グラフィックプロセッサー(GPU)およびグラフィックドライバーに関する問題の解決

最終更新日 : 2025年10月27日

ドライバーの更新、互換性の確認、パフォーマンスの最適化によって Adobe Photoshop の GPU 関連の問題を解決します。

Photoshop でグラフィックプロセッサー(GPU)やグラフィックドライバーに問題があると、ワークフローや生産性に影響する様々な症状が現れる可能性があります。

Photoshop の GPU 関連の問題では、以下の症状が 1 つまたは複数生じることがあります。

  • Photoshop の起動後まもなく、GPU の互換性画面が表示される
  • ツールやフィルターの使用時に、パフォーマンスの低下や遅延が見られる
  • 視覚的に不自然な現象、ちらつき、カンバスの点滅が見られる
  • 起動時や特定の機能の使用時に Photoshop がクラッシュまたはフリーズする
  • メニューバーやインターフェイス要素が表示されない
  • 拡大または縮小時の画面の再描画速度が遅い
  • 画面の一部が他のウィンドウからの残像で再描画される
  • 切り抜きハンドルや変形コントロールなどのグラフィック要素でカラーが正しく表示されない
  • 画像が明るいグリーンカラーで塗りつぶされる

グラフィックドライバーが古いか、破損しているか、互換性がない

ご使用の GPU 製造元のサイトから最新のグラフィックドライバーを直接ダウンロードし、インストールします。

インストール後にコンピューターを再起動します。

Photoshop を起動し、問題が解決されたかをテストします。

問題が解決されない場合は、少し古くても安定したドライバーバージョンをインストールしてみてください。

ヒント :

GPU の互換性をチェックして、組み合わせが適切かを確認することもできます。

macOS での内蔵型 GPU と独立型 GPU の自動切り替えに起因するレンダリングの問題またはパフォーマンスの問題

システム設定バッテリー(macOS Ventura 以降)に移動します。

「グラフィックスの自動切り替え」チェックボックスをオフにします。

コンピューターを再起動します。

Photoshop を起動し、問題が解決されたかをテストします。

Photoshop の GPU 設定が特定の機能と競合している

編集環境設定パフォーマンス(Windows)または Photoshop設定パフォーマンス(macOS)を選択します。

グラフィックプロセッサーを使用」チェックボックスがオンになっていることを確認します

詳細設定」を選択します。

OpenCL を使用」および「GPU 合成」チェックボックスをオフにし、「OK」を選択します。

OK」を選択し、Photoshop を再起動します。

注意:

一部の Photoshop 機能には GPU アクセラレーションが必要であり、グラフィックプロセッサーを無効にすると動作しません。油彩フィルター、遠近法ワープ、スムーズブラシサイズの変更、一部の 3D 機能などがこれに該当します。

破損した Photoshop 環境設定ファイル

Photoshop を終了します。

Photoshop の起動中に、Alt + Ctrl + Shift キー(Windows)または Option + Command + Shift キー(macOS)を押し続けます。

Adobe Photoshop の設定ファイルを削除するよう求められたら、「はい」を選択します。

新しい環境設定ファイルで問題が解決されたかをテストします。