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- その他の参考資料
このリリースの新機能と変更内容
リリース日:2025 年 11 月 3 日
Adobe Captivate 13.0 は、生成 AI ツールとシームレスな PowerPoint インポート機能により、より速く、よりスマートなコース作成を実現します。プレゼンテーションからインタラクティブな e ラーニングモジュールを作成し、テキスト、画像、文字起こし、アバターナレーションを生成できます。このリリースでは、アクセシビリティも強化され、ウィジェットでのオーディオサポートが導入されました。また、安定性向上のための重要なバグ修正も含まれます。
すべての新機能と機能強化については、Adobe Captivate の新機能ページをご覧いただくか、Captivate のダウンロードページにアクセスして最新リリースをお試しください。
Adobe Captivate のビルド 12.0.0.2892、12.1.0.16、12.2.0.19、12.3.0.12、12.4.0.20、12.5.0.35、または 12.6.0.63 を使用していることを確認してください。
バージョンのビルド番号を確認するには、次の手順に従います。
- macOS:メインツールバーの Adobe Captivate/Adobe Captivate についてを選択して、ビルド番号を確認してください。
- Windows:ヘルプ/Adobe Captivate についてを選択して、ビルド番号を確認してください。
このアップデートに含まれているバグの修正
Adobe Captivate(13.0)では、以下のバグが修正されています。
アクセシビリティ
- メインコンテンツのタブ順序:メインコンテンツ領域(role="main")の不要なタブストップを削除しました。キーボードナビゲーションは上部バーから開始し、メインコンテンツに直接スキップするオプションがあります。
- クイズのフィードバックのアクセシビリティ:クイズの結果バナーを閉じるボタンで、一般的な「閉じる」の代わりに、説明的なラベル(「メッセージを閉じる」や「閉じて続行」など)を使用するようになりました。これにより、スクリーンリーダーや支援テクノロジーのユーザーにとってさらにわかりやすくなります。
- クイズのアクセシビリティロール:スクリーンリーダーは、正解が 1 つだけである場合に回答オプションを(チェックボックスの代わりに)ラジオボタンとして通知します。正解が複数ある質問には引き続きチェックボックスを使用して、相違を明確化します。
- クイズのプレフィックス:スクリーンリーダーは、チェックボックスと組み合わせ問題のスライドで回答オプションのアルファベットラベル(「A.」、「B.」など)を通知し、視覚障害のあるユーザーにとって明確な識別とナビゲーションの改善を確保します。
- 画像のアクセシビリティ:これまで、Adobe Captivate のコース画像内の内部 SVG 要素はスクリーンリーダーによって検出されていたものの、SVG にアクセシビリティテキストが含まれていませんでした。このリリースでは、適切な属性(aria-hidden="true" など)を使用することで、これらの SVG 要素がスクリーンリーダーに対して非表示となりました。これにより、情報を持たないグラフィックが視覚障害のあるユーザーのエクスペリエンスを妨げたり煩雑にしたりすることがなくなります。
- 目次のトグルのアクセシビリティ:「目次」ボタンが、ARIA 属性を使用してその開閉状態をスクリーンリーダーに通知するようになりました。これにより、支援テクノロジーのユーザーにとってナビゲーションがわかりやすくなります。
- 再生バーのアクセシビリティ:再生バーのボタンに、有効な「button」ロールと正しい tabindex が設定されました。これにより、スクリーンリーダーやキーボードのユーザーがそれらをインタラクティブなコントロールとして識別できるようになり、いっそうスムーズなナビゲーションが実現します。
- 再生バーのキーボードナビゲーション:再生バーが開いたときに、キーボードのフォーカスが最初のインタラクティブなコントロールに直接移動するようになりました。スクリーンリーダーとキーボードのユーザーにとってフォーカス順序がロジカルなものになり、ナビゲーションが容易になります。
- 再生バーのトグルのアクセシビリティ:再生バーのトグルボタンが、ARIA 属性(aria-expanded、aria-controls)を使用してその開閉状態をスクリーンリーダーに通知するようになりました。これにより、支援テクノロジーのユーザーにとって明確さが向上し、ナビゲーションが容易になります。
- フリップカードのアクセシビリティ:フリップカードの裏面のコンテンツは、カードが視覚的にフリップされるまでスクリーンリーダーとキーボードナビゲーションから非表示となり、早期アクセスを防ぎ、適切なナビゲーションを確保します。
