起動時のスプラッシュスクリーンに「Media Core を初期化しています」と表示されたままフリーズする(After Effects CS5.x/CS6 | Premiere Pro CS5.x/CS6)

この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

問題点 (Issue)

Adobe After Effects CS5.x/CS6 または Adobe Premiere Pro CS5.x/CS6 を起動すると、スプラッシュスクリーンに「Media Core を初期化しています」と表示されたままフリーズします。

フリーズに関する一般的な問題の対処方法については、以下の弊社技術文書を参照してください。

詳細 (Detail)

ファイアウォールソフトウェアなどを使用している場合に、この問題が発生することがあります。

解決方法 (Solutions)

この問題を解決するには、以下の A. または B. の操作を行ってください。

A. ファイアウォールの設定を変更します。

ファイアウォールソフトウェアの設定で、以下のプログラムの外部接続を許可してください。

Windows の場合

  • AfterFX.exe
  • Adobe QT32 Server.exe
  • dynamiclinkmanager.exe
  • PProHeadless.exe

Mac OS の場合

  • Adobe After Effects 10.0(または 10.5)
  • Adobe QT32 Server
  • dynamiclinkmanager
  • Adobe Premiere Pro CS5(または CS5.5)

B. QuickTime 用のサードパーティ製 importer または exporter を削除します。

QuickTime がサードパーティ製 importer を読み込む際に停止すると、初期化処理が失敗する可能性があります。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. 以下のフォルダーから、QuickTime 用のサードパーティ製 importer および exporter をすべて削除します。

    Macintosh HD/Library/QuickTime
  3. After Effects または Premiere Pro を起動します。

詳細は、After Effects ユーザーフォーラムの投稿(英語)を参照してください。

追加情報 (Additional Information)

After Effects および Premiere Pro は、TCP プロトコルを使用して QuickTimer サーバー(Adobe QT32 Server.exe)および Dynamic Link マネージャー(dynamiclinkmanager.exe)と通信を行います。これらのコンポーネント間の通信はローカルコンピューター内部で行われており、ほとんどのファイアウォールソフトウェアでは安全な通信とみなされますが、ZoneAlarm などの一部のファイアウォールソフトウェアでは、セキュリティの脅威とみなされ、通信がブロックされることがあります。

コンポーネント間の通信が失敗すると、アプリケーションが応答を待機したままフリーズするか、または強制終了する可能性があります。アプリケーションがフリーズ中、起動時のスプラッシュスクリーンには「Media Core を初期化しています」と表示されます。

通信がブロックされてもアプリケーションが動作することがありますが、その場合、Adobe QT32 Server.exe との通信が完了していないため、QuickTime がインストールされていないと認識され、報告されます。

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