書への顔文字の追加

  3. ダイアログボックスから顔文字を選択するか、検索バーを使用して、必要な反応を検索し、選択します。

コメントの作成者名の変更

PDF ファイルにコメントを追加した場合、初期設定では、そのユーザーのログイン名がコメントの作成者名として使用されます。作成者名を変更するには、コメントの作成者名の変更を参照してください。

矢印または図形の追加

注意:

Acrobat で開く Reader , 描画ツールはコメント機能が有効になっている PDF でのみ使用できます。レビュー用に送信またはアップロードされた PDF では、通常はコメント機能が有効になっています。

各種の描画ツールから、目的の視覚効果に合ったツールを選択して使用できます。

  1. クイックアクションツールバーからフリーハンド描画ツールを選択し、使用する描画マークアップツールを選択します。

    • ツール 矢印ツール 長方形ツール ツール では、単純な図形を作成できます。
    • 雲型ツール 多角形ツール では、複数の線から成る閉じた図形を作成できます。折れ線ツール では、複数の線から成る閉じない図形を作成できます。

    • 描画ツールを使用すると、フリーハンドの図を作成できます。描画を消去ツール を使用すると、描画マークアップを削除できます。

    注意:

    描画する前に線の幅、色などのプロパティを指定するには、目的のツールを選択し、Ctrl + E キーを押してプロパティツールバーを開きます。プロパティツールバーで任意のオプションを設定します。

  2. PDF 内で描画します。
    • 雲型または多角形を作成するには、クリックして開始点を設定してから、ポインターを動かしてクリックし、各線分を作成します。シェイプの描画を終了するには、開始点をクリックするか、右クリックしてメニューから「完了」を選択します。折れ線の場合は、ダブルクリックして折れ線を終了します。

    • 線、矢印または長方形注釈を描画するには、マークアップを追加する領域をマウスでドラッグするか、マークアップを追加する開始位置を設定するために 1 回クリックし、終了位置で 2 回目のクリックをします。

    • 正方形または円形を描いたり、垂直、水平、または傾きが 45 度の線を描くには、Shift キーを押しながら描画します。

    • 描画ツールを使用してフリーハンドの線を描画するには、描画を開始する位置でマウスをドラッグします。マウスボタンを放して別の場所にポインターを移動しても、描画は継続できます。描画の一部を消去するには、描画を消去ツール を選択して、削除する描画領域でマウスをドラッグします。

  3. マークアップを編集またはサイズ変更するには、マークアップを選択し、いずれかのハンドルをドラッグして調整を加えます。
  4. マークアップにノートを追加するには、マークアップを選択し、クイックアクションのポップアップメニューで「ノートを追加」を選択します。

    マークアップにノートを追加
    マークアップにノートを追加

  5. (オプション)ポップアップノートの閉じるボタンをクリックします。マークアップの右側に、ポップアップウィンドウにテキストが入力されていることを示すノートアイコンが表示されます。

    注意:

    描画マークアップを削除するには、削除する描画マークアップを選択して Delete キーを押します。

また、オンラインで PDF にコメントを付けて編集することもできます。オンラインの PDF エディターでは、テキスト、ノート注釈、ハイライト表示、描画などを PDF に簡単に追加できます。

直線の追加

  1. クイックアクションツールバーで、フリーハンド描画ツールを選択します。

  2. ツール を選択します。

  3. 線を表示する領域をドラッグします。

マークアップのグループ化とグループ解除

複数のコメントをグループ化して、単一のコメントのように機能させることができます。描画マークアップを一時的にグループ化して、まとめて新しい場所に移動したり、それぞれのプロパティを個別に編集する代わりにまとめて編集したりできます。グループ化することによって、文書のレビューで自分のマークアップと他のレビュー担当者のマークアップを区別することもできます。

注意:

テキスト編集マークアップをグループ化することはできません。

マークアップのグループ化

  1. 選択ツールまたは手のひらツールを使用して、マークアップを 1 つ選択します。
  2. Ctrl キーまたは Command キーを押しながらクリックして、グループ化するマークアップを選択します。
  3. 選択したオブジェクトを右クリックし、「グループ」を選択します。

マークアップのグループ解除

  1. グループ化した選択対象を右クリックし、「グループ解除」を選択します。

テキストボックスまたは引き出し線へのコメントの追加

注意:

Acrobat Reader では、コメントツールはコメント機能が有効になっている PDF でのみ使用できます。レビュー用に送信またはアップロードされた PDF では、通常はコメント機能が有効になっています。

