シナリオ
Adobe Connect の仮想会議でビデオポッドと Web カメラを使用してビデオフィードを開始し管理する方法を説明します。
Adobe Connect のビデオポッドを使用すると、主催者とプレゼンターは Web カメラビデオフィードを参加者と共有することにより、魅力的で有益な仮想セッションを実現できます。Adobe Connect はさまざまなビデオ共有オプションをサポートします。
拡張権限を持つ主催者、プレゼンター、および参加者は、各自のコンピューターに接続された Web カメラのビデオを同時に共有することができます。複数の Web カメラを使用している場合、ブロードキャストする Web カメラフィードを選択することができます。 ユーザーが選択を変更するか、接続済みの Web カメラを引き抜いた場合、変更がその場で起こります。 Adobe Connect は、今後の会議のためにこの設定を記憶します。
Adobe Connect 管理者は、ガバナンス基準に準拠するようにポッド、オーディオおよびビデオの設定を変更することができます。 詳しくは、「承諾と制御の設定の使用」を参照してください。
会議中、ビデオフィードはビデオポッドでフィルムストリップまたはグリッドのどちらかのレイアウトで表示されます。強化されたビデオの権限を持つ主催者、プレゼンター、および参加者はすべてのビデオフィードの中から特定のビデオフィードを主要なビデオとして設定できます。
フルスクリーンモードでは、タイトルバーは非表示になり、ビデオフィードのみが表示されます。 フルスクリーンビデオの上端にマウスを重ね、メニューオプションにアクセスして「フルスクリーンを終了する」ボタンを選択します。
シナリオ |
フィルムストリップレイアウト |
グリッドレイアウト |
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ビデオポッドでの表示 |
メインビデオがポッド領域のほとんどを占め、他のビデオは小さいサイズで表示されます。 |
すべてのビデオが均等な領域を占めます。 |
主催者がレイアウトを切り替えた場合 |
主催者のビデオがメインビデオになります。 |
すべてのビデオが同様に表示されます。 |
主フィード |
主催者、プレゼンター、およびビデオの拡張権限を持つ参加者は、ビデオフィードをメインビデオとして設定できます。 |
すべてのビデオが同様に表示されます。 |
Windows の縦横比 |
ユーザー定義。 |
ユーザー定義。 |
Mac の縦横比 |
縦横比 4:3 のワイドスクリーン。 |
ピラーボックスとワイドスクリーン(16:9)。 |
ネットワークと CPU のパフォーマンス |
グリッドモードよりも高性能。 |
負荷に応じて低下する可能性があります。 |
会議の主催者がフィルムストリップレイアウトに切り替えると、主催者のビデオがメインビデオになります。 主催者は、どのビデオでもメインビデオとしてマークできます。 ストリップでフィードが非表示の場合、終端でスクロールアイコンを使用できます。 ユーザーは両端からストリップをスクロールして、別の使用可能なフィードを表示することができます。 フィードをスクロールしても、他のユーザーの画面には影響しません。
レイアウト |
Windows の縦横比 |
Mac の縦横比 |
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グリッド |
ユーザー定義 |
ピラーボックスとワイドスクリーン(16:9) |
フィルムストリップ |
ユーザー定義 |
ワイドスクリーン(4:3) |
Adobe Connect では通常、フィルムストリップモードを使用すると、グリッドモードと比べて帯域幅と処理能力が少なくてすみます。このモードによって、すべての出席者が快適に会議に参加できるようになります。
ビデオポッドで「Web カメラを開始」ボタンをクリックします。
ビデオポッドにプレビュー画像が表示され、カメラの位置を調整できます。 接続された別のカメラを使用する場合は、そのカメラをビデオポッドのオプションメニュー から選択します。
ビデオの共有をキャンセルするには、ビデオポッド内のプレビュー画像の外をクリックします。
自分のビデオをすべての参加者にブロードキャストするには、「共有の開始」をクリックします。
ビデオを一時停止すると、「再生」 をクリックしてブロードキャストを再開するまで、カメラからの最後のイメージブロードキャストはビデオポッドに静止画として残ります。 ビデオを停止すると、ブロードキャストイメージは完全に消えます。
主催者はすべての出席者のビデオを一時停止したり完全に停止することができます。
A. スクリーンを反転またはミラーリング B. ビデオポッドをフルスクリーンにする C. ビデオポッドのすべてのオプションにアクセスするメニューアイコン
