Adobe Premiere Pro と SpeedGrade のワークフロー

通常、カラー調整プロセスは、ポストプロダクションワークフローの最後の手順です。高い解像度のマテリアルまたは RAW ファイルを処理する場合、Adobe Premiere Pro でオフライン編集を行うために、SpeedGrade でサイズの小さいプロキシファイルを作成することによってワークフローを開始できます。編集が完了したら、調整および仕上げを行うために、SpeedGrade で編集をソースマテリアルに再リンクできます。

一般的な編集と調整のワークフロー

  1. Adobe Premiere Pro で編集します。

  2. フッテージを SpeedGrade に送信するには、次の手順を実行します。

    • 圧縮ファイルを処理する場合は、File/Send to Adobe SpeedGrade を使用します。Premiere Pro で DPX シーケンスをレンダリングし、SpeedGrade で開きます。

      注意:DPX シーケンスが作成されるため、このオプションは、画像がロックされ、仕上げの準備ができている短いプロジェクトに適しています。

    • RAW ファイルまたはサイズの大きいプロジェクトを処理する場合は、EDL を書き出します。Adobe Premiere Pro ヘルプの EDL ファイルとしてのプロジェクトの書き出しを参照してください。
  3. SpeedGrade でマテリアルを読み込み、カラー補正を適用します。

  4. 最終出力ファイルフォーマットにレンダリングします。

  5. ストレージの DPX シーケンスをレンダリングします。

    注意:

    タイトルや最終的なオーディオの追加などの仕上げ作業のために、DPX シーケンスを Premiere Pro に読み込み、最終的なマスターを書き出すこともできます。非圧縮 DPX シーケンスを読み込むと、Premiere Pro から再び書き出す際に画質が維持されます。

オフラインでの編集と調整のワークフロー

オフラインワークフローは RAW ファイルなどの高解像度のマテリアルを処理する際に役立ちます。

  1. ソースフッテージを SppedGrade に読み込みます。
  2. 基本ファーストライトカラー補正を適用します。
  3. プロキシをレンダリングします。オフライン編集のためのプロキシファイルの作成を参照してください。
  4. Premiere Pro にプロキシを読み込み、フッテージを編集します。
  5. Premiere Pro から、EDL を書き出します。Adobe Premiere Pro ヘルプの EDL ファイルとしてのプロジェクトの書き出しを参照してください。
  6. SpeedGrade では、EDL を使用してソースファイルを再リンクします。EDL の最適化 - 複数クリップのワークフローを参照してください。
  7. 最終的なカラー補正をフル解像度のソースフッテージに適用します。
  8. 出力のファイル形式をレンダリングします。
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