情報 ID
Flash Player 用のセキュリティアップデート公開 | APSB18-03
情報 ID |
公開日 |
優先度 |
---|---|---|
APSB18-03 |
2018 年 2 月 6 日 |
1 |
Windows 版、Macintosh 版、Linux 版、および Chrome OS 版の Adobe Flash Player を対象としたセキュリティアップデートが公開されました。 これらのアップデートにより、Adobe Flash Player 28.0.0.137 およびそれ以前のバージョンで、リモートでコードが実行されるクリティカルな脆弱性が解消されます。この脆弱性が悪用されると、場合によっては対象システムが攻撃者に乗っ取られる危険性があります。
弊社では、CVE-2018-4878 がすでにWindows ユーザーを対象とする限定的な標的型攻撃に使用されているという報告を認識しています。これらの攻撃は、電子メールを介して配布する悪質な Flash コンテンツが埋め込まれた Office 文書を悪用します。
製品名 |
バージョン |
プラットフォーム |
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Adobe Flash Player デスクトップランタイム |
28.0.0.137 とそれ以前のバージョン |
Windows、Macintosh |
Google Chrome 用の Adobe Flash Player |
28.0.0.137 とそれ以前のバージョン |
Windows、Macintosh、Linux および Chrome OS |
Microsoft Edge および Internet Explorer 11 用の Adobe Flash Player |
28.0.0.137 とそれ以前のバージョン |
Windows 10 および 8.1 |
Adobe Flash Player デスクトップランタイム |
28.0.0.137 とそれ以前のバージョン |
Linux |
ご利用中のシステムにインストールされている Adobe Flash Player のバージョンを確認するには、Flash Player についてのページにアクセスするか、Flash Player で実行中のコンテンツを右クリックし、メニューから「Adobe (または Macromedia) Flash Player について」を選択します。複数のブラウザーを利用している場合は、システムにインストールされているブラウザーごとに、この確認作業を行うようにしてください。
アドビは、これらのアップデート版の優先度評価を次のように評価し、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。
製品名 |
バージョン |
プラットフォーム |
優先度 |
入手方法 |
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Adobe Flash Player デスクトップランタイム |
28.0.0.161 |
Windows、Macintosh |
1 |
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Google Chrome 用の Adobe Flash Player |
28.0.0.161 |
Windows、Macintosh、Linux および Chrome OS |
1 |
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Microsoft Edge および Internet Explorer 11 用の Adobe Flash Player |
28.0.0.161 |
Windows 10 および 8.1 |
1 |
|
Adobe Flash Player デスクトップランタイム |
28.0.0.161 |
Linux |
3 |
[1] 「アップデートがある場合に自動的にインストールする」オプションが選択されている場合、アップデートは自動的に受信されます。「アップデートがある場合に自動的にインストールする」のオプションが選択されていない場合は、製品内蔵のアップデート機能から指示があった際に、この仕組みを利用してアップデートを適用できます。
脆弱性のカテゴリー |
脆弱性の影響 |
重大度 |
CVE 番号 |
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解放済みメモリ使用 |
リモートコード実行 |
クリティカル |
CVE-2018-4878 |
解放済みメモリ使用 |
リモートコード実行 |
クリティカル |
CVE-2018-4877 |
この問題をご指摘いただき、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の個人および組織の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。
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