Media Browser を使用してコンテンツを特定します。左側のフォルダーブラウザーを使用して、コンテンツを含むフォルダーを検索します。クリップのサムネールが、Media Browser 内に表示されます。
SpeedGrade ワークフローはフッテージの読み込み、カラーグレーディング、完成したコンテンツのレンダリングの主要な 3 段階で構成されます。
次のタブを使用して、ワークフローを実行します。
- 「Media」タブをクリックして、フッテージを読み込むための Media Browser にアクセスします。
- 「Color」タブをクリックして、カラーグレーディングの適用のための Monitor ビューにアクセスします。
- 「Render」タブをクリックして、完成したプロジェクトのレンダリングを出力するための Output ビューにアクセスします。
これらすべてのタブには、SpeedGrade のメインユーザーインターフェイスからアクセスできます。
フッテージの読み込み
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クリップがたくさんある場合は、次のようにクリップを管理できます。
- アルファベット順にソートする。
- タイムコードの範囲、解像度、または更新日時でソートする。
- 特定のファイルタイプだけが表示されるようにフィルタリングする。
- 特定のファイル名またはファイル名拡張子で検索する。
Media Browser -
ダブルクリックまたはドラッグして、クリップをタイムラインに追加します。
- ハンドルでクリップをドラッグし、タイムラインに再配置します。
- インポイントおよびアウトポイントを設定し、コンテンツをレビューまたはカラーグレーディングするときに Timeline ビュー間で切り替えます。
- 最大 9 つの再生ヘッドを追加できます。詳しくは、複数の再生ヘッドを使用してフレームを比較を参照してください
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必要に応じて、タイムラインで Edit Decision Lists(EDL)を読み込みます。詳しくは、シーケンスのカラー調整を参照してください。
- EDL を追加するには、デスクトップビューで EDL をダブルクリックします。
- クリップを EDL に追加するには、Timeline パネルで「Reels」を選択し、「Load from Desktop」をクリックします。
カラーグレーディングの適用
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カラー調整を適用し、写真に合わせて黒と白のバランスを調整します。詳しくは、クリップのカラー調整を参照してください。
- 画像全体、シャドウ、中間調、またはハイライトに一次カラー調整を適用します。
- カラー範囲を選択し、二次カラー調整を適用します。
- 波形、ヒストグラム、およびベクトルスコープを使用して、黒のバランス調整やハイライトなどのカラー調整が正確に行われるようにします。
- 画像全体、シャドウ、中間調、またはハイライトに一次カラー調整を適用します。
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エフェクト、フィルムスタイルのフィルター、およびマスクを使用して、クリエイティブな Look をデザインできます。
- 新しいカラー調整レイヤーを追加して Look を構築します。
- たとえば、周辺光量補正を作成するために、個々のレイヤーにマスクを適用します。
- 追加できるレイヤーの数に制限はなく、必要に応じて並べ替えることができます。変更を適用しても、画像が影響を受けることはありません。
- 各レイヤーには独自の不透明度スライダーがあり、Look 全体への影響は調整できます。
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Continuity Checker 機能と Automatic Shotmatch 機能を使用して 2 つのビデオショット間のカラーグレーディングを一致させます。
- 参照用の別のショットを使用して、露出不足または露出オーバーのフッテージを素早く修正することができます。
- 外部イメージのグレーディングを一致させます。例えば、Adobe Photoshop で作成したカラーグレーディングをビデオクリップに適用します。
これらの機能について詳しくは、Continuity Checker と Automatic Shotmatchを参照してください。
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フレーム内の動きやライトの変化に合わせて、マスクやカラー調整をアニメートします。
- マスクまたはカラー調整トラックにキーフレームを追加します。
- キーフレームの位置でマスクまたはカラーを調整します。
- SpeedGrade はキーフレーム間のトランジションをスムーズにアニメートします。
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カラー調整を Look ファイルとして保存し、これらの Look をフッテージに追加します。Look をフッテージに適用し、フッテージを選択して Look ファイルをクリックします。
- Look ファイルにはカラー調整のすべてのレイヤーと設定が保存されます。
- Look ファイルをクリックして、タイムラインで選択されたフッテージに適用します。
- Look パネルで既存の Look を編集します。
- 別のアプリケーションまたはデバイスで使用するために、Look を LUT として書き出します。
「Look」タブには、保存する Look のプリセットを効率的に整理したり、表示したり、最小限に抑えるための「Look Management Browser」が含まれます。
Look Management Browser -
プロジェクトでの作業中に、すべてのクリップやカラー調整設定を含めてタイムラインを SpeedGrade プロジェクトとして保存します。
Ctrl + S キー(Windows の場合)または Cmd + S キー(Mac OS の場合)を押すと、Save Timeline As ダイアログボックスが表示されます。
ヘルプやチュートリアルについて詳しくは、カラー調整を参照してください。
コンテンツをレンダリング
コンテンツをレンダリングして、レビューのための編集用下見フィルム、オフライン編集のためのプロキシメディア、または最終的な配信のためのマスターを作成します。
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タイムラインでレンダリングするコンテンツで開始し、「Render」タブをクリックして Output パネルを表示します。
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パネルの上から下の順に進行し、レンダリングに設定を適用します。
- 場所を選択し、レンダリングされるコンテンツのファイル名を作成します。
- 出力形式と情報の焼き込みをするかどうかを選択します。詳しくは、フレーム上の焼き込み情報の表示を参照してください。
- 最終的なマスターには Online Quality を選択します。またプロキシおよび編集用下見フィルムには Offline Quality を選択します。
専用ツールとワークフロー
カラースペース
Timeline パネルで様々なファイル形式を使用するには、「Color Space Defaults」を使用します。
カメラを自動的に一致させる
マクベスのカラーチャートテストショットを使用して、カメラを自動的にキャリブレーションします。
パン & スキャン
パン & スキャントラックをクリップに追加して、コンテンツを再フレーム化します。詳しくは、パン & スキャンによるショットのフレーミングの調整を参照してください。
切り抜き
Crop ツールを使用して、フレームのサイズを変更します。
Dynamic Quality
「Dynamic Quality」を使用して、ディスプレイで様々な解像度での表示に対応します。
縦横比
Aspect Ratio ツールを使用して、1:1 の縦横比でアナモルフィックなコンテンツを表示します。
Burn-in
Burn-in ツールを切り替えて、フレーム内のファイル情報を表示または非表示にします。詳しくは、フレーム上の焼き込み情報の表示を参照してください。
Alexa および RED のデフォルトフォーマット
Timeline パネルの「F rmat Default」タブで、「Alexa」または「RED」フォーマット設定を選択します。
ステレオ
Timeline Setupパネルで、「Stereo」チェックボックスをオンにして、ステレオツールをアクティブ化します。詳しくは、SpeedGrade でのステレオスコープワークフロー(Adobe TV ビデオ)を参照してください
。Scene Detection
「Scene Detection」を使用して、アーカイブされたマテリアルでのシーンの変更を特定します。詳しくは、シーンの変更の検出(ヘルプ記事)またはSpeedGrade でのシーンの変更検出の使用(Adobe TV ビデオ)を参照してください。
Consolidate Reels
プロジェクトで使用されるクリップのコピーを作成し、アクティブな保存容量を保存します。
Save EDL
SpeedGrade プロジェクトから EDL を書き出します。
Annotations
クリップまたは個々のフレームに注釈を追加します。
オーディオトラック
デスクトップからフッテージにオーディオトラックを追加します。
関連トピック
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