管理機能付きの PDF のレビューについて

管理機能付きのレビューでは、ウィザードを使用してレビューを設定し、文書の場所を指定し、参加を依頼します。注釈を取り込んだり、Reader ユーザーに対し注釈機能を有効にしたり、レビュー担当者からの返答を手動でトラックする必要はありません。

注意:

管理機能付きのレビューで Acrobat Reader DC のユーザーが注釈機能を使用できるようにするには、Acrobat Pro DC をインストールしている必要があります。Acrobat Standard DC を使用して Acrobat Reader DC ユーザーに対する注釈機能を有効にすることはできません。

Acrobat には、共有レビューと電子メールベースのレビューの 2 種類の管理機能付きのレビューがあります。2 種類のレビューそれぞれに用意されたウィザードを使用して、 レビュー用の特別なツールと指示を追加した PDF をレビュー担当者に配布できます。

トラッカーはすべての管理機能付きのレビューをトラックします。トラッカーは PDF ファイルと、レビューおよびその参加者に関する情報へのアクセスを提供します。レビュー依頼者は、トラッカーからレビュー期限の変更、レビュー担当者の追加、レビューの終了ができます。トラッカーを使用すると、Acrobat が起動していない場合でも、新しい注釈が追加されたとき、期限が変更されたとき、レビュー担当者が追加されたときに参加者に通知されます。サーバーのエラー状況に関する情報も提供されます。

注意:

管理機能付きのレビューは PDF ポートフォリオに対しては実行できません。

共有レビュー

共有レビューでは、参加者が他の参加者の注釈を読み、返信できるという点で、最も共同作業に適した形式のレビューです。参加者からの注釈は、内部サーバーのレポジトリに保存されます。Acrobat は注釈を定期的に同期し、最新の変更内容をダウンロードします。レビュー担当者は、新しい注釈が追加されると通知を受け取り、他のレビュー担当者による注釈を表示して返信することができます。

Acrobat での共有レビュー
共有レビューでは、受信者はレビューへの参加、注釈の共有、レビューのトラック、定期的な更新を簡単に行うことができます。

注意:

共有レビューの場合、レビュー担当者は、他のレビュー担当者の注釈を表示するために、Acrobat 8 以降、または Reader 8 以降をインストールしている必要があります。以前のバージョンの Acrobat を使用しているレビュー担当者は、電子メールで注釈を送信する必要があります。

電子メールベースのレビュー

電子メールベースのレビューは、レビュー担当者が共通のサーバーにアクセスできない場合や、共同作業によらずに文書をレビューできる場合に適しています。

電子メールベースのレビューでは、レビュー依頼者が、電子メールの添付ファイルとして PDF をレビュー担当者に送信します。レビュー担当者は、注釈を追加し、文書メッセージバーの「注釈を送信」ボタンを使用して文書を返します。レビュー依頼者は、これらの注釈を受信すると、各自の PDF コピーに注釈を結合できます。

電子メールベースのレビューには、レビュー中に他のレビュー参加者の注釈を表示できないという制約があります。レビュー依頼者は、受信して初めて注釈を表示できます。

注意:

電子メールベースのレビューの参加者は、Acrobat 6.0 以降または Reader 7.0 以降が必要です。

電子メールベースのレビュー
電子メールベースのレビューでは、レビュー参加者がレビュー依頼者に注釈を送信し、レビュー依頼者はこれらの注釈を PDF のマスターコピーに結合します。

配布オプションの選択(レビューとフォーム用)

Acrobat は、共有レビュー用に送信またはフォームを配布ウィザードでいくつかの配布オプションを提供しています。オプションを選択する場合は、配布ファイルのセキュリティのニーズ、ファイルをダウンロードするために受信者が使用できるサーバーまたは Web サイト、注釈やフォームデータの受信方法を考慮します。

内部サーバー

受信者全員がファイアウォールの内側で作業していて、かつ共通のサーバーにアクセスできる場合は、独自に用意した内部サーバーを指定することもできます。サーバーは、ネットワークフォルダー、Microsoft SharePoint ワークスペース(Windows のみ)、Web サーバーフォルダーのいずれにすることもできます。配布する PDF へのリンクを含めることも、電子メールメッセージの添付ファイルとして送信することもできます。レビューの場合、Acrobat では、アップロードされた注釈はサーバーにアップロードされます。Acrobat では、返信されたフォームの返答は、ハードディスクに保存されます。

注意:

Web サーバーフォルダーはフォームの配布には使用できません。

独自のサーバーを指定すると、ウィザードが表示され、選択したサーバーの場所やオプションをプロファイルとして保存するよう求められます。次に PDF を配布するときに、保存されたプロファイルがウィザードのオプションとして使用できるようになります。

