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Adobe Captivate プロジェクトへのドラッグ&ドロップウィジェットの追加

ドラッグ&ドロップウィジェットを使用すれば、学習者がある場所からオブジェクトをドラッグして特定の対象エリアにドロップすることで、アクティビティを完了したり、問題を解いたりすることができるようになります。この記事で詳しく説明します。

注意:

Adobe Captivate では、テキスト、画像、ボタンなどのコンポーネントを含むテキストや画像ブロックなどのコンテンツブロックを導入しています。 このビデオを再生して、コンテンツブロックとコンポーネントについてご覧ください。

概要

新しい Adobe Captivate のドラッグ&ドロップウィジェットを使用すると、学習者は積極的に学習に参加して、知識や問題解決スキルを適用できるようになります。 このウィジェットは、関連項目のマッチング、手順の順序付け、情報の分類など、さまざまな目的に使用できます。 ドラッグ&ドロップウィジェットには、次のような基本機能があります。

  • クリックしたままオブジェクトまたはエレメントを選択。
  • マウスでクリックしたままカーソルを移動。
  • マウスのクリックを放してオブジェクトを対象エリアにドロップ。

ドラッグ&ドロップウィジェットを追加

左側のツールバーで、新しいウィジェットを追加/ドラッグ&ドロップを選択します。

スライドでは、上部のプレースホルダーがドロップターゲットになります。 下部のプレースホルダーはドラッグオブジェクトです。

テキスト、自動生成された screenshotDescription が含まれる画像

ウィジェットのプロパティの変更

デザインオプションの追加、ウィジェットへのタイトルの追加または削除、ドロップターゲットとドラッグソースオブジェクトの数の設定、ドラッグ&ドロップの関連付けの作成などを実行できます。 

  1. ビジュアルプロパティパネルで、デザインオプションを選択します。デザインオプションには、ウィジェットに適用できるクリアなデザイン要素を備えた事前設定済みレイアウトが表示されます。

    詳細については、「Adobe Captivate のデザインオプション」を参照してください。

  2. 「コンポーネント」セクションでは、次の項目を変更できます。

    • タイトル:ウィジェットのタイトルを追加または削除します。
    • 本文:ウィジェットの本文を追加または削除します。
    • ドロップターゲット:スライダーを動かして、ウィジェットのドロップターゲットの数を増減します。 ドロップターゲットは 6 個まで追加できます。
    • ターゲットのキャプション:ドロップターゲットごとにキャプションを追加または削除します。
    • 指示:ドラッグオブジェクトの指示テキストを追加または削除します。
    • ドラッグオブジェクト:スライダーを動かして、ウィジェットのドラッグオブジェクトの数を増減します。 ドラッグソースは 6 個まで追加できます。
    • 画像:ウィジェットの背景画像を追加または削除します。
    • ドラッグカード:カードをドラッグオブジェクトの周囲に追加するか、その周辺から削除します。
    • キャプション「表示」をクリックして、ソースオブジェクトをターゲットに正しくドラッグした場合に表示されるキャプションを確認します。 ウィジェットの上部、中央、または下部にキャプションを配置できます。
    • 「前へ」ボタン:プロジェクト内の 1 つ前のスライドに移動するボタンを追加または削除します。
    • 「次へ」ボタン:プロジェクト内の次のスライドに移動するボタンを追加または削除します。
    • 「リセット」ボタン:スライドに「リセット」ボタンを追加または削除します。 学習者が実行時にウィジェットでこのボタンをクリックすると、すべてのドラッグオブジェクトが元の位置に戻った状態にリセットされます。
    • 「送信」ボタン:スライドに「送信」ボタンを追加または削除します。 このボタンを使用すると、学習者は回答を送信および評価できます。
    ウィジェットのビジュアルプロパティの変更
    ウィジェットのビジュアルプロパティの変更

    注意:

    コンポーネントセクションでコンポーネントを整列できます。 コンポーネントにカーソルを合わせ、オプション(左揃え、中央揃え、右揃え)を選択します。

  3. 「接続」セクションで「設定」をクリックして、ソースとターゲットのドロップオブジェクトの組み合わせを適切に定義します。

    ウィジェットのソースとターゲットの関連性を設定します。
    ウィジェットのソースとターゲットの関連性を設定します。

    「ドロップオブジェクト」グループに含まれる各オブジェクトの「ドロップターゲット」ドロップダウンから、ターゲットを適切に選択します。

    ドロップターゲットとドラッグソースの組み合わせ
    ドロップターゲットとドラッグソースの組み合わせ

    関連性をマッピングした後、学習者がオブジェクトとターゲットの組み合わせに挑戦できる試行回数を選択します。 「試行」ドロップダウンで「1 回」、「複数回」、「カスタム」、「無制限」から試行回数を選択できます。

