Adobe Acrobat および Reader に関するセキュリティアップデート公開 | APSB19-17
情報 ID 公開日 優先度
APSB19-17 2019 年 4 月 9 日 2

要約

Windows 版および macOS 版の Adobe Acrobat および Reader に関するセキュリティアップデートが公開されました。これらのアップデートは、クリティカルな脆弱性および重要の脆弱性に対処します。この脆弱性が悪用されると、現在のユーザーのコンテキストで任意のコード実行の原因になりかねません。  

対象のバージョン

製品名 トラッキング 対象のバージョン プラットフォーム
Acrobat DC  連続トラック
2019.010.20098 とそれ以前のバージョン 
Windows および macOS
Acrobat Reader DC 連続トラック
2019.010.20098 とそれ以前のバージョン Windows および macOS
       
Acrobat 2017 Classic 2017 2017.011.30127 とそれ以前のバージョン Windows および macOS
Acrobat Reader 2017 Classic 2017 2017.011.30127 とそれ以前のバージョン Windows および macOS
       
Acrobat DC  Classic 2015 2015.006.30482 とそれ以前のバージョン  Windows および macOS
Acrobat Reader DC  Classic 2015 2015.006.30482 とそれ以前のバージョン  Windows および macOS

解決策

以下の手順に従って、ソフトウェアのインストールを最新バージョンに更新されることをお勧めします。
最新バージョンは、次のいずれかの方法で入手可能です。

  • 「ヘルプ/アップデートを確認」を選択して、製品のインストールを手動で更新することができます。
  • 製品のアップデートが検出されると、ユーザーが操作しなくても製品は自動的にアップデートされます。
  • Acrobat Reader のフルインストーラーはAcrobat Reader ダウンロードセンターからダウンロードできます。

IT 管理者(管理環境)の場合:

  • エンタープライズインストーラーは ftp://ftp.adobe.com/pub/adobe/ からダウンロードするか、またはインストーラーにリンクされている特定のリリースノートを参照してください。
  • AIP-GPO、bootstrapper、SCUP/SCCM (Windows 版)、あるいは macOS 版では、Apple Remote Desktop、SSH など、好みの方法でアップデートをインストールします。

アドビは、これらのアップデートの優先度評価を次のように評価し、対象製品をご利用のお客様に最新バージョンへのアップグレードを推奨します。

製品名 トラッキング アップデートバージョン プラットフォーム 優先度評価 入手方法
Acrobat DC 連続トラック 2019.010.20099 Windows および macOS 2

Windows


macOS

Acrobat Reader DC 連続トラック 2019.010.20099
Windows および macOS 2

Windows


macOS

           
Acrobat 2017 Classic 2017 2017.011.30138 Windows および macOS 2

Windows

macOS

Acrobat Reader DC 2017 Classic 2017 2017.011.30138 Windows および macOS 2

Windows

macOS

           
Acrobat DC Classic 2015 2015.006.30493 Windows および macOS 2

Windows

macOS

Acrobat Reader DC Classic 2015 2015.006.30493 Windows および macOS 2

Windows

macOS

脆弱性に関する詳細

脆弱性のカテゴリー 脆弱性の影響 深刻度 CVE 番号
境界を越えた読み取り  情報漏えい   重要

CVE-2019-7061

CVE-2019-7109

CVE-2019-7110

CVE-2019-7114

CVE-2019-7115

CVE-2019-7116

CVE-2019-7121

CVE-2019-7122

CVE-2019-7123

CVE-2019-7127

境界を越えた書き込み 任意のコード実行  クリティカル   

CVE-2019-7111

CVE-2019-7118

CVE-2019-7119

CVE-2019-7120

CVE-2019-7124 

型の混同   任意のコード実行   クリティカル   

CVE-2019-7117

CVE-2019-7128

解放済みメモリ使用   任意のコード実行   クリティカル   

CVE-2019-7088

CVE-2019-7112

ヒープオーバーフロー 任意のコード実行   クリティカル   

CVE-2019-7113

CVE-2019-7125

謝辞

この問題を指摘し、ユーザーの保護にご協力いただいた以下の個人および組織の皆様に対し、アドビより厚く御礼を申し上げます。   

  • Cisco Talos の Aleksandar Nikolic 氏(CVE-2019-7125) 

  • FireEye Inc. の Dhanesh Kizhakkinan 氏(CVE-2019-7113)

  • Palo Alto Networks の Bo Qu 氏と Knownsec 404 セキュリティチームの Heige 氏(CVE-2019-7061) 

  • Tencent Security Xuanwu Lab の Ke Liu 氏(CVE-2019-7114、CVE-2019-7115、CVE-2019-7124)

  • iDefense Labs と Source Incite の Steven Seeley 氏(mr_me)による協力(CVE-2019-7088、CVE-2019-7116、CVE-2019-7117、CVE-2019-7128) 

  • Trend Micro の Zero Day Initiative 経由の Steven Seeley 氏(CVE-2019-7127)

  • STARLabs の Wei Lei 氏(CVE-2019-7118、CVE-2019-7119、CVE-2019-7120、CVE-2019-7121、CVE-2019-7122、CVE-2019-7123) 

  • TCA/SKLCS Institute of Software Chinese Academy of Sciences の Xu Peng 氏と Su Purui 氏および 360 Codesafe Team of Legendsec (CVE-2019-7112)

  • Trend Micro の Zero Day Initiative 経由の Chengdu Security Response Center of Qihoo 360 Technology Co. の Zhiyuan Wang 氏(CVE-2019-7109、CVE-2019-7110、CVE-2019-7111)