帯域幅の消費を最適化するには、Adobe Connect デスクトップ向けアプリケーションを使用してビデオを共有します。アプリケーションを使用するよう促す通知が持続的に表示されます。Adobe Connect アプリケーションについての詳細は、「コンピューターの画面、ドキュメント、ホワイトボードの共有」を参照してください。
デフォルトでは、主催者およびプレゼンターのみがビデオをブロードキャストできます。ただし、ホストは次のいずれかの方法により、参加者がブロードキャストできるようにすることができます。
すべての参加者にビデオを有効にするには、Web カメラボタンの右にあるメニューボタン をクリックし、「参加者に対して Web カメラを有効にする」を選択します。
特定の参加者のビデオを有効にするには、出席者ポッドで 1 人以上の出席者を選択します。 次に、ポップアップメニューからビデオの共有、役割を変更/ホストにする、または役割を変更/プレゼンターにするのいずれかを選択します。
ビデオポッドの各種設定へは、ビデオポッドのメニューから直接アクセスするかビデオポッドの環境設定からアクセスします。
フィルムストリップモードであるビデオをメインビデオとして設定するには、そのビデオにポインターを重ね、「メインビデオとして設定する」をクリックします。
会議室内のビデオポッドを最大化できます。 アイコン をクリックして、「最大化」をクリックします。
特定の Web カメラを選択してビデオポッドから会議で使用することができます。 メニューアイコン をクリックし、「カメラの選択」オプションから、接続されている Web カメラのうち 1 つを選択します。
主催者は、ビデオポッドのオプションメニュー から、フィルムストリップレイアウトまたはグリッドレイアウトを選択できます。
ビデオポッドをフルスクリーンにすることができます。 フルスクリーンモードではタイトルバーは表示されません。 フルスクリーンビデオの上端にマウスを重ね、メニューオプションにアクセスして「フルスクリーンを終了する」ボタンを選択します。 また、Esc キーを押すとフルスクリーンモードをオフにできます。
注意:フルスクリーンモードは最大化オプションとは異なります。前者のオプションは、すべての出席者が右上側の「フルスクリーン」タブをクリックして使用できるのに対し、後者のオプションは主催者だけが使用できます。主催者はすべての出席者に対してスクリーンを最大化できます。
主催者とプレゼンターは「プレゼンタービューを強制」をクリックして、すべての出席者に対して自社の表示設定を適用できます。
注意:小会議室ではビデオポッドの「プレゼンタービューを強制」オプションは使用できません。
Web カメラを開始してビデオの共有を開始する場合は、環境設定で「Web カメラのプレビューを無効にする」を選択してプレビューを無効にします。
環境設定で、「アクティブな発言者にハイライトを当てる」を選択して、その時点で話している発言者のビデオに視覚的なハイライトを当てます。複数の参加者が同時に話すと、複数のビデオがハイライト表示されます。
画面の縦横比としてオプションが 2 つあり、標準(4:3)とワイドスクリーン(16:9)から選択することができます。これらの変更は Web カメラを共有している参加者に対して適用されます。
HD(720p)のライブビデオフィードを共有、使用できます。主催者は会議環境設定でビデオ品質を HD に設定できます。ブロードキャストされる HD フィードは、フィルムストリップモードとグリッドモードの両方で使用できます。パフォーマンスを向上するには、フィルムストリップモードを使用することをお勧めします。
HD ビデオ共有を有効にした場合、会議で使用できる HD ストリームは 1 つのみになります。
会議室に主催者およびプレゼンターが存在する場合は、カメラを最初にオンにした主催者またはプレゼンターが HD ビデオスロットにアクセスして HD ビデオを会議で共有できます。参加者ビューと主催者ビューでは、ビデオにポインターを置くと表示される HD ラベルを使用して、どのビデオカメラが HD であるか確認できます。また、主催者は任意のビデオにポインターを置いて HD ラベルをクリックすることにより、そのビデオを HD に変換したり、HD ビデオスロットを別の出席者(参加者を含む)に回覧したりすることができます。
カメラの発行者は会議環境設定でビデオ品質を HD に変更できます。
HTML クライアントではビデオ設定を利用できません。
複数のサブスクライバーが HD カメラフィードの共有を開始しているときにレイアウトを切り替えた場合、HD フィードが会議でどのように割り当てられるかについては、次の表を参照してください。
共有シナリオ |
