マニュアル キャンセル

Adobe Captivate(12.5 アップデート)リリースノート

Adobe Captivate 12.5 アップデートの新機能について紹介します。

注意:

Adobe Captivate のビルド 12.0.0.289212.1.0.16、12.2.0.19、12.0.3.12、または 12.0.4.20 を使用していることを確認してください。

バージョンのビルド番号を確認するには、次の手順に従います。

  • macOS:メインツールバーの Adobe Captivate Adobe Captivate についてを選択して、ビルド番号を確認してください。
  • WindowsヘルプAdobe Captivate についてを選択して、ビルド番号を確認してください。

このアップデートの新機能と変更内容

リリース日:2025 年 1 月 21 日

Adobe Captivate 12.5 には、ユーザーの生産性の向上を図り、アクセシビリティを強化し、コンテンツ作成プロセスを合理化するための新機能と拡張機能が導入されています。 このリリースは、幅広いクリエイティブな可能性を提供しながら、ユーザーの主な課題への対処を行うことを目的としています。 主な機能は次のとおりです。

展開可能な縦に積み重ねられた項目を作成するための新しいアコーディオンウィジェットと、ブランディング用のヘッダーまたはフッターを追加するオプション。 このアップデートは Adobe Fonts に対応しており、フォントのインストールが簡単にでき、カスタムデザインオプションの読み込みや書き出しによってブランディングの一貫性を維持できます。 Web オブジェクトに、HTML5 メディア、ビデオ、PDF などの外部コンテンツを埋め込めるようになりました。 AI を活用したクローズドキャプションの音声読み上げを生成し、様々なアクセント、言語、性別、トーンを使用して、コーススタイルに適応させます。 テキストプリセットの名前を変更して分かりやすさを向上させることができます。また、macOS Sequoia との互換性により、より幅広いプラットフォームサポートが実現します。 アクセシビリティのアップグレードには、プロジェクトレベルのスピーチエージェントの言語設定、新しいフォント、バグの修正が含まれます。

アップデートをダウンロードする

Captivate ダウンロードページにアクセスして、新しいアップデートをお試しください。

このページのトピック:

インタラクティブコンテンツ用のアコーディオンウィジェット

新しいアコーディオンウィジェットを使用すると、作成者はコンテンツを折りたたみ可能なセクションに整理できます。 これらのアコーディオンは、学習者がよりクリーンでインタラクティブなレイアウトを利用できるように、段階的にコンテンツを開示するのに最適です。 各アコーディオンには、タイトル、字幕、本文、ナビゲーションボタンなどのカスタマイズ可能なコンポーネントが含まれています。 1 つのウィジェットにつき最大 20 個のアコーディオンをサポートすることで、コンテンツ量の多いプロジェクトを効果的に管理できます。 さらに、ステート(ホバー、閲覧済み、無効)と背景スタイルをパーソナライズしたり、デフォルトのアイコンをカスタムの SVG ファイルに置き換えてブランディングに合わせたりできます。 Adobe Captivate におけるアコーディオンについて、詳細を確認してください。

アコーディオンを追加

ヘッダーとフッターのブランディングブロック

Captivate 12.5 では、スライド全体で適用できるカスタマイズ可能なヘッダーとフッターが導入されています。 これらの要素は、ロゴ、コースタイトル、スライド番号、ナビゲーションツールなどのブランディングコンポーネントの追加に最適です。 ユーザーは、学習者名や日付などの変数を動的に挿入して、学習体験をパーソナライズできます。 自動レイアウト機能により、デバイス間でデザインの互換性が維持されます。また、スタイルオプションを使用することで、背景、境界線、間隔をさらにカスタマイズできます。 Adobe Captivate におけるヘッダーフッターについて、詳細を確認してください。

ヘッダーとフッター

Adobe Fonts の統合

Adobe Fonts を Captivate に統合することで、フォント管理が合理化され、プロジェクト間で一貫した視覚的体験が保証されます。 Creative Cloud ライブラリから直接フォントを追加できるようになりました。 また、このアップデートにより、共有プロジェクトで意図したフォントが確実に保持されます。 プロジェクトをパブリッシュすると、フォントは出力ファイル内にパッケージ化され、表示の不整合を防ぎます。 Adobe Fonts にアクセスできないユーザーには、デザインの整合性を保つために代替オプションが用意されています。 プロジェクトに Adobe Fonts を追加する方法について、詳細を確認してください。

Adobe Fonts

カスタムデザインオプションを読み込む / 書き出す

JSON ファイルを使用してカスタマイズされたレイアウトを作成し、カスタムスタイルを定義し、これらのオプションをチームとシームレスに共有します。 Captivate を使用すると、カスタムテーマを ZIP ファイルとして書き出すことができます。このファイルは簡単に読み込んで他のプロジェクトに適用でき、共同作業とデザインの一貫性を確保できます。 Captivate でカスタムデザインオプションを読み込むまたは書き出す方法について、詳細を確認してください。

