Acrobat または Acrobat Reader の AcroCEF/RdrCEF プロセスに関連するエラーの解決

問題

AcroCEF.exe と RdrCEF.exe は、Adobe Acrobat および Acrobat Reader と分離できないプロセスです。ネットワーク操作や Adobe クラウドストレージサービスの機能(入力と署名、電子サイン用に送信、表示/レビュー用に共有)など、アプリケーションに不可欠な部分を処理しています。 

これらのプロセスが正常に機能していない場合、プロセスに依存するサービスを使用している間、エラーメッセージが表示されます。

AcroCEF/RdrCEF エラーダイアログ


詳しくは、RdrCEF.exe と AcroCEF.exe のプロセスについてを参照してください。

The Chromium Projects」を参照してください。

トラブルシューティングの手順

以下の手順を表示順に試してください。

手順 1:Acrobat または Acrobat Reader を終了して再起動する

Windows の場合の手順:

  1. Acrobat または Acrobat Reader アプリケーションを終了します。

  2. Windows で次のいずれかを実行して、タスク マネージャーを開きます。

    • 画面の下部にあるタスクバーを右クリックし、「タスクマネージャー」を選択します。
    • キーボードで Ctrl + Alt + Delete キーを押し、「タスクマネージャー」を選択します。
  3. 実行中の AcroCEF/RdrCEF プロセスがある場合は、AcroCE/RdrCEF プロセスを選択してから、「タスクの終了」を選択します。

    実行中の AcroCEF/RdrCEF プロセスがなくなるまで、この手順を繰り返します。

    AcroCEF または RdrCEF プロセスをタスクマネージャーから終了
    AcroCEF または RdrCEF プロセスをタスクマネージャーから終了

  4. Acrobat または Acrobat Reader を起動します。

macOS の場合の手順:

  1. Acrobat または Acrobat Reader アプリケーションを終了します。

  2. Finderアプリケーションユーティリティアクティビティモニタの順に移動します。

  3. 実行中の AcroCEF/RdrCEF プロセスがある場合は、AcroCE/RdrCEF プロセスを選択してから、「停止」を選択します。

    実行中の AcroCEF/RdrCEF プロセスがなくなるまで、この手順を繰り返します。

    アクティビティモニタから AcroCEF または RdrCEF プロセスを停止
    アクティビティモニタから AcroCEF または RdrCEF プロセスを停止

  4. プロンプトが表示されたら、「終了」を選択します。

  5. Acrobat または Acrobat Reader を起動します。

手順 2:WebResources フォルダーに対する適切な権限を確認する

指定した場所にある WebResources フォルダーの読み取り/書き込み権限があるかどうかを確認します。

Windows

macOS

Adobe Acrobat

C:\Program Files\Adobe\Acrobat DC\Acrobat\WebResources

/Library/Application Support/Adobe/Acrobat/DC/WebResources

Acrobat Reader

C:\Program Files\Adobe\Acrobat Reader\WebResources

/Library/Application Support/Adobe/Acrobat Reader/DC/WebResources

手順 3:AcroCEF/RdrCEF プロセスを保護するための Acrobat および Acrobat Reader フォルダーをセーフリストに追加する

サードパーティ製ソフトウェアの DLL が AcroCEF または RdrCEF のプロセスを中断または干渉することがあります。これが DLL インジェクションと呼ばれるものです。この問題を解決するには、サードパーティソフトウェアの除外リストに Acrobat のインストールディレクトリを含めます。追加すると、AcroCEF および RdrCEF プロセスが正しく機能します。

注意:

以下では、アンチウイルスソフトウェアの Avast を使用した場合の例を示します。別のアンチウイルスソフトウェアを使用している場合は、そのソフトウェアの web サイトで手順を確認して、除外リストに Acrobat または Acrobat Reader フォルダーを追加してください。

Acrobat フォルダーまたは Acrobat Reader フォルダーをセーフリストに追加する手順

  1. Avast アンチウイルスを開いてから、メニュー設定を選択します。

    Avast の設定

  2. 一般除外の順に選択して、「除外の追加」を選択します。

    除外の追加

  3. Acrobat フォルダーのパスを次のように追加します。

    Windows

    macOS

    Adobe Acrobat

    C:\Program Files\Adobe\Acrobat\

    /Applications/Adobe Acrobat/

    Acrobat Reader

    C:\Program Files\Adobe\Acrobat Reader\

    /Applications/Adobe Acrobat Reader/

  4. 除外の追加」を選択します。これで、Acrobat フォルダーまたは Acrobat Reader フォルダーがセーフリストに追加されました。

それでも問題が解決しない場合は、Adobe Acrobat Diagnostics を使用して、ログを収集および分析して、AcroCEF または RdrCEF プロセスに読み込まれたサードパーティの DLL を確認します。次に、Acrobat フォルダーまたは Acrobat Reader フォルダーを、対応するサードパーティ製ソフトウェアのセーフリストに追加します。

手順 4:Acrobat または Acrobat Reader のインストールを修復する(Windows)

  1. Adobe Acrobat アプリケーションを起動します。

  2. ヘルプインストールの修復に移動します。

    修復プロセスが完了したら、コンピューターを再起動します。

手順 5:Acrobat または Acrobat Reader をアンインストールして再インストールする

Acrobat をアンインストールして再インストールすると、エラーが解決する場合があります。

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Adobe Acrobat 2020 (永続版)のサポートは 2025年6月1日に終了します

セキュリティリスクを避け、安心してお使いいただくため、サブスクリプション版へのアップデートを推奨します。

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