電子メール

フォームを配布ウィザードには、電子メールの添付ファイルとしてフォームを送信するオプションがあります。フォームの送信には、普段ご使用の電子メールクライアントまたは Web メールを使用することができます。ウィザードを使用して、フォームファイルが添付された電子メールメッセージを作成することもできます。受信者がフォームに入力し、送信すると、返答がメールボックスに返されます。各返答は PDF ポートフォリオの集計ファイルにコピーされます。このファイルは、整理してスプレッドシートにエクスポートできます。

共有レビュー用に送信ウィザードでは、PDF へのリンクを電子メールで送信するか、または PDF を電子メールに添付することができます。

Reader ユーザーに対して注釈を有効にする(Acrobat Pro DC)

PDF で注釈機能を有効にすることによって、Reader 8 以降のユーザーはその PDF のレビューに参加できます。注釈機能を含む PDF を Reader で開くと、文書メッセージバーと、それ以外の場合は使用できない注釈ツールが表示されます。

管理機能付きのレビューを開始すると、注釈機能は自動的に有効になります。管理機能付きのレビューを使用しない場合も(PDF を電子メールで直接送信する場合など)、注釈機能を有効にすることができます。

  • PDF を開き、ファイルその他の形式で保存Reader 拡張機能が有効な PDF注釈とものさしを有効にするを選択します。

注意:

電子署名された文書で Reader の注釈を有効にすると、署名は無効になります。

レビューで使用する電子メールアプリケーションの選択

電子メールベースのレビューを行ったり、注釈を送信するには、電子メールアプリケーションとメールサーバーへの接続、または Web メールアカウントが必要です。Acrobat では、大半の電子メールアプリケーションがサポートされています。複数の電子メールアプリケーションがインストールされている場合に、Acrobat が PDF を送信するときに、どのアプリケーションが起動するかを指定できます。次のいずれかの操作を行います。

  • (Windows)「コントロールパネル」の「インターネットオプション」をダブルクリックします。インターネットのプロパティダイアログボックスで、「プログラム」タブを選択し、優先的に使用する電子メールアプリケーションを選択します。Acrobat を再起動して、変更を有効にします。

  • (Windows)電子メールアプリケーションの MAPI 設定を変更します。Acrobat および Reader は、Messaging Application Program Interface(MAPI)を使用して電子メールアプリケーションと通信します。ほとんどの電子メールアプリケーションでは、この通信を処理できるよう MAPI が設定されています。電子メールアプリケーションの設定について詳しくは、お使いの電子メールアプリケーションのヘルプを参照してください。

  • Mac OS)Mail で、Mail/環境設定/一般を選択し、「デフォルトメールソフト」から優先的に使用する電子メールアプリケーションを選択します。Acrobat を再起動して、変更を有効にします。お使いのアプリケーションが一覧にない場合は、「選択」を選んで、アプリケーションを指定します。「デフォルトメールソフト」に含まれていないアプリケーションを選択した場合、そのアプリケーションは Acrobat でサポートされていない可能性があります。

サーバーの指定

独自のサーバーの場所を使用して PDF を配布する場合、ネットワークフォルダー、Microsoft SharePoint Services を実行する Windows サーバー、Web サーバーフォルダーのいずれかをサーバーとして指定することができます。参加者は、ここで指定するサーバーに対する読み取り/書き込み権限を持っている必要があります。注釈を保存するための適切なサーバーの場所をネットワーク管理者に提供してもらってください。サーバーを設定するために追加のソフトウェアは必要ありません。

注意:

Web サーバーフォルダーはフォームの配布には使用できません。

ネットワークフォルダー

すべての受信者が同じローカルエリアネットワーク内にいる場合は、ネットワークフォルダーと SharePoint サーバーを共有サーバーに選択することをお勧めします。一般に、最も低コストで信頼性が高いのはネットワークフォルダーです。

SharePoint/Office 365 サブサイト

受信者全員がファイアウォールの内側で作業していて、かつ共通のサーバーにアクセスできる場合は、Microsoft SharePoint サイトなどの独自に用意した内部サーバーを指定することもできます。詳しくは、SharePoint/Office 365 サイトでの共有レビューのホストを参照してください。

WebDAV サーバー

WebDAV サーバー(WebDAV プロトコルを使用する Web サーバー)の使用が適しているのは、レビュー担当者がファイアウォールまたはローカルエリアネットワークの外側にいる場合だけです。WebDAV サービスを使用するために Acrobat を設定する方法について詳しくは、共有レビューのホスト:Acrobat.com に替わる方法を参照してください。

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