デザインオプションを読み込む

プロジェクトに Web オブジェクトを追加

Web オブジェクトを使用すると、HTML5 メディア、ビデオ、PDF などの外部コンテンツを直接 Captivate スライドに埋め込むことができます。 これにより、サードパーティのリソースのインタラクティブ性が向上し、より優れた形で統合できるようになります。 Web オブジェクトは、URL、埋め込みコード、またはアップロードされた PDF を使用して追加できるため、コンテンツを柔軟に取り込むことができます。 これらのオブジェクトの外観は、キャプション、字幕、およびインタラクティブボタンを使用してカスタマイズできます。 Adobe Captivate における Web オブジェクトについて、詳細を確認してください。

Web オブジェクト

AI ボイスを使用して音声読み上げを生成

Adobe Captivate では、作成者が AI を活用したボイスを使用して、クローズドキャプションをリアルなオーディオに変換できるようになりました。また、コースのトーンやスタイルに合わせて、アクセント、言語、性別、トーンを幅広く選択できます。 この機能により、自然で高品質なナレーションが提供されます。また、作成者が複数のキャプションを選択し、個別またはすべてのキャプションに異なる音声エージェントを一括で割り当てることができるようになったことにより、学習者のエクスペリエンスも向上します。 また、キャプションや音声エージェントが変更されるたびにオーディオを更新する機能を提供することで、一貫性を確保し、エンゲージメントとアクセシビリティを向上させます。 Captivate での音声読み上げの生成について、詳細を確認してください。

クローズドキャプション用の新しい音声選択ウィンドウの画像です

テキストプリセット名を変更

独自のブランディングとコンプライアンスの要件に対応するために、Captivate ではテキストプリセットの名前を変更できるようになりました。 例えば、「見出し 1」のような汎用名を、「コースタイトル」または「セクションヘッダー」に変更して、組織標準に合わせることができます。 名前を変更したプリセットはグループ化されて簡単にアクセスできるようになり、テーマを使用して書き出すことによってプロジェクト間で一貫した適用を実現できます。

テキストプリセットを変更

アクセシビリティを強化

このリリースのアクセシビリティの機能強化には、プロジェクトにグローバルなスピーチエージェント言語を設定する機能が含まれます。 この機能は、作成者が言語を一度定義しても、その言語を個々のコンポーネントごとに上書きできる柔軟性を保持することで、ワークフローを簡素化します。 グローバル設定では、事前設定された要素は上書きされないため、以前のカスタマイズがそのまま維持されます。

その他の機能強化

このアップデートでは macOS Sequoia(15.x)との互換性が導入され、macOS のユーザーにスムーズなパフォーマンスを保証します。 IBM Plex Sans や IBM Plex Mono などの新しいフォントが追加され、クリエイティブの可能性が広がりました。 ドロップダウンインタラクションコンポーネントがホバーステートのカスタマイズを提供するようになり、視覚的な魅力とユーザーエクスペリエンスが向上しました。

このアップデートに含まれているバグの修正

Adobe Captivate(12.5 アップデート)では、以下のバグが修正されています。

  • ドロップダウンオプションにテキストが多く含まれていると、一致するドロップダウン / コンボボックスオプションが視覚的に途切れる場合がある。 
  • シミュレーションスライドのインタラクションにおけるクリックボックスコンポーネントが、クイズ設定でスコア対象として正しく設定されていなかったため、結果スライドのスコア計算から除外される。

必要システム構成

Adobe Captivate 12.5 の必要システム構成を確認してください。

最新バージョンへのアップデート

  1. Adobe Captivate を起動してからヘルプ/アップデートを確認を選択します。 Adobe Captivate アップデータが表示されます。

  2. 「今すぐ更新」をクリックして、アップデートのインストールを開始します。

  3. Adobe Captivate を終了してインストールを続けます。 インストールが完了すると、アップデート完了ダイアログが表示されます。

    更新完了
    更新完了

  4. 閉じる」をクリックします。または、Adobe Captivate を開始するには「起動する」をクリックします。.  

    注意:

    アップデートのインストール後に環境設定を消去する必要があります。 指示に従って、環境設定を消去します。

    • WindowsC:\Program Files\Adobe\Adobe Captivate\utilsCleanPreferencesWin.bat ファイルをダブルクリックします。
    • macOS/Applications/Adobe Captivate/utils/CleanPreferencesMacCleanPreferencesMac ファイルをダブルクリックします。

ヘルプ/アップデートの有無を確認をクリック後、エラー 184 のエラーメッセージが表示される場合があります。

以下の手順に従って、問題を解決します。

  1. バージョン 12.0、12.1、12.2、または 12.3 ではヘルプ/アップデートを確認を選択します。
  2. アップデートが表示されたら、Adobe Captivate アプリを閉じます。
  3. 「今すぐ更新」を選択します。
注意:

アップデートのインストール後に、ビルド番号を確認してください。

  • Windows:12.5.0.35
  • macOS:12.5.0.35

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合