- ARIA ラベルの修正:スクリーンリーダーが、誤解を招くラベル(「SCORM12」など)の代わりに、正しいコースモジュールのタイトルを通知するようになりました。これにより、視覚障害のあるユーザーにとって正確なコンテキストを確保します。
- カラーコントラストのコンプライアンス:タブコンポーネントのテキストと青色の「開始」ボタンは、背景色に対するコントラストが不足しており、WCAG AA アクセシビリティ基準を満たしていませんでした。これにより、視覚障害のあるユーザーにとってテキストが読みにくくなっていました。作成者が「ベタ塗り」の色とテキストの色を自分で修正できるようになったため、基準に準拠したカラーコントラスト比を実現できるようになりました。
- スクリーンリーダーの改善点:Adobe Captivate の照合ドロップダウン(コンボボックス)の質問において、無効な要素 ID や存在しない要素 ID を参照する ARIA 属性がありました。このリリースでは、スクリーンリーダーやその他の支援テクノロジーが、クイズの操作中にフォーカスとアクティブな選択内容を正しく追跡できるようになりました。
ウィジェット
- アコーディオンの画像スケーリング:Adobe Captivate のバージョン 12.6 では、ユーザーがアコーディオンウィジェットにテキストを追加すると、ウィジェット内の画像が非常に小さく表示されていました。このたび、ユーザーがアコーディオンウィジェットにテキストを追加しても、画像のサイズが維持され、見やすい状態を保つようになりました。
- アコーディオンウィジェットのアップグレード:ユーザーがプロジェクトを Adobe Captivate 12.5 から 12.6 にアップグレードした場合、プレビュー中や公開された出力を表示するときに(ローカルでも LMS でも)、アコーディオンウィジェットを含むスライドで「Something went wrong」というエラーが発生していました。アップグレードされたプロジェクトのアコーディオンウィジェットは正常に動作するようになり、プレビューや公開された出力でエラーが発生することはなくなりました。
- タブウィジェットの塗りつぶし:ユーザーがタブウィジェットを追加してカードを有効にした際、コンテンツセクションのベタ塗りの色を変更しても効果がありませんでした。選択した色が実行時に表示されませんでした。現在は、ユーザーがタブウィジェットのコンテンツセクションにベタ塗りの色を正常に適用できるようになり、実行時にも確認できます。
ホットスポット
- プレビューでのホットスポットの表示:Adobe Captivate 12.5/12.6 では、プレビューモード中に「前へ」ボタンを使用してホットスポットのないスライドからホットスポットのあるスライドに移動すると、スライドのホットスポット要素が消えたり、正しく表示されなかったりしていました。このリリースでは、スライドを移動したときにも、ホットスポットは意図した位置に表示されます。
- レスポンシブレイアウトでのホットスポットの配置:画像に配置されたホットスポットは、プレビューおよび公開された出力の際、すべてのレスポンシブビュー(デスクトップ、タブレット、モバイル)で正しい位置を維持するようになりました。
- プレビューでのホットスポットの重なり:Adobe Captivate 12.6 では、プロジェクトのプレビューと公開時に、ホットスポットがコールアウトコンテンツと重なっていました。このレイアウトの問題により、学習者がコールアウト情報を見るのが困難でした。修正により、プレビューや公開された出力でコールアウトコンテンツが表示され、ホットスポットと重なることがなくなりました。
- サイズ変更後のホットスポットの位置:プロジェクトの解像度を変更すると、スライドに追加されたホットスポットが編集エリアと実行時の両方で予期せず位置がずれていました。このリリースでは、プロジェクトのサイズや解像度を変更しても、オーサリングモードと実行時の両方でホットスポットが元の位置を維持するようになりました。
ビデオとメディア
- ビデオ再生の一時停止:操作ボタンでタイムラインを一時停止しても、スライドのビデオ再生が一時停止されないという問題がありました。このリリースでは、操作ボタンをクリックすると、タイムラインとビデオ再生の両方が正しく一時停止されます。
- ブラーコンポーネントのレンダリング:シミュレーションプロジェクトのスライド背景にブラーコンポーネントを追加した後で背景を置き換えると、実行時にブラーエフェクトが正しくレンダリングされません。このリリースでは、スライド背景が置き換えられた場合でも、実行時にブラーオブジェクトが正しくレンダリングされます。
- レビューでのぼかしオブジェクト:ユーザーが Captivate シミュレーションプロジェクトをレビュー用に共有すると、(個人情報保護などの目的で)コンテンツを墨消し/不鮮明にするためのぼかしオブジェクトが、通常のプレビュー/公開では表示されるにもかかわらず、「レビュー用に共有」モードでは消えてしまっていました。このリリースでは、プロジェクトがレビュー用に共有された際にブラーオブジェクトが正しくレンダリングされます。
