プリンターの解像度

最終更新日 : 2025年12月2日

プリンター解像度、画像解像度、スクリーン線数が連携して印刷品質を決定する仕組みについて説明します。

プリンターの解像度

プリンター解像度は dpi で表され、dpi の値が高いほど、より細かい印刷出力が得られます。多くのインクジェットプリンターは、720~2880 dpi の範囲で動作します。プリンター解像度は印刷された細部の鮮明さに影響を与えますが、画像解像度とは異なります。インクジェットプリンターで高品質な写真印刷を行うのに十分な画像解像度は、通常、220 ppi(1 インチあたりのピクセル数)です。

スクリーン線数

スクリーン線数とは、グレースケール画像や色分解のプリントに使用される、1 インチあたりのプリンタードットまたはハーフトーンセルの数を表します。スクリーン線数は、ラインスクリーンまたは単に線数とも呼ばれ、1 インチあたりのライン数(lpi)で表されます。出力デバイスの解像度が高いほど、より細かいスクリーン線数が可能となり、印刷画像の細部や階調の品質が向上します。

画像解像度とスクリーン線数の関係

画像解像度とスクリーン線数のバランスは、印刷品質において重要な役割を果たします。最適なハーフトーン結果を得るには、画像解像度がスクリーン線数の 1.5~2 倍である必要があります。画像やプリンターの種類によっては、より低い解像度でも許容できる結果が得られる場合があります。

その他の考慮事項

プリンターのスクリーン線数を設定するには、プリンターのマニュアルを参照するか、サービスプロバイダーにお問い合わせください。イメージセッターや 600 dpi レーザープリンターなどのデバイスでは、ハーフトーン以外のスクリーニング方式を使用する場合があります。これらのプリンターについては、最適な出力を得るための推奨画像解像度について、マニュアルを確認するか、ガイダンスを求めてください。