テキストコメントを追加ツールを使用すると、テキストが含まれているボックスを作成できます。テキストボックスは、ページ内の任意の場所に配置し、任意のサイズに調整することができます。テキストボックスは常に文書上に表示され、ポップアップノートと違って閉じることはありません。

テキストのフォントとサイズには、システムのデフォルト設定が使用されます。

テキストボックスまたは引き出し線へのコメントの追加

注意:

テキストボックスツールでは、日本語、中国語および韓国語のテキストにコメントを追加できますが、そのためには日中韓言語サポートファイルがインストールされている必要があります。テキストボックスに入力できるのは横書きのテキストだけです。

引き出し線付きテキストツールを使用すると、引き出し線付きテキストボックスを作成できます。引き出し線付きテキストボックスは、文書の特定の領域を指し示し、その領域を覆い隠すことがないようにしたい場合に便利です。引き出し線付きテキストボックスは、テキストボックス、ニーラインおよびエンドポイントラインという 3 つの部分で構成されます。各部分をサイズ変更するには、ハンドルをドラッグします。ニーラインは一方向でのみサイズ変更できます。つまり、横のニーラインは横方向にしかサイズ変更できず、縦のニーラインは縦方向にしかサイズ変更できません。テキストを入力すると、すべてのテキストが表示されるようにテキストボックスが縦に拡大されます。

テキストボックスだけを移動することも、エンドポイントラインと共に移動することもできます。テキストボックスは、静止しているアンカーポイント(エンドポイントラインの矢印)の周りを移動します。このアンカーポイントは、PDF を初めてクリックしたときに作成されます。テキストボックスの色や表示方法を変更したり、エンドポイントラインに矢印やリーダーを追加したりできます。

テキストボックスにコメントを追加

  1. クイックアクションツールバーから、コメントを追加テキストコメントを追加を選択します。

  2. PDF 内でテキストを追加する場所を選択します。

    テキストを入力します。ボックスの右端に到達すると、テキストは自動的に折り返されます。

テキストボックスのプロパティを設定または変更

クイックツールのメニューで選択したテキストのプロパティを設定または変更アイコンを選択して、テキストのカラー、整列、フォントの属性を変更します。

テキストボックスにさらに変更を加えるには:

  • 選択ツールを使用してテキストボックスのエッジを選択し、ボックスの隅をドラッグしてサイズ変更します。テキストボックスを右クリックして「テキストボックスのプロパティ」を開き、境界線や塗りつぶしのオプションを変更します。

  • テキストボックスをダブルクリックして、テキストまたはテキストの属性を変更します。テキストの範囲をドラッグで選択し、クイックツールメニューからオプションを選択します。

テキストボックスを削除するには、そのテキストボックスを選択して「削除」をクリックします。

注意:

任意のアプリケーションでテキストを選択しコピーして、テキストのブロックを貼り付けることもできます。それには、Acrobat で手のひらツールを選択し、編集/貼り付け(Windows)または編集/ペースト(Mac OS)を選択します。

引き出し線へのコメントの追加

  1. クイックツールメニューから、フリーハンドで描画引き出し線付きテキストを選択します。

  2. 一度選択してエンドポイントを設定し、もう一度選択してテキストボックスの場所を設定します。

  3. (オプション)クイックツールのメニューで選択したテキストのプロパティを設定または変更アイコンを選択して、テキストのカラー、整列方法、フォントの属性を変更します。

  4. テキストを入力します。ボックスの右端に到達すると、テキストは自動的に折り返されます。

  5. (オプション)テキストボックスにさらに変更を加えるには、次の操作を行います。
    • 引き出し線のサイズを変更するには、引き出し線を選択して、表示されるハンドルをドラッグします。

    • テキストボックスを移動するには、ボックスの内側をクリックして、マウスをドラッグします。

    • 引き出し線全体を移動するには、エンドポイントラインまたはテキストボックスのエッジをクリックして、マウスをドラッグします。

    • 色、不透明度、線の特性などを変更するには、右クリックして「プロパティ」を選択し、目的のオプションを選択します。

ファイルをコメントとして添付

注意:

Acrobat Reader では、コメントツールはコメント機能が有効になっている PDF でのみ使用できます。レビュー用に送信またはアップロードされた PDF では、通常はコメント機能が有効になっています。