- 埋め込み iframe のスケーリング:ファイル属性で width: 100% を使用して Web オブジェクトを iframe で埋め込むと、プロジェクト内で iframe が幅いっぱいまでレンダリングされませんでした。このたび、幅を width: 100% に設定した iframe がコンテナ / プロジェクトの幅いっぱいに表示されるようになりました。
その他のバグ修正
- ハイパーリンクの検証:以前の Adobe Captivate 12.6 では、一部の長いまたは複雑な URL がハイパーリンクとして受け付けられず、ユーザーがポリシー文書や参照サイトなどの詳細なリソースにリンクを設定する機能が制限を受けていました。Adobe Captivate 13.0 では、長く複雑な URL も制限なくハイパーリンクとして追加できるようになりました。
- CSV インポート:Captivate で CSV ファイルをインポートする際、クイズの問題文や回答オプションに二重引用符(")が含まれていると、スキップされてインポートされませんでした。現在はすべての問題が正しくインポートされ、表示される問題数が実際に挿入された問題数と一致するようになりました。
- フォントスタイルのインポート:Adobe Captivate にコンテンツをインポートする際、フォントスタイル(太字、斜体、標準、太字斜体)、フォントサイズ、箇条書きの書式設定といった主要な書式設定情報が正しく保持されていませんでした。このリリースでは、書式設定の問題が解決されました。インデントと改行(空の段落)が保持されるようになりました。
- キャラクター会話の書き出し:Adobe Captivate でプロジェクトのコンテンツを書き出す際、非表示に設定されたキャラクターの会話(吹き出し)がスライドに含まれていると、非表示の会話も書き出しファイルに含まれてしまっていました。このリリースでは、表示されている会話のみが書き出されるようになりました。非表示の吹き出しは書き出しファイルに含まれなくなりました。
- コンテンツ書き出しの精度:Adobe Captivate からプロジェクトコンテンツを書き出す際、スライドで表示するために一部の要素のみを選択していた場合でも、メディアブロック、コンテンツスライド、ウィジェットのすべての要素が書き出されていました。現在は、メディアブロック、コンテンツスライド、ウィジェットの選択された/表示される要素のみが書き出されます。選択されていない要素は書き出しから除外されます。
- スライドのナビゲーション:プレイバーの次へボタン、目次、インタラクティブボタンを使用してプロジェクト内の次のスライドに進むことができませんでした。これによりナビゲーションが不可能となり、モジュール内の進行がブロックされていました。現在は、画像やインプットフィールドの操作後、意図通りに次のスライドへ進むことができます。
必要システム構成
Adobe Captivate 13.0 の必要システム構成を確認してください。
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「今すぐ更新」を選択して、アップデートのインストールを開始します。
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インストールが完了すると、アップデート完了ダイアログが表示されます。
更新完了 更新完了 -
「閉じる」をクリックします。または、Adobe Captivate を開始するには「起動する」をクリックします。
注意:アップデートのインストール後に環境設定を消去する必要があります。 指示に従って、環境設定を消去します。
- Windows:C:\Program Files\Adobe\Adobe Captivate\utils の CleanPreferencesWin.bat ファイルをダブルクリックします。
- macOS:/Applications/Adobe Captivate/utils/CleanPreferencesMac の CleanPreferencesMac ファイルをダブルクリックします。
- Windows:C:\Program Files\Adobe\Adobe Captivate\utils の CleanPreferencesWin.bat ファイルをダブルクリックします。
ヘルプ/アップデートの有無を確認をクリック後、エラー 184 のエラーメッセージが表示される場合があります。
以下の手順に従って、問題を解決します。
- 任意のバージョンの Adobe Captivate 12 で、ヘルプ/アップデートを確認を選択します。
- アップデートが表示されたら、Adobe Captivate アプリを閉じます。
- 「今すぐ更新」を選択します。
アップデートのインストール後に、ビルド番号を確認してください。
- Windows:13.0.0.168
- macOS:13.0.0.168