Adobe Acrobat Sign for Workday：インストールガイド

Adobe Acrobat Sign for Workday：インストールガイドでは、Workday クライアントに Adobe Acrobat Sign を統合する方法について説明します。Workday 内から Adobe Acrobat Sign を使用するには、次の方法を理解している必要があります。

• ビジネスプロセスフレームワークの作成
• Workday クライアントの設定と構成
• Acrobat Sign と Workday Studio の統合の確立

Workday 内から Acrobat Sign を使用して契約書を送信できるようにするには、次の手順を実行する必要があります。

• Adobe Acrobat Sign アカウントをアクティベートする（新規のユーザーのみ）
  
• Adobe Acrobat Sign for Workday を設定する
• Workday と Adobe Acrobat Sign 間に OAuth 関係を確立する

Adobe Acrobat Sign アカウントをアクティベートする

既に Adobe Acrobat Sign アカウントを持っている既存ユーザーは、「Workday 向けに Adobe Acrobat Sign を設定」の手順をスキップできます。

Adobe Acrobat Sign の新規ユーザーで、既存のログインを持っていない場合は、次のいずれかのアカウントをアクティベートする必要があります。

• Adobe Acrobat Sign の管理者アカウントまたは
• Adobe Acrobat Sign 体験版アカウント

Workday 用 Acrobat Sign アカウントのプロビジョニングについては、Adobe のオンボーディングスペシャリストに連絡する必要があります。完了すると、以下に示す確認メールが届きます。 

電子メールの指示に従ってアカウントを初期化し、Adobe Acrobat Sign のホームページにアクセスする必要があります。

Adobe Acrobat Sign の 30 日間の体験版をリクエストするには、この登録フォームに記入する必要があります。

注意：一時的な電子メールではなく、有効な職務用の電子メールアドレスを使用して体験版を作成することをお勧めします。アカウントを確認するためにこの電子メールにアクセスする必要があるため、アドレスは有効なものでなければなりません。

1 営業日以内に、Acrobat Sign のオンボーディングスペシャリストが、Workday 用にお客様のアカウントを（Acrobat Sign で）プロビジョニングします。完了すると、確認のメールが送信されます。アカウントを初期化し、Adobe Acrobat Sign ホームページにアクセスするには、電子メールの指示に従ってください。

• Acrobat Sign と Workday の統合が正しく動作することを確認するには、Adobe サポートに連絡して、通知（電子メールと Acrobat の両方）を無効にします。
• テスト中にはテスト用メールアドレスを使用します。 
• Acrobat 通知を非表示にすると、署名が完了するまで、アクティブなアカウントを持つ署名者の管理ページに契約書は表示されません。

Adobe Acrobat Sign for Workday を設定する

Acrobat Sign for Workday を設定するには、Acrobat Sign システムで次の 2 つの専用オブジェクトを生成する必要があります。

• Workday グループ：Workday では、統合機能を有効にするために Acrobat Sign アカウント内で専用の「グループ」が必要です。この Adobe Acrobat Sign グループは、Workday での Acrobat Sign の使用のみを制御するために使用されます。Salesforce.com や Arriba などのその他の使用は影響を受けません。Workday グループの電子メール通知は抑制されるため、Workday ユーザーは、Workday 受信ボックス内でのみ通知を受信できます。

• 統合キーを保持する管理者権限ユーザー：Workday グループには、統合キーの権限を持つグループレベルの管理者が 1 人のみ必要です。管理者は、個人用電子メールの代わりに HR@MyDomain.com などの職務的な電子メールアドレスを使用して、今後このユーザーを無効にして統合を無効にするリスクを軽減することをお勧めします。

Workday クライアントの設定

Workday クライアントと Adobe Acrobat Sign 間の接続を完了するには、サービス間に信頼関係を確立する必要があります。関係が確立されると、Workday の各ビジネスプロセスに、Adobe Acrobat Sign を使用した署名プロセスを可能にする「Review Document」ステップを追加できます。

信頼関係を作成するには：

「Review Document（文書を確認）」ステップの文書は、次のいずれかになります。

• 静的文書
• 同じビジネスプロセス内の「Generate Document（文書を生成）」ステップで生成された文書
• Workday Report Designer で作成された書式設定済みレポート

これらいずれかのドキュメントをアドビのテキストタグを使用して追加し、Adobe Acrobat Sign 固有のコンポーネントの外観や位置を制御できます。
文書ソースは、ビジネスプロセス定義内に指定する必要があります。ビジネスプロセスの実行中にその場で文書をアップロードすることはできません。

「Review Document（文書を確認）」ステップで Adobe Acrobat Sign を使用すると、順次署名者グループを設定できます。これにより、署名の順番が決められている、役割に基づくグループを指定できます。Adobe Acrobat Sign は、並行署名グループをサポートしていません。

「Review Document（文書を確認）」ステップの設定については、クイックスタートガイドを参照してください。

サポート

この統合の所有者は Workday です。したがって、統合の範囲、機能の要求、日常的処理の問題に関して疑問点が出てきた場合は、まず Workday に問い合わせることになります。

統合および文書生成のトラブルシューティングについては、以下の Workday コミュニティの記事を参照してください。

• 電子サイン統合のトラブルシューティング
• 「Review Document（文書を確認）」ステップ
• 動的な文書の生成
• Offer Document Generation tips

Adobe Acrobat Sign サポート

Adobe Acrobat Sign は統合パートナーです。この統合で署名を取得できない場合や、保留中の署名の通知が適切に実行されない場合は、Adobe Sign に問い合わせてください。

Adobe Acrobat Sign のユーザーは、カスタマーサクセスマネージャー（CSM）に連絡してサポートを受ける必要があります。または、アドビテクニカルサポートに連絡していただくこともできます。その場合は、1-866-318-4100 に電話し、製品リストが読み上げられるのを待って、指示に従って 4、2 の順番に番号を入力します。

• 文書へのアドビのテキストタグの追加
• 文書の確認の設定と例

Adobe Acrobat Sign サポートへのお問い合わせ

よくある質問

• 文書が完全に署名されていても、Workday でステータスが更新されないのはなぜですか？

いずれかのユーザー者が Adobe Acrobat Sign で署名を行なった後で「送信」ボタンをクリックしなかった場合、Workday の文書ステータスが反映されないことがあります。

Workday タスク「電子サイン署名ステータスをチェック」：ユーザーは関連する受信ボックスのタスクを送信して、プロセスを開始できます。

Workday の仕様：ユーザーが文書に署名した後に受信ボックスのタスクを送信した場合にのみ、元の署名のプロセスが完了します。署名後、iframe が閉じられ、ユーザーは同じタスクにリダイレクトされます。ここで「Submit」ボタンをクリックしてプロセスを完了できます。