フィルムストリップレイアウト |
グリッドレイアウト |
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HD フィードの共有を開始する場合 |
HD は共有しているユーザーを問わず主フィードに割り当てられます。 |
HD フィードは最初の HD 発行者に割り当てられます。 |
フィルムストリップからグリッドに切り替える場合 |
- |
HD は単一の発行者にランダムに割り当てられます。 |
グリッドからフィルムストリップに切り替える場合 |
HD は主フィードに割り当てられます。 |
- |
HD ビデオの発行者が共有を停止した場合 |
主フィードが引き続き HD ストリームになります。 |
解放された HD スロットが、HD カメラストリームを発行する次のユーザーに割り当てられます。HD スロットは既存の HD カメラストリームの発行者には割り当てられません。 |
使用可能なすべての HD スロットが割り当てられた後、ユーザーが共有を開始した場合 |
ユーザーは非 HD ストリームを発行します。 |
ユーザーは非 HD ストリームを発行します。 |
HD ストリームを発行しているユーザーから 非 HD ストリームを発行している別のユーザーに HD スロットを切り替える場合 |
主催者、プレゼンター、およびビデオの拡張権限を持つ参加者は、ビデオフィードをメインビデオとして HD に設定できます。 |
両方のユーザーが発行を停止し、解放された HD スロットを使用して 2 人目のユーザーが発行を開始します。 |
HD フィードを発行できるのは、ビデオポッドの表示領域の高さが 720 pixel 以上ある場合のみになります。ビデオポッドのサイズがこれより小さい場合、フルスクリーンにしても HD は起動しません。HD フィードの発行を開始するには、ビデオポッドの実際のサイズを 720p 以上に変更してください。
会議では、1 人の参加者のみが HD ストリームとしてビデオフィードを発行できます。参加者のハードウェアで HD ビデオを発行することはできませんが、参加者が会議で使用可能な HD スロットを割り当てられている場合、このユーザーのビデオフィードは会議で HD ストリームとして処理されます。現在、HD フィードを識別するインジケーターは表示されません。
Web カメラの解像度の自動調整:ビデオポッド内で最大 3 台のビデオのスイッチがオンになっている場合、各解像度は 720p または標準 HD に設定されます。
4 台以上のビデオのスイッチがオンになっている場合、解像度はより低いものに自動調整されます。
フォーカスビュー:主催者は、Web カメラのスイッチをオンにしている参加者には、ビデオがフォーカスビューで表示されるにように設定できます。
「アクティブな発言者」モード:主催者はアクティブな発言者をフォーカスすることができます。「現在アクティブな発言者を自動的にフォーカスする」チェックボックスをオンにします。このオプションは、フィルムストリップとフォーカスビューで使用できます。
ページネーション:ビデオポッド内のアクティブなビデオの数が 20 を超えると、ビデオがページネーションされ、ページごとに 20 画面のビデオが表示されます。
ビデオテレフォニーポッドでは、主催者が出席者とビデオストリーム(オーディオを含む)を共有することができます。 プレゼンテーションの際に一方向の通信で十分な場合、テレフォニーストリームは双方向コンファレンスよりも適している可能性があります。
この機能は、Adobe Connect をオンプレミスで運用中のお客様のみが使用できます。Adobe Connect 管理者は、ガバナンス基準に準拠するようにポッド、オーディオおよびビデオの設定を変更することができます。 詳しくは、「承諾と制御の設定の使用」を参照してください。
タイトルバーの上部のメニュー から、「ビデオテレフォニー」を選択し、「ストリーミングを開く」をクリックします。
ポップアップメニューから、適切なデバイスを選択します。Adobe Connect システム管理者によって、使用可能なデバイスのリストが作成されます。 詳しくは、「ビデオテレフォニーデバイスの設定」を参照してください。
「接続」をクリックします。
ビデオテレフォニーポッドがすべての出席者に表示されます。 出席者がマウスをポッドに合わせると、ストリームオーディオのボリュームコントロールが表示されます。
主催者は、ポッドの右上で「ストリーミングを一時停止」またはポッドメニューをクリックして、「ストリーミングを閉じる」、「ストリーミングを変更」、または「オーディオをミュート」オプションにアクセスできます。
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