  4. 「外観」セクションでは、ウィジェットレベルで色の設定を管理できます。ウィジェットの背景色と境界線を追加して、境界線にシャドウを適用します。背景を追加する場合、単色か線状または放射状のグラデーションを選択するか、画像を背景として追加できます。

  5. 「コンポーネント」セクションで「ドラッグカード」を選択している場合は、「カード」セクションでカードの外観を変更できます。ドラッグオブジェクト周囲の余白を増減したり、カードのいずれかの角または四隅に角丸の半径を追加したりできます。また、境界線を追加することや、カードの境界線にシャドウを適用することができます。

    カードのプロパティを変更
    カードのプロパティを変更

ドロップターゲットのキャプションを編集

ドロップターゲットのキャプションを追加およびカスタマイズします。

  1. ドロップターゲットのテキストコンポーネント内にある「キャプション 1」を選択します。

  2. ドロップターゲットで選択済みキャプションのテキストを入力します。

  3. ビジュアルプロパティパネルで、キャプションのプロパティを変更します。 プリセットの追加、フォントの変更、テキストへの色またはシャドウの追加を実行します。

    詳細については、「Adobe Captivate でのテキストの操作」を参照してください。

  4. 手順 1~4 を繰り返して、ドロップターゲットのその他のキャプションも変更します。

ドロップターゲットの外観を変更

ドロップターゲットのステート、形状、全体的な雰囲気を変更します。

  1. ウィジェットのドロップターゲットを選択します。

  2. ビジュアルプロパティパネルの「ステート」セクションで「表示」をクリックして、ステートフライアウトを起動します。ドロップターゲットのステート(ホバー、ドラッグオーバー、ドロップ)を設定します。

  3. ビジュアルプロパティパネルの「外観」セクションで、ドロップターゲットの形状を変更できます。 ターゲットの形を、円形または長方形から選択します。

    ドロップターゲットの形状の変更
    ドロップターゲットの形状の変更

  4. 色とシャドウを追加し、境界線を適用します。境界線を適用するときに、いずれかのキャップの(「バット」「ラウンド」「突起」)を選択します。

ドロップターゲットのステートを変更

ステートフライアウトから、ドロップターゲットのステートを変更します。

  1. パネルでドロップターゲットを選択します。

  2. ビジュアルプロパティパネルでステートパネルの「表示」をクリックして、ステートフライアウトを起動します。

  3. ステートフライアウトで、ドラッグソースのステートを設定します。 使用可能なステートは、ホバー、ドラッグオーバー、ドロップです。 

    ステートフライアウトで、ドロップターゲットのステートを設定します。 使用可能なステートは次のとおりです。

    • ホバー:カーソルを合わせたときのドロップターゲットのステート。
    • ドラッグオーバー:ドラッグソースをターゲットに移動したときのドロップターゲットのステート。
    • ドロップ:ドラッグソースをドロップしたときのドロップターゲットのステート。

ドラッグソースのステートを変更

ステートフライアウトから、ドラッグソースのステートを変更します。

  1. パネルでドラッグソースを選択します。

  2. ビジュアルプロパティパネルで、ステートパネルの「表示」をクリックして、ステートフライアウトを起動します。

  3. ステートフライアウトで、ドラッグソースのステートを設定します。 使用可能なステートは次のとおりです。

    • ホバー:カーソルを合わせたときのドラッグソースのステート。
    • トランジション:ソースを移動しているときのステート。
    • ドラッグオーバー:ソースをドロップターゲットに移動したときのステート。
    • ドロップ:ソースをドロップターゲットにドロップしたときのステート。

ドラッグソースの数を増やす

  1. ウィジェットのドラッグソースコンポーネントを選択します。

  2. 「コンポーネント」セクションで、「指示」チェックボックスをオンにして、ビジュアルプロパティパネルに指示を表示します。

    ドラッグソースプロパティの変更
    「指示」チェックボックスを選択

  3.  「ドラッグオブジェクト」スライダーを動かして、ドラッグソースの数を増減します。

  4. 「ドラッグカード」チェックボックスをオンにして、ドラッグソースの周囲にカードコンテナーを挿入します。

ドラッグソースの外観を変更

ドラッグソースのビジュアルプロパティを変更します。例えば、ドラッグソースにテキストまたは画像、あるいはその両方を使用するかどうか、ドラッグソースに画像を追加するかどうかなどを設定できます。

  1. ウィジェットのドラッグソースを選択します。

  2. ビジュアルプロパティパネルで「オブジェクトタイプ」ドロップダウンを選択して、次のような方法で表示できます。 

    画像のみ:このオプションを選択した場合、ドラッグソースに表示されるのは画像のみです。

    テキストのみ:このオプションを選択した場合、ドラッグソースに表示されるのはテキストのみです。 テキストを編集するにはテキストを選択して、ビジュアルプロパティパネルでテキストの全体的な雰囲気を変更します。 詳細については、「Adobe Captivate でのテキストの操作」を参照してください。