PDF の選択した場所にファイルを埋め込み、他のユーザーがファイルを開いて表示できるようにするには、ファイルを添付ツールを使用します。コメントとして添付ファイルを追加することによって、ポップアップノートやテキストボックスに貼り付けることが難しい長い文書を参照できるようになります。PDF を別の場所に移動すると、埋め込まれたファイルも PDF と一緒に自動的に移動されます。添付ファイルを表示するには、添付ファイルを開くことができるアプリケーションを他のユーザーがインストールしている必要があります。

注意:

文書のレビュー用にファイルを添付するときには、コメントを追加ツールの「ファイルを添付」オプションを使用してください。編集その他メニューでファイルを添付ツールを使用して添付した文書レベルの添付ファイルは、レビュープロセスで他のコメントと共にトラックされず、添付されたコメントが失われる場合があります。

  1. クイックツールメニューから、コメントを追加ファイルを添付を選択します。

  2. PDF 内の添付ファイルを置く場所をクリックします。
  3. 添付するファイルを選択し、「開く」をクリックします。PDF を添付している場合は、コメントを使用して、ファイル内の目的の領域をハイライト表示できます。

  4. 添付ファイルのプロパティダイアログボックスで、PDF 内に表示されるファイルアイコンの設定を指定し、「OK」を選択します。

    コメントの添付ファイルは、その場所を示すページ番号と共に、右のナビゲーションパネルにある「添付ファイル」タブにも表示されます。

    注意:

    添付ファイルを削除するには、添付されたコメントのアイコンを右クリックして、「削除」を選択します。

コメントの環境設定

コメントの環境設定は、PDF での注釈の外観だけでなく、PDF でマークアップを表示する方法にも影響を与えます。

注意:

レビュー担当者は、コメントを文書内のどこにでも添付できます。その結果、コメントがページからはみ出していることもあります。必要に応じて、スクロールまたはズームアウトします。

環境設定ダイアログボックスの「分類」から「コメント」を選択します。

コメントの表示

フォント、フォントサイズ

Windows では、ポップアップノートに表示するテキストのフォントとフォントサイズを指定できます。Mac OS では、フォントの「大」、「中」、「小」の設定のみ選択できます。この設定は、新しいコメントと既存のコメントのすべてに適用されます。

ポップアップの不透明度

コメントポップアップノートの不透明度を 1~100 の値で指定します。開いていて選択されていないポップアップノートが、不透明度を 100 にすると完全に不透明になります。小さい値を指定するほど、透明度が増します。

テキストマークとツールチップを有効にする

ポップアップノート付きのコメントの上にポインターが置かれたときにツールヒントを表示します。ツールヒントには、作成者名、コメントのステータス、2 行のテキストが含まれています。デフォルトで選択されています。

ノートとポップアップを印刷

コメントに関連付けられたポップアップノートや、ノート、オーディオ、および添付ファイルのアイコンを、ページに表示されているとおりに印刷することを指定します。

このオプションを選択する代わりに、ファイル/印刷(Windows)またはファイル/プリント(Mac OS)を選択し、「注釈の一覧」をクリックして、コメントのテキストを様々なレイアウトで印刷することもできます。詳しくは、コメントを印刷の文書を参照してください。

マウスのロールオーバーでコメントアイコンとポップアップをつなぐラインを表示

コメントアイコン(ハイライト表示やノートアイコンなど)上にポインターを置くと、薄いコネクタラインが表示されます。デフォルトで選択されています。

文書のスクロール中にポップアップを表示

PDF をスクロールするときに、ページが表示されている間、そのページのポップアップノートが文書ウィンドウ内に表示されます。デフォルトで選択されています。

ポップアップを開く動作

ノート以外のコメントでコメントポップアップを自動的に開く

描画ツール、スタンプツールまたは鉛筆ツールを使用してコメントを作成したとき、ポップアップノートが表示されます。

コメントリストが開いているときはコメントポップアップを隠す

ページに多数のコメントが追加されている場合に、画面を整理して見やすくします。デフォルトで選択されています。

マウスのロールオーバーでポップアップを自動的に開く

描画マークアップコメントやスタンプなど、任意のコメントの上にポインターを置くと、ポップアップノートが開きます。

コメントの作成

作成者名として常にログイン名を使用

作成するポップアップノートに表示する名前を指定します。このオプションを選択した場合は、環境設定ダイアログボックスのユーザー情報パネルに表示される「ログイン名」が使用されます。このオプションを選択しない場合は、コメントのプロパティダイアログボックスの「作成者」に指定したデフォルトの名前が使用されます。デフォルトで選択されています。

新規ポップアップをページの右端に配置

コメント(ノートアイコンやハイライト表示など)を追加した場所にかかわらず、すべてのポップアップノートを文書ウィンドウの右端に添えます。このオプションを解除すると、ポップアップノートはコメントの隣に表示されます。デフォルトで選択されています。

ノート注釈でネストされた返信を許可 (再起動が必要)

単一スレッド機能を使用してノート注釈に返信できます。このオプションを選択すると、それぞれの注釈が会話のように表示され、単一スレッド内にすべての返信が表示されます。

ハイライト表示、取り消し線、下線のテキスト選択を有効にする

ハイライト、取り消し線、下線のテキストの選択とコピーを有効にする

コメントのリストでコメントタイプのテキストおよびアイコンを有効にする(再起動が必要)

コメントリストに追加されたコメントとアイコンの種類が表示されます。

コメントメモにチェックボックスを表示

すべてのコメントで一貫してチェックボックスを表示します。

コメントの作成(Acrobat 専用)

描画コメントツールで囲んだ領域のテキストをポップアップにコピー

描画ツールを使用して囲んだテキストを、描画に関連付けられたポップアップノートにコピーします。

選択したテキストをハイライト表示、取り消し線、下線のコメントポップアップにコピー

選択したテキストを、テキストコメント(テキストをハイライト表示ツールで作成したコメントなど)に関連付けられたポップアップノートにコピーします。

コメントの表示方法の変更

注意:

Acrobat Reader では、完全なコメントツールはコメント機能が有効になっている PDF でのみ使用できます。レビュー用に送信またはアップロードされた PDF では、通常はコメント機能が有効になっています。

コメントの色と表示方法は、コメントを作成する前に変更することも、コメントを作成した後で変更することもできます。新しく設定した表示方法は、そのツールのデフォルトの表示方法として設定することができます。

注意:

コメントに表示される名前を変更するには、環境設定ウィンドウを開いて「コメント」を選択し、「作成者名として常にログイン名を使用」を選択解除します。

選択したツールに対して、コメントツールに表示されるカラーピッカーアイコンとテキストのプロパティアイコンを使用できます。

色の選択
コメントツールバーのカラーピッカーツール

テキストの書式ツール
コメントツールバーのテキストの書式ツール

または、右クリックコンテキストメニューから「プロパティ」を選択し、適切なオプションを選択します。

プロパティ
ノートアイコンを選択した状態のプロパティ

テキストオプションと書式オプションがポップアップした状態
テキストオプションと書式オプションがポップアップした状態

コメントの表示方法を変更して表示方法のデフォルトとして設定

  1. コメントを作成したら、コメントまたはそのアイコンを右クリックし、右クリックコンテキストメニューから「プロパティ」を選択します。

    プロパティ
    ノートアイコンを選択した状態のプロパティ

  2. プロパティダイアログボックスで、必要に応じて次の操作を行い、「OK」ボタンをクリックします。

    • 使用するアイコンの色や種類などを変更するには、「表示方法」タブをクリックします。設定できるオプションの種類は、選択したコメントの種類によって異なります。

    • コメントの作成者名やタイトルを変更するには、「一般」タブを選択します。

    • レビュー中のコメントのステータスの変更履歴を表示するには、「レビューの履歴」タブをクリックします。

    • コメントを編集したり削除したりできないようにするには、プロパティダイアログボックスの下端にある「ロック」を選択します。

    • 同じ種類のすべてのコメントにこれらのプロパティを適用するには、プロパティダイアログボックスの下端にある「プロパティをデフォルトとして使用」を選択します。

ツールのデフォルトの表示方法の設定

  1. コメントの作成後、コメントを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

  2. 必要に応じてプロパティを設定し、「OK」を選択します。

  3. コメントを右クリックし、「現在のプロパティをデフォルトとして使用」を選択します。

    設定したプロパティは、このツールを使用して作成するすべてのコメントに表示されます。既存のコメントや、ポップアップノートのテキストの外観は影響を受けません。

レビュー担当者の注意をコメントに向ける

@メンションを使用して、レビュー担当者の注意を引きます。

注意:

PDF ファイルの個人用のコメントノートで @メンションを使用すると、レビューモードが有効になります。レビュー担当者は、共有ファイルへのリンクを含む依頼メールを受信します。

  1. コメントのテキストで、「@」記号をクリックします。

    レビュー担当者の注意を引くための @メンション

  2. レビュー担当者のリストを示すポップアップメニューが開きます。メンションするレビュー担当者を選択します。

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