    画像とテキスト:このオプションを選択すると、ドラッグソースに画像とテキストの両方が表示されます。 テキストを編集するにはテキストを選択して、ビジュアルプロパティパネルでテキストの全体的な雰囲気を変更します。 詳細については、「Adobe Captivate でのテキストの操作」をご覧ください。

  3. ドラッグソースオブジェクトの画像を置き換えることもできます。画像プレースホルダーを選択し、デフォルトの画像をアセットまたはコンピューターの画像と置き換えます。画像操作の詳細については、「Adobe Captivate の画像」を参照してください。

  4. 画像を置き換えたら、ドラッグソースコンテナーを選択します。

    「全体に表示」または「サイズを合わせる」のいずれかを選択します。

    「サイズを合わせる」オプションを選択すると、コンテナーの枠内に収まるように画像のサイズが変更されます。「全体に表示」オプションを選択すると、コンテナー全体に画像が拡大表示されます。

  5. 「外観」セクションでドラッグコンテナーの背景色と境界線を追加し、境界線にシャドウを適用します。 単色、線状または放射状のグラデーションを選択するか、画像を背景として追加することもできます。コンテナー内のオブジェクト間に余白を追加できます。

    1 つまたはすべての角の半径を指定して、境界線の角を丸くすることもできます。

ウィジェットのスライドナビゲーションボタンの編集

ウィジェットのスライドナビゲーションボタン(左向きと右向き)を使用すると、学習者はプロジェクト内の次または前のスライドに移動できます。

  1. ウィジェットのナビゲーションボタンを選択します。

  2. 右ツールバーのビジュアルプロパティパネルで、不透明度スライダーを動かして、ボタンの透明度を増減します。

  3. 任意のデザインオプションを選択します。デザインオプションは、ボタンに適用する、よりクリーンなデザイン要素を備えた事前設定されたレイアウトを表示します。

    詳細については、「Adobe Captivate のデザインオプション」を参照してください。

  4. 「ステート」セクションで「表示」をクリックして、ステートフライアウトを起動します。ボタンの標準仕様のステート(ホバー、閲覧済み、選択済み、無効)を構成します。 無効になっているステートがある場合は、そのステートを右クリックして「有効化」を選択します。

  5. 「外観」セクションの「シェイプ」タブで色とシャドウを追加し、ボタンに境界線を適用します。境界線を適用するときに、いずれかのキャップの(「バット」「ラウンド」「突起」)を選択します。

    シェイプ

  6. テキストを含むデザインを選択した場合、またはテキストトグルをオンにした場合は、テキストのカスタマイズプロパティが表示されます。「テキスト」タブで、フォントファミリー、色、その他のプロパティを変更します。ボタンに「次へ」というラベルが付きます。

    詳細については、「Adobe Captivate でのテキストの操作」をご覧ください。

    テキスト

  7. 「アイコン」タブで、アイコントグルを有効にします。

    このオプションを選択すると、「次へ」というラベルのボタンにアイコンが追加されます。 アイコンを変更するには、フォルダーアイコンをクリックし、アセットまたはコンピューターからアイコンを変更します。 

  8. 「単色」チェックボックスを選択し、アイコンの色を追加します。アイコンに境界線を追加するには、「境界線」チェックボックスをオンにして境界線を適用します。境界線の幅を変更し、境界線の先端のキャップ(「バット」「ラウンド」「突起」)を指定します。

  9. アイコンのサイズを「小」「中」、または「大」から選択します。次に、ボタンのアイコンの位置を選択します。 次のいずれかを選択します。

    • 左揃え
    • 上揃え
    • 右揃え
    • 下揃え
    注意:

    アイコンの位置を設定できるのは、ナビゲーションボタンにテキストとアイコンを組み合わせて使用している場合のみです。

  10. ボタンに対するアイコンのオフセットを選択します。 「デフォルト」「広い」、または「狭い」のいずれかを選択します。オフセットでは、アイコンとボタンの端または境界線との間にスペースを追加します。

  11. 「アイコンを反転」セクションで「水平反転」または「垂直反転」を選択すると、学習者がアイコンをクリックしたときに、選択したモードでアイコンが反転します。

  12. 「報告」セクションで、クイズを LMS に含める場合は、「クイズに含める」チェックボックスをオンにします。Captivate のスコアリング可能な各ユニットには、一意のインタラクション ID が自動的に割り当てられます。 このインタラクション ID により、LMS によるデータ追跡が可能になります。

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